10月13日日曜日、秋晴れのとても清々しいお天気の中、老眼鏡をお配りするため、三波公民館の復興マルシェの会場に向かった。
三波公民館の廊下に配布場所が用意されており、準備に取り掛かる。スタッフとして地域の方、一名にお手伝いを依頼すると快く引き受けて下さり、老眼鏡配布の手順を説明した。東京の方からも一名の応援があり、とても助かった。

開場前から老眼鏡がお目当てのお客様がぞくぞくと集まり、列をつくり待っておられた。能登には高齢者が多く、老眼鏡が無料でいただけるとなると、皆さんが興味を示されるのも当然だと思う。
「細かい文字が読みづらく行政からの大切なお知らせも見えづらかった。」と話された方もいらした。震災後の各手続きも億劫になったことだろう。

また、困っていることなどないですか。と尋ねると屋根瓦や左官職人、大工等の修理業者が「見つからない」、見積りをお願いしてあるが「連絡がない」等の訴えが何件かあった。
老眼鏡配布の仕事をさせていただき感じたことは見えづらかった物が見えた時に発する言葉、「わぁ〜明るい。」「はっきり見える。」と笑顔になられる。その瞬間を目の当たりにして、私も幸せな気持ちになれる。やりがいにも繋がる。
長い行列も番号札を配布することでスムーズに流れるようになった。せっかく度数を測定したのに持参した眼鏡が足りず、お断りせざるを得なかった。あまりにもの人気に驚かされた。残念なお顔をされた方のお住まいをお聞きすると仮設住宅に住んでいるとのことで、仮設住宅訪問は今後の予定に入っていることを伝え連絡先をお聞きした。
このように、今回の配布作業では次回につながる宣伝にもなった。
また今後は、三波公民館で老眼鏡配布に協力して下さるとのことで、被災者の見守り、思いを聞く活動に賛同していただけることに感謝いたします。

活動することで繋がりができ、仲間が生まれ協力体制が生まれる。本日の配布作業はとても忙しい思いはしたけれども学ぶべきこともあり大変、充実した一日だった。
今回の配布数は134本でした。
(けいたん)
posted by resultsjp at 09:40|
Comment(1)
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能登半島地震
これからも能登復興支援のため、宜しくお願いします。