2019年06月02日

栄養セミナー(成長チャート編)

日本リザルツケニア事務所では、先月ウエストランズサブカウンティにある8つの小学校で身体測定を実施してきました。9歳〜15歳の171名分の計測結果を集計、分析し、新たに課題が見えてきました。

ケニア政府が発行しているデータをもとに、身長と体重を年齢別にNormal(標準、もしくは過体重)Mild(やや大体重)Moderate(低体重)Severe(深刻な栄養問題がある)4段階に分けて評価した結果、Mild以下の低体重の子どもが33.2%、低身長の子どもが32.3%もいることが分かりました。

日本の小学生における痩身傾向児は、3.5%未満であり、いかに多くの子どもが低体重の問題を抱えているかということが分かります。

一方で、ローレル指数を指標に肥満、太り気味、標準、痩せ気味、痩せ過ぎの5段階で評価したところ、全体の5.2%が太り気味以上であることも分かりました。カンゲミ地区を含めた6校で太り気味以上の子どもが見受けられたことから、スラム街でも肥満が問題になっていることが考えられます。こちらは合わせて取得した食事調査をもとに更に分析を進めたいと思います。


IMG_20190602.jpg

ケニアには身体測定の習慣がないため、ほとんどの子どもにとって今回が初めての身体測定でした。

身長、体重は健康状態を知る上で、また子どもの成長をはかる指標となります。学校の先生や子どもたち自身がその意義を感じ、身体測定の習慣が根付いたら良いなと思います。


Taki


Reference Charts for Nutrition Diagnosis and Protocol for Food by Prescription

https://www.fhi360.org/sites/default/files/media/documents/Reference%20Charts%20for%20Nutrition%20Diagnosis%20and%20Protocol%20for%20Food%20by%20Prescription.pdf

内閣府 子供・若者白書

https://www8.cao.go.jp/youth/whitepaper/h30honpen/pdf_index.html



posted by resultsjp at 23:13| Comment(3) | 情報
この記事へのコメント
太っている子と痩せている子でそれぞれ何を食べているのかが気になります。食事内容もそうですが、量も知れるといいですね。
Posted by ことり at 2019年06月02日 23:21
内閣府の子ども白書見て驚きました。難しいことばかり出てきます。難しいことを考えすぎて却って問題を複雑化していませんか。子どもの将来目標から逆算して今の生き方を提示するのが政治家の役目と思います。
Posted by ひら at 2019年06月03日 00:47
発展していく中で、格差が着実にできてきているということでしょうか。
Posted by しん at 2019年06月06日 09:04
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