2020年05月15日

新型コロナウイルス追跡アプリ開発は厚生労働省が主体に

 官民共同で進めていた新型コロナウイルス感染のトレーシング(追跡)アプリの開発は、厚生労働省が主体となって行うことになりました。

 世界各国がアプリ導入に動いている中、当初は、経済産業省など各省庁が参加する「新型コロナ追跡テックチーム」のもと、民間の一般社団法人「コード・フォー・ジャパン(CFJ)」が先んじて開発してきました。自治体のヒアリングも含め、日本リザルツも協力してきましたが、残念ながらCFJのアプリは採用されなくなりました。


 開発に注力してきたCFJは13日夜、これまでの経緯を説明する勉強会をオンラインで開催しました。午後8時という時間帯ではありましたが670人が視聴、関心の高さをみせました。CFJはこれまで開発してきたアプリのソースコードを18日に公開するとしています。

コードフォー勉強会.png

   

勉強会では、視聴者から多くの質問が寄せられました。重要なのは誰がではなく、1日も早くアプリを完成させリリース、多くの人にインストールしてもらうことです。CFJがやってきたことはけっして徒労ではなく、大きな意味があったと思います。(杉)






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アフリカ諸国のポリオに関する最新情報

新型コロナウイルスの拡大で、ワクチン接種、ポリオなどの感染症にも影響が出ています。
日本リザルツケニア特派員が、アフリカ諸国の現状を取り纏めました。

アフリカのポリオ問題(5月15日時点)

1.エチオピア

・エチオピアではポリオ疑いが毎週計上。GPEIのデータによると22例。

・ワクチン由来のTYPE2と呼ばれるもの。

・先週までに180例の疑いが報告。死者はなし。

・死者数で言うと、Covid-19でなく、狂犬病、コレラ、ポリオ、はしかのほうが圧倒的に多い。


2.ケニア:2005年にポリオフリー

現状:「もはやポリオウイルス(野生型又はワクチン由来)の感染はないが,野生型又はワクチン由来の再感染に対して影響を受けやすい国」


ワクチン接種の状況:

生後すぐに生ワクチンを接種。

6週間、10週間 OPV(生ワクチン)

14週間にOPVIPV(不活化ワクチン)の接種を実施。

公立の医療施設では、Gaviの支援で無料提供。

ケニアはGaviの資本のもと、UNICEFを通じてワクチンが供給されている。UNICEFは技術支援がメイン。


・ケニアでは野生株のポリオ発症に関しては、統計上は確認なし。生ワクチンを提供しているためポリオを発症した例が2018年〜2019年の1年間で14件。2019年、2020年は報告ゼロ。

・農村部、過疎地域では医療従事者の人員が足りないことが原因でLevel12(町医者レベル)の公立医療施設は閉まっているところもあり、ワクチン接種ができない子どもが出てきている。

・日本リザルツが活動を実施するカンゲミヘルスセンター(Level3:首都ナイロビでは各区に1〜2つ)では、312日のケニアのコロナ発症確認後、1か月にわたって、ワクチン接種のサービスを見合わせ。そのため、6週、10週、14週に行うポリオのワクチン接種ができていない子どもが多い。

・現在は、院内感染の抑止とキャパシティ不足により、予防接種は120人の子どもに対してのみ実施。通常の5分の1にサービスを縮小しているため、ワクチン接種を受けられない子どもが増えている。

・大雨・洪水により衛生状態が悪化し、コレラや細菌性の下痢にかかる子どもの数が増えている。ナイロビは土砂崩れによりダムからの水の供給がストップしたため、断水が続いており(復旧まで2週間を要する)水へのアクセスもできない状態に。


3.ニジェール

・根絶間近だったが、2020424日にNiamay地区とTillaberi地区において2人の子どもがポリオに新規感染したことを確認(WHO)。

https://reliefweb.int/report/niger/niger-reports-new-polio-outbreak


4.アフリカの動き

・世界保健機関(WHO)は、新型コロナウイルス感染予防策として人と人との物理的距離を確保する必要があることから、2020326日付のガイドラインで、大規模なワクチン予防接種キャンペーンを停止するよう指示。

・生ワクチンを打った子どもがポリオにかかり、それが伝染していくことも問題視。

・ワクチン由来のポリオが発生しているアフリカ諸国は以下の通り(WHO):アンゴラ、ベナン、ブルキナファソ、カメル―ン、中央アフリカ、チャド、コートジボワール、コンゴ民主共和国、エチオピア、ガーナ、マリ、ナイジェリア、ニジェール、トーゴ、ザンビア。

AFROWHOアフリカ地域事務所)はアフリカの47の国と地域のうち43か国で野生株のポリオは終息していることを確認。残りはカメルーン、中央アフリカ、ナイジェリアと南スーダン。

https://www.afro.who.int/news/africa-one-step-away-wild-polio-eradication-verdict


WHOやアメリカ疾病予防管理センター(CDC)、国連児童基金(UNICEF)らで構成されるイニシアチブ「世界ポリオ撲滅推進活動(GPEI)」では、対象国に対して、ポリオワクチン予防接種キャンペーンを61日以降に延期することを表明。

・アフリカの今週のポリオ発生状況(56日現在:GPEI

 チャド:ワクチン由来のポリオ(cVDPV2)1件、環境中のサンプル陽性2

 コートジボワール:環境中のサンプル陽性(cVDPV2)4件

 ニジェール:ワクチン由来のポリオ(cVDPV2)1件

 ナイジェリア:環境中のサンプル陽性(cVDPV2)3件


参照:

ポリオの国別のケース数に関して

http://polioeradication.org/polio-today/polio-now/this-week/


見ていただくとわかる通り、生ワクチン由来のポリオまん延と通常通りワクチン接種ができないことが深刻な影響をもたらしております。ポリオ根絶を達成するために、関係機関が一丸となって何ができるのかを考えたいと思います。(かめ)

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母の日とコロナ

去る10日は母の日でした。皆様はどのような母の日を過ごされたのでしょうか?
5月11日の朝日新聞に胸を突く写真がありましたので紹介いたします。

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介護施設にいる母を娘と孫が訪問しましたが、ガラス越しにしか対面できず、会話は携帯電話でという状況です。
コロナの渦中でなければ、家族で自宅やお店で楽しい食事をできたのにと、切ないなとしか言えません。
コロナの早期の終息を願うばかりです。
(か)


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2020年05月12日

「愛」を感じます。

日本リザルツを応援してくださっている柴田様から、素敵なメッセージの入った額をいただきました。

「愛」を感じます。

柴田様は、先日もケニアに運動靴を送るお手伝いをして下さいました。いつもありがとうございます。

M


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2020年05月10日

コロナも雨も大変なケニア

新型コロナウイルスの感染はケニアでも広がっています。
昨日時点で感染者は649人まで増えました。

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先週からケニアのナイロビやモンバサの一部分で完全封鎖(ロックダウン)が開始されました。
ナイロビで封鎖された場所はイスリーというインフォーマルセクターのビジネスの中心地区。
経済活動に支障が出ることに伴う、治安悪化が心配されています。

大変なのは新型コロナウイルスだけではありません。
ケニアは先月から雨期に入り、至ることで洪水や浸水が起きています。
西部ではすでに200人近い方が亡くなっています。例年より、降水量が多い印象を受けています。

日本とは違い排水設備が脆弱なので、大雨が降ると、道が文字通り「川」のようになります。
家屋の浸水も相次いでおり、カンゲミ地区も含めたスラム地区ではバラックの倒壊が起こっています。
送電システムにも影響がでるので、停電が続きます。昨日は1日中停電でした。

ヘルスセンターのシェム医師によると、雨が降ることによって衛生環境も悪化するので、コレラや下痢などの疾患になる人が増えているそうです。

新型コロナウイルスでただでさえ、人々の生活に影響が出ているところに、大雨が追い打ちをかけています。
衛生管理に気を付け、できることを続けていきたいと思います。
(かめ)



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