本書は2019年5月に発行されたものであり、イスラエルのガザ地区の現状が詳細に描かれています。
ガザ地区では、人々が将来に対して希望を持つことができません。平和な国であれば、若者は自分の将来に夢を持ち、明るく生きていくことができるはずです。ところがガザ地区では、空港は破壊され港湾の使用も規制されており、各地に検問所があるため、自由に外の世界に行くことすらできません。著者の清田先生はUNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)の保健局長という立場で、パレスチナで働かれており、現地で実際にガザ地区の人々と接しています。その視点からガザ地区の悲惨な現状を書いているのです。
現在は全体の1/4ほどまで読んだところですので、これから読み進めて、みなさんに本の内容をご紹介していきたいと思っています。
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