2022年5月12日(木)午前10時から、参議院議員会館102会議室において、「コロナ時代のグローバルヘルス(国際保健)への日本の取組に関する緊急院内集会」が開催されました。司会をアジア太平洋資料センターの内田聖子代表が務められ、武見敬三参議院議員のご挨拶で集会が始まりました。
基調講演では、國井修氏(GHITファンド CEO)より、日本のODAを2倍に増額してほしいとの訴えがありました。
その後、基調講演のレスポンスとして、資金の課題として、グローバル連帯税フォーラム共同代表の田中徹二氏(日本リザルツ理事)、研究開発について国境なき医師団日本の金杉詩子、ユニバーサル・ヘルス・ガバレッジについてセーブザチルドレンジャパンの堀江由美子氏、外務省地球規模課題審議官の赤堀毅氏、財務省国際局長の三村淳氏がご登壇されました。
国際保健における日本の存在意義は何かという問いに対し、開発途上国の現場に若い頃から経験することが大切でその中で考え方が構築されるのではないかとの意見がありました。現在では世界銀行とWHOの共同で感染症の研究開発・啓発、資金メカニズムを議論しているという報告もありました。
国会議員の先生方、関係省庁の方、参加者の方々と積極的な意見交換がなされました。
国際保健の大切さについては、日本国民との相互理解が必要と思いました。
(k)