英インペリアル・カレッジ・ロンドンの研究チームが「新型コロナウイルスのワクチンによって、2020年から21年の1年間で世界で、1,980万人の命が救われた」と発表していました。
その人数は、ワクチンがない場合の推計死者の63%に相当しています。新型コロナワクチンがないと仮定した場合の死者数推計、そしてワクチン効果を推計し、1,980万人の命を救ったと算出しています。
今回のパンデミックでは、経済的にワクチン確保が難しい国がみられました。COVAXでも十分な量のワクチン確保ができず、「21年末までに人口の20%がワクチン接種する」という目標は、達成されませんでした。経済的に豊かな国・地域ほど接種回数・量が多く、ワクチンによって命が救われた人数も多いです。
又、同研究チームは、「公平にワクチンが分配されるためには、供給量の問題だけでなく、分配のためのインフラなども改善する必要がある」と指摘しています。
世界の人々に命の重み、つまり医療格差があってはなりません。
貧しい国で救えるはずの命を救えない状況は、改善しなければならないと思っています。日本リザルツは、COVAXを応援しており、世界の医療格差を解消するために支援を続けています。世界で取り組む体制づくりが必要ですね。
(参考)朝日新聞 2022年6月28日
http://resultsjp.sblo.jp/article/188403052.html(貧困国の命はカナダの27分の1か?)
http://resultsjp.sblo.jp/article/189452815.html(岸田首相のCOVAX追加拠出表明)
http://resultsjp.sblo.jp/article/189283598.html(COVAXによるワクチン供給は目標の半分)
http://resultsjp.sblo.jp/article/189274982.html(COVAXが提供したワクチンが10億回分を突破)
(k)