2024年10月22日・白丸仮設住宅訪問
海が見える少し高台の場所に仮設住宅は立っている。砂利道を車で登って行くと、ベンチにポツンと一人、お年寄りが座っていた。
私は車を止めて、そのお年寄りの側に近づき、横に座っても良いですか?と了解を得てから腰かけた。
「私は耳が遠いから・・・」と私に教えてくれた。補聴器が片方に装着されており、声が届くように配慮し話しかけた。
「目の方は都合わるくありませんか」「老眼鏡はいりませんか」とゆっくり話させていただく。手を横にふられた。私が老眼鏡を売りに来たのかと勘違いされているかの様だった。無料配布のチラシを見せた。
見本のメガネを度数の軽い方(1.0)から合わせて行くとそれを掛けた途端、「あんたの顔、はっきり見えるわ」「文字もきれいに見える」と声を出し喜ばれた。
「こんな良いもの朝一番にもろて(もらって)今日は良い日や〜」と本当に喜んでもらえた。
そんな様子を見ていた住人が一人、二人と集まって来られ・・・必要な方にお渡しすることが出来た。部屋に閉じこもっている高齢者も外が騒がしければ気になり出で来られた。
一軒、一軒回っての見守り活動も必要だが、住人の皆さんの何気ない会話が交わせる場所作りも必要だと思った。
ベンチでポツンと座っていらしたお年寄りの周りにはいつの間にか、井戸端会議が始まっていた。
(けいたん)
