2025年02月03日

みなさまに支えられての活動記録

〇神田塾の入り口開通!

本日は、神田塾の前に積もった1m以上の雪をどかして、入り口確保を行いました。

朝から行ったのですが終わらず、午後も雪かきをしてようやく道ができました。日頃の雪かきの大切さを知りました。


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開通前


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開通後


明日から週末にかけて、この冬一番の寒波が流れ込んでくるそうです。

大雪が見込まれているので、怠らずに雪かきをしようと思います。


〇水道管凍結・破裂防止対策

今日のお昼ごろ、能登町のスピーカー放送から、「寒波到来に備え、水道管凍結、破裂防止のための対策を」との呼びかけがありました。

この呼びかけを聞くまでは思いつきすらしなかったのですが、水道管が凍結したら困るので、対策を行ってみました。


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メーターボックスの水道管は、タオルを袋に入れて詰めることで、ボックス内に水が入った際もタオルが濡れて凍ることを防ぐことができ、水道管を保温することができるそうです。


藤波館の水道管のほとんどは、既に対策が終わっており、非常に助かりました。

水をちょろちょろ出し続けることも、凍結対策になるそうですので、やってみます。

この呼びかけがなかったら、考えもしなかったことでした。全体放送はもちろん、身近な人同士の一言の注意喚起が人を救うこともあり得るのだと実感しました。


 〇一般社団法人OPEN JAPAN様から自転車をいただきました!

また、本日、一般社団法人OPEN JAPAN様から一台、自転車を譲っていただきました!OPEN JAPAN様は発災直後から活動されており、力仕事からコミュニケーションに至る幅広い支援を行われております。

まだペーパードライバーの私には、非常に助かりました。深く感謝申し上げます。

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初経験の能登の冬最大の寒波。とにかく油断をせずに過ごしていきます。



くーぱー

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2025年02月01日

能登入り&岩井戸公民館訪問

1/30に能登に入り、本日(2/1)から正式に活動を始めさせていただきました。

1/30は大雪で飛行機も条件付き航行でした。私が能登に入るタイミングはいつも大雪となるそうで、雪男のようですが(生まれた日も雪が降っていました)、今日の天気は落ち着き、暖かな気候でした。

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〇周辺地域の探検

今日は雪かきのお手伝いについて問い合わせるために、岩井戸公民館に訪問しました。

探索を兼ねて、歩いて岩井戸公民館へ向かいました。

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山の中を直進する6kmほどの道を通ろうとしたのですが、災害により道路状況が悪く、除雪作業は行われていませんでした。膝までの高さに積もった雪が延々と続いていたので、10kmほどの迂回するルートで向かいました。川や田んぼなど、風情溢れる風景の中に震災の爪痕を感じました。

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〇岩井戸エリア

岩井戸公民館は、廃校になった小学校を改装した素敵な建物でした。写真を撮れなくて、残念あせあせ(飛び散る汗)

岩井戸は昨年9月に起きた水害被害が大きく、犠牲になってしまった方もいたそうです。また、超高齢化エリアで、限界集落だそうです。そのため、雪かきはとても喜ばれるとのことでした。

2/6には餅つき大会が開かれるそうです。住民の方々は、震災の記憶が蘇ったり不安があったりしてお正月気分になれなかったそうです。そのため、「1月を乗り越えたら旧正月に餅つき大会を開催しよう!」と皆で約し合ったそうです。

私も、餅つき大会や準備を兼ねた雪かきに参加させていただく予定です。


〇進む人口減少

柳田地区が村だったころ、岩井戸には小学校3校、柳田村全体には小学校9校あったそうです。しかし、財政削減から柳田は小学校が1校にまとまり、岩井戸の小学校は全てなくなってしまいました。また、岩井戸に3つあった公民館も今は1つのみとなっています。運動会や公民館主催のイベントがなくなり、集落は一気に寂しくなってしまいました。

小規模の小学校は学年混在で授業を受けることもありますが、教師と児童の距離が近く、授業後も教師が児童の面倒を見ていました。そのため、学年混在授業による学力の低下はなかったそうです。むしろ大規模の小学校は、児童全体に教師の目が行き届かず、授業についていけない子どもたちが放置されてしまうことも多々あります。また、学校で児童の面倒を見る小規模の小学校と比べ、児童の下校時刻は融通が利かず、親も早めに仕事を切り上げないといけなくなります。ならば、より便利な都市部にすみたいと考え、土地から離れていってしまう家族も多いそうです。人が減れば、行政の財源が減り、財政削減策が起き、サービスが低下して、人が減る、という悪循環に陥っていると感じました。

館長さんが「財政が大変だから削減するという行政の判断なのだろうけど...」という言葉が印象的でした。


岩井戸の大変さの片りんを少し見た気がしました。しかし、魅力もたくさんあると思いますし、まだ何も知れていないと思います。まずは、私自身が自分の足で皆様と信頼を築いていけたらと思っています。



(くーぱー)


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2025年01月28日

停戦合意により始まるガザ復興の道

イスラエルとハマスとの間の6週間の停戦合意が119日に発効しました。今のところ大規模な戦闘はなく、合意に従って捕虜交換が行われ、停戦が履行されているようです。この6週間の第一段階の停戦の間に、第二・第三段階の停戦について協議し、恒久停戦を目指すというのが枠組みです。双方の交渉が進み、ガザに平和がおとずれることが期待されます。しかし、イスラエルの国内では戦闘継続を主張する声も強く、先行きは必ずしも楽観できません。

第一段階の停戦発効に伴い、物資の搬入が再開されました。19日から、ガザとエジプトの境界にあるラファ検問所のエジプト側から支援物資を積んだトラックが続々とガザに入りました。一日当り600台のトラックの入域が認められています。世界食糧計画(FAO)によると戦闘開始前は1日平均500台が入っていましたが、202310月に戦闘が始まると、その数は3分の一に減少し、食料や燃料が極端に不足し、ガザ住民の9割以上が深刻な飢餓に直面されているとされています。

国連パレスチナ難民救済機構(UNRWA)のラザリーニ事務局長は17日、「迅速に途切れない人道支援を続ける必要がある。停戦は出発点に過ぎない」と述べています(1月19日付日本経済新聞)。徐々に支援物資が搬入され、人道危機の状況が改善されることが期待されますが、食料品や燃料が広く行きわたるにも相応の時間が掛かることが懸念されています。

また医療などは、病院が破壊され、機能回復の道は険しそうです。世界保健機関(WHO)によると、ガザにある36の病院のうち半分しか稼働していません。仮設診療所を建設、ベッド数を増やし救急医療体制を強化する必要があります。医療体制確保のためには、食料、水、医療品に加え、病院用の発電燃料やスペア部品など様々な物資も欠かせません。一年以上にわたる激しい戦闘の結果として、様々なインフラが破壊され、その復旧には相当の時間と費用が掛かります。UNDPの試算によると、復興支援には800億ドル(約12兆円)の資金が必要とされるそうです。

また1月末にはUNRWAのイスラエル国内での活動を禁止する法律が施行される見通しです。一般市民の生活に加え、国連による支援インフラや、1万人以上の雇用にも影響が及ぶ可能性も指摘されています。復興への道は端緒についたばかりで、様々な課題を乗り越える必要があり、楽観は許されません。

昨日、白須理事長からUNRWAの清田保健局長にお電話をしたところ、「一旦は停戦したものの先行きは楽観できない、UNRWAも1月以降も活動停止となるとガザが大変なことになる」とのお話がありました。リザルツもUNRWAの応援団として、中東情勢を見守っていきたいと思います。

IMG_4045.JPEG(2024年11月28日超党派人道外交議連で講演する清田局長)

(のーびっひ)

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2025年01月08日

雪かき&生け花に挑戦!

今季最大の寒波が到来しています。

昨夜からコンコンと降った雪は辺り一面を覆い尽くし、1日のスタートは雪かきとなりました。


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今まで写真や映像でしか見たことがなかった雪景色!


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藤波館前の道路を開通しました。今日は新雪のため、雪が軽く、かきやすかったです。

朝から体を動かすととても気持ちが良いですね!


段々と腰に負担がかかり、途中で雪かきの方法を調べました。

徐々にマスターしていきたいと思います。


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開通し、達成感に浸った途端、雪が降り始めましたショッキング

雪国で生きる大変さを身に染みて感じると共に、除雪車の方への感謝が込み上げました。


藤浪館の生け花に挑戦!


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以前の方の作品がとても素敵で、プレッシャーを感じました()

ちなみに長い花瓶は、クリスマス会でもお世話になったコーカサスセラー蒲lからいただいたスパークリングワインの瓶です。使用済みのものでも一工夫でオンリーワンの可愛いアイテムに変身させられるんです!


ないものはすぐに買う大量生産・大量消費社会の中で、一工夫で別の役割を与え活用する知恵が失われつつあると感じます。

私も、「使ったものを何かに活かせないか」「今ないものは身近なもので代用できないか」意識していこうと思いました。


花草木を探しに、藤浪館周辺を探索。意識して見ると多種類の植物があり、驚きました。

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健気に雪から顔を出しています。


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チョキッ!


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完成!いかがでしょうか()


初挑戦でしたが、今まではセンスがないからと遠ざける気持ちもありました。しかし、実際にやってみると、出来はどうあれ、想像の何倍も楽しいものであることに気づきました。配置や種類を考えることにワクワクが止まりませんでした。


生け花について調べてみますと、お花や花瓶によって最適な水の入れ方や配置などが違うことを知りました。

華道と呼ばれるだけあり、奥が深く、「道」を極めることは並大抵のことではないと感じます。そこには楽しさだけではなく苦しさもあります。


まだまだ初めてのことが多く、学んでばかりですが、私自身も自分の揺るぎない道を見つけ、極めていきたいと思います。



(くーぱー)

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能登町における活動報告

15日に能登に入り、早3日。既に能登の多くの方と関わり、気づきや学びがありました。

以下、活動を報告させていただきます。


1日目。

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空港の外に出たとたん一面の雪景色。長野出身のため雪には慣れているつもりでしたが、その多さに驚きました。

「能登イタリアンと発酵食の宿ふらっと」を営む船下智香子様ご夫妻とコミュニティダイニングに改装予定の古民家を視察。プロの視点から様々なアドバイスをいただきました。能登のため、身を粉にして動かれている本当に素敵なご夫妻です。

視察後、藤波館にて、栄養サミットサイドイベントについての話し合いをしました。能登を愛し、発酵食に対する深い知見や世界との交流を持つご夫妻だからこそのアイデアや気づきを共有いただきました。

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栄養サミットサイドイベントの話し合いの様子。


2日目は今職員と櫻井ボランティアと共に、実際に地域の方々のご自宅を訪問させていただきました。自己紹介をし、みなさまの生のお声をお伺いしました。

お一人お一人が別々の考えや悩みを抱えており、地域によっても違うと感じました。

地域に非常に詳しい方もいらっしゃり、人が住んでいる家と住んでいない家を把握していました。周りの人々のことを強く想う気持ちを知りました。

みなさまが、背筋がまっすぐで、すたすた歩かれており感動しました。

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お伺いしたお家の様子。地域の家のほとんどが歴史ある木造家屋のため、現代的な家屋が浮いて見えるようになりました。観光物として作られた伝統的建造物ではなく、実際に人が暮らす家屋だからこそ価値があり、残していかなければいけないと感じました。



また、地元で奮闘されてきた今職員と地域の方々との信頼関係を強く感じましたし、今職員と櫻井ボランティアの寄り添う力に非常に勉強になりました。


3日目。

午前中、能登町定住促進協議会事務局次長/移住コーディネーターをされている森進之介様、川畑様から能登町のお話をお伺いし、コミュニティダイニングについての意見交換を行いました。

森様は、10年前から現在のお仕事をされており、集落の方々と移住希望者の思いのマッチングに尽力されています。

「人々の中には能登町という行政区画とは別の集落概念があり、多くの集落が存在していてそれぞれに特徴がある。それを前提に物事を考えることが重要」というお話が非常に印象的でした。

午後は、三波公民館にお邪魔をしました。公民館の活動をお伺いしたり、コミュニティダイニングの調理場の参考として公民館内の調理実習室を見学させていただいたりしました。

地域の方は、にぎやかにお話しながらご飯を作って食べることが好きなこと、そのような場を実現するために公民館内に様々な工夫がなされていることを知りました。


3日間を通して感じたことは、まだまだ能登について何も知らないということです。これからも、みなさまとともに強い目的観を持って行動していきます。


(くーぱー)

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