寒さに負けずにアドボカシーの熱戦を繰り広げている霞が関の魔法使いどーら。今日は、出来立てのペーパーをご紹介させていただきます。
1.機動的な予算確保(案)ペーパーの最新版について
日本リザルツは予てより、ODAや国際協力に関して「機動的な予算確保」ができるよう、アドボカシーを続けてきました。
2月10日、日本政府は「国際通貨基金及び国際復興開発銀行への加盟に伴う措置に関する法律の一部を改正する法律案」を閣議決定しました。今回の法案改正により、ウクライナの復興支援や将来の公衆衛生危機への対応強化にも世銀の設立する基金には拠出国債が使えるようになり、よりフレキシブルな資金調達が可能となります。
「国際通貨基金及び国際復興開発銀行への加盟に伴う措置に関する法律の一部を改正する法律案」について(財務省):
https://www.mof.go.jp/about_mof/bills/211diet/i20230210g.html
そこで最新の情勢を反映し、ペーパーを刷新。
通称、新・積み木ペーパーが完成しました。
昔のものと経緯についてはこちらのブログを参照:
http://resultsjp.sblo.jp/article/190175734.html
積み木が右バージョンのものもあります。
法案はすでに提出されており、将来のパンデミックへの対応強化を図るためにも、今国会で前向きに議論が進むことを期待しています。
2.ヘルス・イノベーション推進(案)ペーパーについて
G7広島サミットが近づき、その中で保健分野についても闊達な議論がなされることが見込まれます。そこで日本リザルツでもUHCのためのヘルス・イノベーション推進(案)ペーパーを作成しました。
岸田総理のランセットはこちらを参照:
https://www.mofa.go.jp/mofaj/ic/ghp/page1_001483.html
UHCの象徴、傘がモチーフになっています。ポイントは医薬品の開発から安定供給に加え、「貧困層のアクセスとアフォーダビリティの向上」が保健システムの強靭化とUHC達成の鍵になるという部分です。
尚、こちらの件については先週、公明党国際保健(グローバルヘルス)推進委員会の古屋範子委員長、谷合正明委員長代理の同席のもと、GHITファンドの國井修CEOから秋野公造財務副大臣への申し入れを行ったばかりです。
その時の様子はこちらのブログを参照:
http://resultsjp.sblo.jp/article/190182947.html
G7は今年5月。こちらについても今後の動向をしっかりチェックしていきたいと思います。
(ぽ)