藤波館の建つ中斉の元区長さんで、炭をお作りになられている脇博さんと活動をご一緒させていただいております。
とても気さくな方であり、知識・知恵が豊富で、地域の方々のために長年除雪や木の伐採などを行っておられます。
〇雪かき
脇さんの炭小屋の雪かきをお手伝いさせていただきました。
炭小屋。15年ほど前から炭をお作りになられている。
震災で能登の炭窯は全部潰れてしまったそうです。高齢化も進んでおり、一番若い方は50代とのこと。しかし、最近、地域おこし協力隊の方などが興味を持ち、炭作りを見学に来られています。
屋根雪は一見軽そうですが、水を含んでおり、非常に重たく危険です。
木が折れてしまうほど重い雪。
スノーダンプは特注の金属製。ホームセンターで手に入るプラスチック製のスノーダンプはもろく、すぐに傷んでしまいますが、脇さんのスノーダンプは30年経ってもびくともしないそうです。
実際に使ってみると、滑りがなめらかで、多くの雪を簡単に運べ、とても便利でした。
雪かきの上手なやり方を詳しく教えていただきました。大事なポイントは、とにかく無駄な力を使わないこと!
〇生きる力の達人!
脇さんは、除雪機の修理、家の補強、かご作り、テーブルの脚作り、瓦葺き、火起こし、釣り、鉄の加工、発電、スコップの製作などなんでもご自分でできる方です。
家の強度補強。
火起こしも一瞬で。
特製の木のかご、テーブルの脚、鉄のかご。
木材の加工。
こうした技術は、若い時に街に出て鉄工所や大工仕事の現場の作業を見学させてもらい、獲得していったそうです。また、モノが壊れると分解して仕組みを理解し、修理する能力を向上させてきました。「できないことは放置せずに知識を得にいき、できるようにしてきた」とおっしゃっていました。
生きる力が一番役に立つのは災害時だそうです。実際に、能登半島地震直後の電気は、昼間は太陽光発電でまかない、夜は電気自動車に貯めた電気を使って1月頭を乗り切ったそうです。また、発災直後、同じ班の人々を自宅に招き、発電機を使ってもらうなど地域の人々のためにも動いておられました。
電気自動車。
震災からしばらく経過した後も、瓦の修理や屋根の補修など依頼されており、たくさんの人の力になれたそうです。
私自身、生きる力をつけたいと感じており、たいへん感銘を受けました。脇さん曰く、「能登は、生きる力をつける絶好の場所」。今後、他の人の動きや技術は注意深く観察し、自分から知識を獲得しに行き、できないことは放置せずにやってみようと思います。
くーぱー
