2013年09月01日

ハイチミッション

今週、ハイチ共和国でLAMP法を使った結核診断の試験プロジェクトの最終ミッションに参加しました。本ミッションは、JICAや国立公衆衛生ラボ、グレース子供病院、保健省など関係者や大使館に良好な結果が得られたことを説明し、本プロジェクトへの協力・支援に謝意を表明しました。

ハイチの結核対策においては、患者発見率の低さが問題視されてきました。そこで、日本リザルツは、2011年11月から2012年6月まで、栄研化学株式会社が開発したLAMP法(簡易遺伝子増幅検査法)を導入し、結核患者発見拡大事業を行いました。その成果を受けて、栄研化学株式会社と外務省の官民連携事業として、このプロジェクトが実施されてきました。

今回のミッションまた、結核患者発見拡大事業のサイトの1つであったシグノー結核療養所も訪問しました。シグノー結核療養所は、首都ポルトープランスから西に30`ほど離れたレオガン市にあり、そこでは戦後の日本で結核の医師としてご尽力された須藤昭子シスター(クリスト・ロア修道会所属。医師)が30年以上に渡り結核対策に取り組んでいらっしゃいました。レオガン市は2010年1月の大地震の震源地に近く,甚大な被害を受けました。全国から60名にものぼる患者が入院していたシグノー結核療養所の結核病棟が全壊し、建物内にいた数名が亡くなりました。また,奇跡的に助かった方々も,療養所の敷地内で,大地震後1年以上にわたり,テントの下での療養を余儀なくされました。こうした深刻な状況に対応するため,大地震直後からハイチに派遣されていた自衛隊施設部隊は,大地震後すぐに,被災した病棟の取り壊し作業と瓦礫の除去を行い,療養所の衛生環境改善のため,洗濯場の設置を行いました。 また,日本大使館は,療養所で使用されていた井戸に大地震の被害により大腸菌が検出されていたことから,草の根・人間の安全保障無償資金協力により,新規の井戸建設を支援しました。

シグノー結核療養所は震災後、スイス赤十字の支援により仮設病棟を建設し、いち早く入院患者受け入れを再開しました。そして、草の根・人間の安全保障無償資金協力により、新病棟が建設されました。しかしながら、現在シグノー結核療養所では、入院患者に与える食糧の確保に窮乏しています。敷地内にある畑の給水ポンプは数か月前に壊れたままで、また敷地内で飼育している豚や鶏などのエサも十分に入手できず、最近生まれた子豚は数頭死んでしまったといことで、まだ生き残っている子豚も動けずにうずくまったままでした。鶏も数が激減してしまい、空のケージが並んでいました。今週はなんとか、市場で購入した野菜等を使って食事を出せるが、来週以降まったくあてがない、とシスターエヴェリンは深刻な表情で説明してくださいました。
posted by resultsjp at 11:48| Comment(1) | ハイチ結核・栄養問題
この記事へのコメント
知恵を出し合い結核患者さんの食糧、栄養問題の解決に全力で取り組みましょう!
Posted by 白雪 at 2013年09月02日 20:14
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