まずは第1部のGGG+セッションの様子をご紹介します。
結核予防会の小野崎郁史先生の司会で第1部が始まり、各省庁や関係企業、学生も参加し、主に結核の現状やコロナ禍での保健分野について議論がされました。
まずは、会の開催に際し、内閣総理大臣補佐官の和泉洋人様から、日本の国際保健における役割とGGG+フォーラムに期待することについて、メッセージをいただきました。日本リザルツの20歳のインターン園田開が代読させていただきました。
続いて、厚生労働省正林督章健康局局長からコロナ禍での結核対策についてお話いただきました。
外務省国際保健政策室の江副聡室長からは、ご自身が中心となり携わられた2018年の国連総会結核ハイレベル会合からの歩みと今後の課題について、ご意見をいただきました。
ここからは結核抑止に向けた日本の技術の紹介です。
大塚製薬の川ア昌則様からは、世界各国の多剤耐性結核治療に使用されている抗結核薬「デラマニド」の普及に向けた取り組みを紹介いただきました。
富士フイルム様からは、高橋映生様と守田正治様の2名でご参加いただき、尿を検体とする新たな結核診断キットの開発と国際機関との連携についてご発言をいただきました。
続いて、栄研化学の常務執行役の渡一様には、迅速結核診断機器のTB-LAMPの普及について、最新の情報を紹介いただきました。
ニプロの取締役である岩佐昌暢様からは、多剤耐性結核診断機器「ジェノスカラー」の開発に向けた取り組みと、GDFとの連携可能性について、お話をいただきました。
JICAから、国際協力専門員の磯野光夫様と技術審議役の田中剛様よりJICAにおける結核の事業について発表いただきました。
学生からもご意見をいただきました!
ACTアクセラレータについて、ビル&メリンダ・ゲイツ財団の柏倉美保子様から最新の情報を共有いただきました。
最後は、結核根絶の第一人者である結核研究所名誉所長の森亨先生にセッションの総括をしていただきました。
時間が足りないくらいの熱いセッションとなりました!
(いとう)