8月22日(月)に開催されたTICAD8プレイベントは、多くの方にご来場いただき、大成功を収めました。当日は幅広い分野、セクターのスピーカーに加え、50か国以上の大使にご参加いただき、大変充実した議論を行うことができました。改めて、皆様に御礼申し上げます。
私が特に印象に残ったことは、パートナーシップの重要性についてです。イベントを通して何度も耳にしたパートナーシップという言葉ですが、いくつかの種類があることに気が付きました。
1つ目はアフリカと日本のパートナーシップについて。味の素ファンデーションの倉島様は、ガーナで何年も続けていた「KOKO Plus」の事業をうまく進ませるために、現地パートナーとの「信頼関係」が鍵であったと仰っていました。
2つ目はアフリカ内でのパートナーシップ。秋田大学からお越しになったボツワナの留学生からは、日本で学位や技術を習得した若者が、自国でリーダーとして活躍することでアフリカの成長につながると期待されていました。また、イベントの中では、アフリカの国と国とが助け合い、アフリカ各国が主体となって国をけん引していくことが期待されるという意見もありました。
3つ目は支援者同士のパートナーシップ。FAOやUNICEFの担当者様からは、各分野に特化した企業や行政との協力が、より効率的で包括的な支援を可能とするとお話いただきました。
私は9月から平和構築・紛争解決学を学びにイギリスへ留学します。
問題解決のためにパートナーシップが大切であるということは当然ながら紛争解決でも同じであり、今後の学習のために大変有意義なイベントであったと思います。
今回のプレイベントを通して学んだ知識は、国際協力の世界では必須な考えであることを理解するとともに、これからも念頭に置きながら大学院の勉学に励もうと思います。
(M)