日本リザルツが連携している教育のためのグローバルパートナーシップ(GPE)から女子教育に関する新たなニュースが入りました。デンマーク政府とおもちゃのレゴが運営するレゴ財団が1,500万米ドル超の追加拠出を宣言しました。
以下プレスリリースの邦訳を紹介します。
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デンマーク政府とレゴ財団、GPEの女子教育アクセラレーターに1,500万米ドル超の追加拠出を約束
2022年1月10日
2022年1月10日 - 教育のためのグローバル・パートナーシップ(GPE)は本日、デンマーク政府およびレゴ財団から新たに1億デンマーククローネ(約1500万米ドル)の拠出を確保しました。
この新たな資金は、より多くの女児が学校に通い学習できるようにするための専門基金であるGPEの女子教育アクセラレーター(GPE’s Girls’ Education Accelerator)に充てられます。女子教育アクセラレーターは、GPEの新たな戦略計画「GPE2025」の1つで、教育システムの変革と男女平等の推進を目指すために設立されました。
デンマーク政府とレゴ財団は、女子教育への投資拡大によるジェンダー平等の達成に関するオンラインイベントで、それぞれ5,000万デンマーククローネ(約800万ドル)の拠出を発表しました。
「私は、GPEの新しい資金調達メカニズムにデンマークから5,000万デンマーククローネを寄付することを発表できることを誇りに思います。そして、教育における、また教育を通しての男女平等を促進するための我々の共同努力の一環として、この寄付金にレゴ財団が上乗せされていることを特に誇りに思います。デンマークの開発協力大臣であるフレミング・モーラー・モーテンセン氏は、「このイニシアティブは、私たちの新しい開発戦略の一環として、官民パートナーシップを通じてより多くの資金を動員したいというデンマークの願いの具体例です」と拠出を歓迎しました。
GPE最大の財団寄付者であるレゴ財団の新たな誓約によって、2021年7月のグローバル教育サミットで約束した700万ドルに加え、女子教育アクセラレータへのコミットメント総額が1500万ドルに達したことを意味します。これは、すべての女子と男子に平等な教育機会を提供するためのGPEの活動を支援する財団の強力な取り組みであることを示すものです。GPEマッチは、経済界や財団からの寄付金に同額を上乗せするインセンティブメカニズムで、このメカニズムを通じて、GPEはレゴ財団の公約を2倍にし、より多くの女児が学校に通うための取り組みを加速させます。
レゴ財団の最高経営責任者であるアンネ・ビルギット・アルブレクセン氏は、「レゴ財団では、すべての子どもたちが質の高い教育を受ける権利と、遊びを通して学ぶ機会があると信じています」と述べました。同氏は「世界の多くの地域では、女児が質の高い教育を受けられるよう、特に力を入れる必要があります。女子教育アクセラレータへのこの共同コミットメントにより、私たちは女子の生活に真のインパクトを与えることができます」とGPEの取り組みの重要性を強調しました。
GPEの最高経営責任者であるアリス・オルブライト氏は、「今回の新たな資金提供は、女子教育にとって重要な時期に行われたものとし、「今回の資金提供は、女児の教育にとって非常に重要なタイミングです。パンデミックにより、推定2000万人の女児が学校に通えない可能性があり、最新の変異型はこの暗澹たる状況をさらに悪化させる可能性があります。デンマークとレゴ財団からのこの画期的な同額寄付は、何百万人もの少女が教室に戻って12年間の質の高い教育を受けられるよう、変革に拍車をかけるパートナーシップの力を物語っている」と歓迎しました。
デンマークとレゴ財団からの新たな寄付により、女子教育アクセラレーターで利用可能な資金総額は1億7600万ドルに達しました。
2020年12月に創設された「女子教育アクセラレーター」は、女子の初等・中等教育へのアクセスが男子に比べて遅れ、早婚率が最も高い30カ国で女子の教育を支援するためのスキームです。
プレスリリースはこちらを参照(英語):
女子教育アクセラレーターについて(英語):
https://www.globalpartnership.org/funding/girls-education-accelerator
新年早々嬉しいニュースが飛び込み、嬉しい限りです。2021年はG7などでも議長国の英国がリーダーシップを取り、教育やジェンダー格差について闊達な議論がなされました。この気運が続くことを期待しています。
(ぷりん)