2019年04月18日

NHKと外務省が開発資金フォーラムでのサイドイベントを報道>国際連帯税など紹介

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先に41518日開発資金に関する国連経済社会理事会年次フォーラムが開催され、その合間の416日に“開発のための革新的資金調達に関するリーディング・グループ(LG)”がサイドイベントを開催するとお知らせしました。そのイベントにつき、NHKテレビと外務省が報道していますので紹介します。

NHK】「SDGs」実現へ 国連で会合 国際連帯税の事例など紹介

世界の貧困や格差の撲滅などを目指す国連の「SDGs」=「持続可能な開発目標」の実現に向けて話し合う会合が開かれ、国際的な経済活動への課税や、SDGsに貢献する企業に投資する債券の発行など、資金調達に向けた具体的な事例が紹介されました。この会合は、日本やフランスの国連代表部が主催して16日、ニューヨークの国連本部で開きました。

この中で、フランスの出席者は、国際的な取り引きに課税する「国際連帯税」の1つとして2015年に導入した航空券への課税で、年間250億円の税収を得て途上国支援などに充てていると紹介し、企業の収益悪化も見られないことから普及を検討すべきだと主張しました。

また、日本の星野俊也国連次席大使も「国際連帯税に光を当てて、革新的な資金調達の議論を活性化する必要がある」と指摘したうえで、SDGsに貢献する企業に投資する債券の発行や、JICA=国際協力機構が実施している公的資金と民間資金を組み合わせた途上国支援の仕組みを取り上げました。

国連は2030年までに貧困や格差の撲滅、それに教育や医療の普及を目指すSDGsの達成には巨額の資金が必要で、政府だけでなく民間の投資が不可欠だとしています。

日本はSDGsの資金調達を話し合う国連加盟国グループのリーダー国の1つで、日本の国連代表部は秋の国連総会に向けて、資金調達の提言の取りまとめに取り組むとしています。

(田中注:「2015年に導入した航空券への課税」とありますが、航空券税が導入されたのは2006年ですので、「2015年中に…250億円の税収を得て」というのが正しいと思います)


【外務省報道】国連経済社会理事会開発資金フォーラムにおけるサイドイベント

「持続可能な開発のための革新的資金調達:規模とインパクト」の開催(結果)

1416日,国連本部において,国連経済社会理事会開発資金フォーラムにおけるサイドイベント「持続可能な開発のための革新的資金調達:規模とインパクト」が開催されました。

2 このサイドイベントは,本年,「開発のための革新的資金調達リーディング・グループ」の議長国を務める日本が,同グループ常設事務局を担うフランス,メンバー国のドイツ及びインド,国連開発計画(UNDP)と共催したものです。

3 基調講演では,コンセイソンUNDP人間開発報告書室長から,革新的資金調達に関するこれまでの議論を振り返りつつ,今後さらに革新的資金調達を前進させるためには,SDGsの相互連関性や共通便益に着目し,連帯税も含め目的意識の共有を進めつつ,技術面のみならず制度面の革新を模索することの重要性が指摘されました。

4 パネルディスカッションでは,国際連帯税,ブレンディッド・ファイナンス,インパクト投資等の開発のための革新的資金調達に関し,これまでの進展,SDGs達成に向けたさらなる規模の拡大やインパクトの確保のための課題等について,各国や各機関の取組事例を交えつつ,発言がありました。

5 閉会挨拶では,星野俊也国連大使から,パネルディスカッションを踏まえ,革新的資金調達の規模の拡大とインパクトの確保のためには,G7G20,国連ハイレベル会合等でのパートナーシップを通じた政治的意志の醸成と国際的なフォーラムや国際機関における技術的な検討が必要である旨述べました。その観点から,G20及び「開発のための革新的資金調達リーディング・グループ」の議長国として,河野外務大臣が様々な国際会議で国際連帯税を含む革新的資金調達の議論を喚起してきたことを紹介するとともに,開発資金に関する機関間タスクフォースやOECDによる技術的な検討を歓迎する旨発言しました。

[参考]

1)日時 :416日(火曜日)1315分から1430

2)場所 :ニューヨーク・国連本部

3)共催者:フランス,ドイツ,インド及び国連開発計画(UNDP

4)プログラム概要

開会挨拶:星野国連大使

基調講演:コンセイソンUNDP人間開発報告書室長

パネルディスカッション:シュピーゲル国連経済社会局持続可能な開発資金事務局政策分析・開発部チーフ(モデレーター),イティエ・フランス社会連帯経済社会イノベーション担当高等弁務官,ペーター・ドイツ経済協力開発省開発資金ドナー関係課長ブシシャ国際開発研究基金プログラムマネジャー(フランス),カカヌール・インド国連次席大使ビドヴィック・センブラル基金会長(ボリビア),シュッテOECD持続可能な開発資金課長

質疑応答

閉会挨拶:星野国連大使

★写真は、NHKテレビより

(報告:田中徹二・グローバル連帯税フォーラム/日本リザルツ理事)


posted by resultsjp at 13:52| Comment(4) | 国際連帯税の推進
この記事へのコメント
G20に向けて河野太郎外相のリーダーシップのもと、取り組みが加速していくといいですね
Posted by ことり at 2019年04月19日 14:30
フランスの実績を見習って日本も是非お願いします。
Posted by ひら at 2019年04月21日 14:52
資金調達と使途についての議論と結論にも是非注目を!
Posted by Field at 2019年04月23日 16:38
以前、理論がしっかりしているだけでなく声の大きさも必要という話がありました。国際連帯税はしっかりと理解してもらえればおのずと声が大きくなると信じています。
Posted by しん at 2019年04月24日 08:51
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