2019年03月26日

世界で一番の先生はケニアのタビチ先生

今日はケニアのニュース(英国紙The Guardian, BBC, ケニア紙Daily Nationの報道より)について投稿します。

バーキー財団(the Varkey Foundation)が主催する「グローバル・ティーチャー賞」が発表となり、179か国10,000人以上の先生の中からケニアのピーター・タビチ先生(36歳)が一番に輝きました。
受賞の際のコメントで、「生徒たちが達成してきたことのおかげで、私はここにいます。この賞は、彼らにチャンスを与えます。そして、世界に彼らがなんでもできることを伝えるのです」と、仰ったそうです。

タビチ先生はカトリックの13世紀から続く聖フランシスコの修道僧で、科学を教えています。
勤めている学校は、ナイロビから北西に200kmほどのプワニ村(Pwani Village)の高校です。舗装されていない道を生徒が6―7km歩いて通学するような場所にあります。生徒の90%以上が貧しい家庭の出身で、生徒の約3分の1が孤児または片親です。

そんな中、タビチ先生は、給与の80%に当たる額を生徒の教科書や服などに工面しながら、教鞭をとっていらっしゃいます。また、「才能養成クラブ」を設立し、学校の科学クラブで研究プロジェクトの計画などを指導しているとのことです。タビチ先生の尽力のお陰で、クラブに所属する生徒がケニアの科学全国大会などに参加するほどの実力をつけたそうです。また、生徒が地元の植物を利用して電気を発電するプロジェクトを立案し、英国王立科学会の賞を受けました。


逆境を跳ね除けるぐらいの熱い先生がいるケニア。子どもたちの未来が明るいと信じたいですね。
タビチ先生の受賞は、学校で働く同僚の先生方も勇気づけられていると思います。

残念なことに、トイレ・手洗いプロジェクトの視察の中では、学校の先生方のトイレだけが清潔に保たれていて、児童・生徒のトイレは非常に不潔な状態の学校もありました。
また、学校には保健衛生クラブがありますが、活動実態のないところが多く、非常に残念でした。
ケニアの学校で、先生がロールモデルとなるよう、1人1人の先生が意識を持った活動をしてくださると嬉しいですね。

SoH

より詳しくは、こちらの記事(英文)をご覧ください。
By Jedidajah Otte, the Guardian. "Kenyan science teacher Peter Tabichi wins $1m global award."
https://www.theguardian.com/education/2019/mar/24/kenyan-science-teacher-peter-tabichi-wins-1m-global-award

By Sean Coughlan, BBC. "Kenyan science teacher Peter Tabichi wins global prize."
https://www.bbc.com/news/business-47658803

By Eric Matara, Daily Nation. "Kenya's Peter Tabichi crowned world's best teacher."
https://www.nation.co.ke/news/Kenyan-science-teacher-wins-Sh100m-prize/1056-5040250-pyde0q/
posted by resultsjp at 00:33| Comment(3) | 情報
この記事へのコメント
タビチ先生のような方が増えると学校に通うのが楽しくなりそうですね
Posted by ことり at 2019年03月26日 13:42
教育の重要性を感じました。自国の伝道者が出てきて頼もしい限りです。生徒の発案した事業も興味深いですね。
Posted by ひら at 2019年03月31日 20:27
タビチ先生に教わった生徒達の中から、将来を担う素晴らしい人材が出てきて欲しいと思います。
Posted by しん at 2019年04月02日 19:16
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