「ハイチ 復興への祈り」――80歳の国際支援 (岩波ブックレット)を既に読まれた方も多いと思いますが、首都ポルトープランスから西に30`ほど離れたレオガン市にあるシグノー結核療養所では、戦後の日本で結核の医師としてご尽力された須藤昭子シスターが30年以上に渡り、「ハイチの結核患者ゼロへ」という想いのもと、結核対策に取り組んでおられました。
大地震で甚大な被害を受けたシグノー結核療養所は震災後、スイス赤十字の支援により仮設病棟を建設し、いち早く入院患者の受け入れを再開しました。そして、草の根・人間の安全保障無償資金協力による新病棟の建設により、より多くの患者受け入れが可能となります。しかし現在、シグノー結核療養所では、入院・外来患者のための食糧の確保に窮乏しています。
これまでシグノー結核療養所は、国からの人的資金的支援がほとんど得られない中、入院患者(120人)の日々の食事の確保に頭を悩ませながら、須藤シスターをはじめとするシスターたちがぎりぎりのところで療養所運営を行い、敷地内での養鶏・養豚や農業によって、患者の食糧の自給自足を目指してきました。しかし今回の視察で、自力でやりくりしてきた資金が底をつき、シスターたちはまさに「途方に暮れている」状況であることが判明しました。畑の給水ポンプは4か月前から壊れたままで野菜は購入しており、また家畜飼育用のエサも十分買えず家畜の数も激減しています(最近生まれた子豚は多くが死んでしまい、生き残っている子豚も元気がない。また、鶏の数も激減して、ケージがほとんど空である。さらに山羊も庭に落ちている葉しか食べていないのでやせ細っている・・・)。
このような中、入院患者の食糧確保のための支援が早急に望まれています。
日本の支援で建設された新結核病棟
敷地内の豚飼育場
敷地内の豚飼育場
敷地内の豚飼育場
奥にうずくまって動かない子豚。何頭かは死んでしまったという。
敷地内で飼育されている山羊。
敷地内で飼育されている山羊。奥に並んで見えるのが鶏用のケージ(ほとんど空)。
ほとんど空の鶏用ケージ
壊れている畑用給水ポンプ
敷地内の畑。今はバナナのみ。
食材
食材
調理場
調理場
調理中の食事

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