20日付の朝日新聞にイタリアのある島に移民が押し寄せているという記事がありました。
イタリア南部のランペドゥーサ島は人口6,000人ですが、この1週間で1万人を超える移民が押し寄せているそうです。ここは北アフリカから欧州を目指すために最初に上陸する通称「ホットスポット」になっており、今月11日〜15日だけで1万1,485人が島に上陸したそうです。
地元の市長は「住民を超える数の移民が押し寄せる『衝撃波』には耐えられない」と、今の状態では適切な援助ができないことを明かしています。
移民の受け入れについては、EU加盟国内で意見の食い違いが進んでいます。フランスやドイツでは反移民を掲げる右翼政党の支持が伸びています。EUの規則ではEU圏内に到着した移民が難民申請をする場合は最初の上陸地で手続きをしなければなりません。しかし、イタリアのメローニ氏がこれの見直しを要求。これに反対する国は多く、ドイツはイタリアと合意していた自主的な移民への受け入れを一時停止しています。
そもそも、この移民は独裁への回帰が強まっているチュニジアの混乱が原因となっています。EUだけなく、アフリカの問題にもつながっていることを知り、改めて、世界はますますボーダレスになっていることを実感しました。
(ぽ)
