どうして勉強するのか。どうして大学に行くのか。こんな質問を子どもに投げかけられたら、皆さんはどう答えますか?
30日の日経新聞の春秋に、往年の名作「男はつらいよ」シリーズの寅さんの名言が紹介されていました。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO67266980Z21C22A2MM8000/
満男くんという男の子が寅さんに、
「おじさん、大学へ行くのは何のためだ」と聞きます。
その質問に寅さんはこう答えます。
「長い間生きてりゃあ、いろんなことにぶつかるだろ。そんなとき、勉強したやつは自分の頭できちーんと筋道を立てて、どうしたらいいか考えることができる」
「男はつらいよ」シリーズを私は見たことがありませんが、寅さんのこの言葉は、非常にしっくりくる完璧な答えだと思いました。
勉強も何事も、ただがむしゃらにしていると、何のためにやっているのか、という本来の目的を見失うことがあります。そうすると、よい会社に入るためとか、すぐに役立つ技能を得るためといった学問の本質から離れた表面的な目的感となり、学識に追いつかなくなっていきます。
白須理事長はよく、「ロダンに」と言われます。(彫刻家ロダンの代表作・「考える人」になぞらえて)
白須理事長のいう「ロダン」とは、自分の頭で考え続け、答えを模索し続けることを意味しているのではないかと考えています。
寅さんのいう、きちーんと筋道を立てて考えるということと、白須理事長のいう「ロダン」は相通ずるものがあるように感じます。
私は今、何のために、大学で学問を深め、日本リザルツで様々なことを学ばせて頂いているのか、もっと考え続けていきたいです。
今年もいよいよ大晦日、1年の最後の日を迎えました。
来年は、ロダンに生きられる1年となりますように。
皆さんも、良いお年をお迎えください。
おすぎ