師走の候、今年も残すところあと僅かとなりました。
本年は日本リザルツの活動に多大なるご協力をいただきまして、本当に有難うございました。
振り返りますと、2021年は東京オリンピック・パラリンピックはもちろんのこと、国際保健に関する大きな国際会議が日本で開催された年でもありました。6月には日本はAMCサミットを主催し、COVAXファシリティーに新たに8億ドルの拠出を表明。これまでに総額10億ドルの資金拠出を実施し、ワクチン分配における国際協調を世界各国に先んじて進めてきました。12月に開催された東京栄養サミットにおいては、日本は3000億円(28億ドル超)もの拠出を宣言。全体で300以上のコミットメントが提出され、およそ270億ドル(3兆618億円)栄養関連の資金拠出がなされました。また、世界銀行グループの国際開発協会 (IDA) の第20次増資最終会合では、日本は過去最大の3,767億円(34億ドル相当) を拠出することを表明しました。コロナ禍という難しい局面の中、東京オリンピック・パラリンピックと一連の国際会議を無事に終えることができた上、日本のリーダーシップを世界に示すことができたのは、他でもない皆様のお力添えのお陰です。心より感謝申し上げます。
浅野前理事長が国際協力は「お互いに愛するということから始まる」とよく言っていましたが、コロナ禍で先が見通しづらい状況だからこそ、思いやりの気持ちを持ち、皆が手と手を取り合って問題を解決していく必要があると感じております。1人でも多くの方が健やかに笑顔で、尊厳を持って暮らせる世界を目指せるよう、2022年も地道に取り組みを続けて参りますので、引き続きご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
新年は1月4日(火)が仕事始めとなります。時節側、どうかお体を大切に、良いお年をお迎え下さいますことを心よりお祈り申し上げます。
日本リザルツ 理事長・代表 白須紀子
スタッフ一同