午前8時のOECD玄関と美しいシャトー。
初日に発表出来なかった各国のケーススタディを聞いたところで、日本リザルツは開発サイドとして参加しているのでこのプロジェクトが如何に開発に貢献出来るかという観点で意見を述べました。他の参加者からも質問や意見が相次ぎましたが全体としては税務の専門家が多く出席していたので、専門分野に関る意見が多かったように見受けられました。
議長から昨日の簡単なブリーフィング。その後、会議再開です。
発言をする時はこのようにプレートを縦に置きます。
休憩時間中、大分打ち解けた雰囲気も。
座っているところを撮って戴きました。
質疑応答が終わると会議出席者を3つのワーキンググループに分けて各テーマ別に午後3時頃までに討議内容を纏めるという作業を行いました。
ワーキンググループ風景、写真が撮りにくい雰囲気で。。
私が参加したワーキンググループは先進国の税務専門家を途上国へ派遣する上での促進策というものでしたが、税務専門家が集まると機密保持契約の締結方法、共同監査を行う上での被監査者との契約上の問題点等実にテクニカルな議論に終始していました。
日本リザルツは開発サイドに位置するのでもっと世界を取り巻く開発政策やトレンドからこの議論を位置付けるべきと主張しましたが、さてこの主張は皆さんに届いたのでしょうか。
そして各グループから会議にてフィードバックを行い、事務局が纏めて閉会となりました。日本政府代表部の方々はとても忙しく会議をいくつも掛け持ちしており、全部を通じて出席出来なかったので、終了後、簡単なフィードバックをさせて戴いた後、引き上げました。
会議全体の纏めに入る事務局、1月下旬頃会議の結果を上層部に報告すると。
OECDの会議場は同じフロアーだけでも16室有り、ほぼ全て埋まっている状況でした。
内容は貿易投資、税務、ITや旅行等の産業振興、開発等実に多くのテーマをカバーしています。そういう点で、OECDは世界の重要な政策を提言する機関と言って良いと思います。実際に個別のプロジェクトを執行する開発機関とは随分趣きが異なります。そのような中で背景の異なる各国参加者とともに会議に参加出来たことは良い機会となりました。今後も貧困削減の為に提言活動を行う組織として機会が与えられる限り積極的に参加していきたいと思います。
休憩時間中、会議参加者でひしめいていた会議場フロアーもすっかり静かな様子に。