地球温暖化に伴う異常気象により、「気候難民」が世界各地で増えています。
規模は、武力紛争が原因で生じる難民の3倍、2050年までに2億人を超すとの試算が出ています。
各国は、防災や難民対策の必要性に迫られています。
多くの開発途上国の人々が、大規模の干ばつや風水害に見舞われ、食糧危機が起きています。
2020年11月には、巨大なハリケーンに襲われた中米のホンジュラス、グアテマラ、エルサルバドルの3カ国から、多くの人々がメキシコの米国国境にまで押し寄せたことは、みなさんの記憶にも残っているのではないでしょうか。
大規模な気象災害により、国境を越える集団移動が増えたため「気候難民」という言葉が生まれました。
2022年4月、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の専門家は、南スーダン北部の洪水を視察したそうですが、被さいした80万人のうち半数が難民となったそうです。
気象難民が増えないよう、国際社会で協力して取り組むべきだと思いました。
参考:「気候変動と激化する災害」(時論公論) | 時論公論 | 解説アーカイブス | NHK 解説委員室
(にゃんこ)