
2008年に開催されたTICADW以降、世界経済危機による先進国の経済が停滞する一方で、アフリカなどの新興国が急成長を遂げる経済構造の変化の中で、
「TICADXは何をめざすべきか」
「TICADXはいかに変わるべきか」
共催機関である日本の外務省、アフリカ連合、在京アフリカ外交団、世界銀行、国連、国連開発計画(UNDP)が、メインアジェンダが固まる前に、私たちNGOや関係団体、在日アフリカ人社会と一堂に集い、現状の課題を共有できる会合となりました。
新たに共催者に加わったアフリカ連合のジョン・エンボラ・アグレイ外交・政治顧問は、冷戦後、アフリカが「失われた大陸」と評され、世界から注目されなくなったときに日本は支援をしてくれた。とてもユニークなパートナーシップ(笑)だ。アフリカの各首脳が平和、安定、統合、繁栄する上でも良きお手本となりました。そして今、アフリカは「勃興する大陸」と評されるようになりました!TICADX後の未来に向けて、援助者だけではなく「良きパートナー」という立場で、日本は大震災からの再建、そしてアフリカの再建に共に関わってほしいとの挨拶がありました。
また、在日アフリカ人コミュニティを代表して、来日20年のケネディ・フィンタン・ンナジさんは、日本で培ったリサイクル分野の技術と経験で、母国のナイジェリアにも事業を拡大し、学校建設事業を進めております。アフリカのどこを開発するのか、経済成長するアフリカでは、中間層を発展させないと貧富の差が拡大してしまう。人間を開発しないといけない。東大はインドの留学生を多く受け入れるというニュースを聞いた。アフリカから多くの留学生を受け入れ次世代の人材を育成し、その人材がアフリカに貢献することが一番必要であるとの提言をされました。
来年の6月のTICADXに向けていかなる政策提言をしていくのか、私たち日本リザルツも大きな使命を帯びております。

さて、本日はアフリカがらみということで、最近のリザルツでアフリカと言えば・・・
「ソマリア」
もちろん、白須事務局長以下ソマリア関連アクションチーム(自称)は、「日本政府の対ソマリア政府の早期承認」をめざし、ソマリア政府代表であるブルハンさんを会合にお連れしました!
開会挨拶を行った福山哲郎参議院外交防衛委員長(元官房副長官)にも優しく直談判する一方、質疑応答の時間では、ブルハンさんが、出席者に向けて理解と協力を求めました。また、パネリストである外務省の麻妻信一氏(アフリカ審議官組織・アフリカ第二課長)からも、ソマリアについての発言があり、今後大きな期待が伺えた。
さてさて、本日のブログ長くなりましたが、「TICADX」と「ソマリア」どちらも、今後、目の離せないテーマであります。