最近の日本の新型コロナ発生が減少傾向を示していますが、再び、パンデミックが起きたとき、私たちはどうするべきでしょうか。
歴史をさかのぼれば、過去にもパンデミックがあり、多くの人命が失われてきていました。
東京都立大学教授は「近年の新型コロナ禍では、保健ガバナンスでの規範やルールに拘束力がなく、各国の自発的な順守に基づくもろさが浮き彫りになっている」と指摘しています。
2021年11月には世界保健機関(WHO)総会で、パンデミックの備えと対応強化のため、パンデミック条約に向けた交渉が開始されました。アフリカでは、ワクチンを調達・供給する組織が設立され、アジア、ラテンアメリカも、組織設立に向けた動きが展開されています。しかし、自国での対策には限界が生じ、迅速な対応が困難なことも予測されています。
パンデミックの迅速な対応のためには、多国間の連携が必要だと思います。
参考)
日本経済新聞 6月9日(朝刊)
http://resultsjp.sblo.jp/article/189532367.html (国際保健への取り組み強化を求める緊急院内集会)
http://resultsjp.sblo.jp/article/189445032.html (SCARDAの新設)
(にゃんこ)