2019年11月28日

G20外務大臣会合:革新的資金調達・国際連帯税の議論されず

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112223日名古屋市においてG20外務大臣会合が開催され、(1)自由貿易の推進とグローバル・ガバナンス、(2)SDGs(3)アフリカの開発、について議論されました。この中で、(2)について、革新的資金調達など資金問題が課題に上るかと思いましたが、そうではなかったようです。

6月のG20大阪サミットや7月のG7パリ開発大臣会合で「革新的資金調達メカニズム」の重要性が訴えられましたので、当然その流れに沿うと思われました。たいへん残念です。

ともあれ、昨日の外務省報道官の会見で外相会合と関連しての国際連帯税が話題となりましたので、お知らせします。また、質問した東京新聞記者が本日の朝刊に記事を書いていますので、併せてお知らせします。


大鷹外務報道官会見記録 1127

国際連帯税

【東京新聞 木谷記者】先日のG20名古屋外相会合の関連でお伺いします。全体会合のSDGsのセッションの中でですね,SDGs実現のための資金調達や国際連帯税についてどのような議論がなされたのか,ちょっとご紹介いただきたいと思います。またこのテーマで日本側からどのような意見表明があったのかも合わせて教えてください。

【大鷹外務報道官】途上国においてですね,SDGsの達成には年間25兆億(ママ)ドルが不足するというふうに言われていてそういった問題を克服するためにいろんな新たな資金動員,革新的資金調達,Innovative Financingという言い方をします,が必要であるというふうに議論が出てきてるところです。そのひとつの手段として国際連帯税があるというふうに私どもは考えております。お話にもありました名古屋でのSDGsのセッションの中ではですね,9月のSDGsサミットでの議論を踏まえて,2030年までを「行動の10年」とするために,モニタリングを着実に行いながら,進捗に遅れが見られる分野における取り組みを強化して,行動を加速化すべきとの点で一致して,それと共に2030年アジェンダの達成のために大きな資金需要があるとの指摘が各国からもなされまして,新たな資金動員を官民で連携して行っていくことの重要性,必要性が再確認されたところです。日本としてはですね,G20大阪サミットやG20名古屋外相会合の成果も踏まえてですね,今後ともSDGsの達成のための新たな資金動員に関する国内外の議論に積極的に関与していきたいと考えております。

【東京新聞 木谷記者】外務省内でも有識者懇談会を立ち上げてますが,是正改正含めて,今後,国際連帯税の導入に向けてどのように取り込もうというお考えでしょうか。

【大鷹外務報道官】お話いただいた有識者懇談会におきましては,国際連帯税もひとつの論点としてありますが,それ以外も,いわゆるインパクト投資とかブレンディッド・ファイナンス等といったものも革新的資金調達の方法としてですね,あり得るんではないかという類の議論が今行われていて,それぞれの手法についてのメリット・デメリットについて議論を行っているところです。この懇談会から今後提言をいただいて,国際連帯税を含むいわゆる革新的資金調達の議論を加速化させられればいいなと思っているところです。


(報告:田中徹二・グローバル連帯税フォーラム/日本リザルツ理事)

posted by resultsjp at 13:33| Comment(2) | 国際連帯税の推進
この記事へのコメント
大臣が変わって風向きが変わったということなのでしょうか。先行きが気になります。
Posted by ひよこ at 2019年11月28日 16:14
議題に挙がらなかったことが報じられるということ自体はありがたいことと思いますが、怪しい雲行きですね。
Posted by しん at 2019年11月29日 08:16
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