1月5日に能登に入り、早3日。既に能登の多くの方と関わり、気づきや学びがありました。
以下、活動を報告させていただきます。
1日目。
空港の外に出たとたん一面の雪景色。長野出身のため雪には慣れているつもりでしたが、その多さに驚きました。
「能登イタリアンと発酵食の宿ふらっと」を営む船下智香子様ご夫妻とコミュニティダイニングに改装予定の古民家を視察。プロの視点から様々なアドバイスをいただきました。能登のため、身を粉にして動かれている本当に素敵なご夫妻です。
視察後、藤波館にて、栄養サミットサイドイベントについての話し合いをしました。能登を愛し、発酵食に対する深い知見や世界との交流を持つご夫妻だからこそのアイデアや気づきを共有いただきました。
栄養サミットサイドイベントの話し合いの様子。
2日目は今職員と櫻井ボランティアと共に、実際に地域の方々のご自宅を訪問させていただきました。自己紹介をし、みなさまの生のお声をお伺いしました。
お一人お一人が別々の考えや悩みを抱えており、地域によっても違うと感じました。
地域に非常に詳しい方もいらっしゃり、人が住んでいる家と住んでいない家を把握していました。周りの人々のことを強く想う気持ちを知りました。
みなさまが、背筋がまっすぐで、すたすた歩かれており感動しました。
お伺いしたお家の様子。地域の家のほとんどが歴史ある木造家屋のため、現代的な家屋が浮いて見えるようになりました。観光物として作られた伝統的建造物ではなく、実際に人が暮らす家屋だからこそ価値があり、残していかなければいけないと感じました。
また、地元で奮闘されてきた今職員と地域の方々との信頼関係を強く感じましたし、今職員と櫻井ボランティアの寄り添う力に非常に勉強になりました。
3日目。
午前中、能登町定住促進協議会事務局次長/移住コーディネーターをされている森進之介様、川畑様から能登町のお話をお伺いし、コミュニティダイニングについての意見交換を行いました。
森様は、10年前から現在のお仕事をされており、集落の方々と移住希望者の思いのマッチングに尽力されています。
「人々の中には能登町という行政区画とは別の集落概念があり、多くの集落が存在していてそれぞれに特徴がある。それを前提に物事を考えることが重要」というお話が非常に印象的でした。
午後は、三波公民館にお邪魔をしました。公民館の活動をお伺いしたり、コミュニティダイニングの調理場の参考として公民館内の調理実習室を見学させていただいたりしました。
地域の方は、にぎやかにお話しながらご飯を作って食べることが好きなこと、そのような場を実現するために公民館内に様々な工夫がなされていることを知りました。
3日間を通して感じたことは、まだまだ能登について何も知らないということです。これからも、みなさまとともに強い目的観を持って行動していきます。
(くーぱー)