2016年01月22日

結核会合を開催しました

1月21日(木)、WHOでエイズ、結核、マラリアの三大感染症すべての部長を務められた古知先生を中心に、結核に関する会合を開催しました。国内外で結核の研究や診断機器の製造、薬の開発に携わる企業や団体、研究機関、関連省庁の方々が一堂に会し、多剤耐性結核に関する技術的課題、戦略的課題について話し合いました。

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WHOが推奨しているレジメン(投薬計画)に関する問題や、オールジャパンで取り組む重要性、メディア戦略など、各団体がそれぞれの立場から意見を交換しました。

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会合の後には新年会も行い、美味しいお食事とグルジアワインを皆様に召し上がっていただきました。
猟犬
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2015年12月02日

東大結核セミナーに参加

11月30日(月)、東京大学農学部で開催されたセミナー「結核の治療期間短縮を目指した新規抗結核薬ターゲットの同定」に参加しました。

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講師はミネソタ大学・博士研究員の港 雄介博士です。かつて日本で大流行していた結核ですが、いまも世界で毎年150万人の死者を出しおり、多くの人々を苦しめています。

今日、結核の治療法はあるものの、治療期間が半年以上と長いうえ、完治するまでしっかり治療を続けないと、結核菌が多剤耐性化する恐れもあり、そうなるとさらに治すのが困難になります。実際、発展途上国では金銭的な理由から治療を完了出来なかったために、多剤耐性結核を発症してしまうという事例も少なくはありません。

そこで、多剤耐性結核を防ぎ、副作用による負担を減らすためにも、治療期間を短くすることが大変重要です。港博士によると、そのために二つの方法があるそうです。一つは、パラアミノ安息香酸(PABA)を抑制することで、抗結核薬のパラアミノサリチル酸(PAS)を増強させ、薬の効果を高めること。もう一つは、トランスポゾンによって、結核菌の網羅的破壊株を作成し、結核菌の必須遺伝子を同定することです。

私はバリバリの文系なので、残念ながら詳しいことはほとんど理解できませんでしたが、この研究が成功すれば多くの人々が救われる、ということだけは確かです。
日本リザルツは、結核のない世界を目指して、これからも活動していきます。
猟犬
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2015年08月07日

ストップ結核パートナーシップ日本(STBJ)の来年度予算要望

来年度予算の各省の概算要求準備が進められておりますが、8月4日(水)、ストップ結核パートナーシップ日本(STBJ)では結核関連の予算要望を厚生労働省、外務省に提出致しました(日本リザルツ代表の白須が代表理事のひとりを務めており、当団体はSTBJの会員となっています)。厚生労働省、外務省(国際保健政策室)の皆様には多忙な業務の中、時間を割いて真摯に受け取っていただくことができました。

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また、8月2日(月)には、ストップ結核パートナーシップ推進議連・会長の武見敬三参議院議員も訪問させていただき、森亨STBJ代表理事より武見会長に同要望へのご支援のお願いと意見交換をさせていただきました。武見会長より議員連盟として様々な機会を通じて支援していきたいとのご理解を得ることができました(高木)。

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今年度の要望の内容は以下のとおりです。

【 厚生労働省への要望概要 】
・WHOの任意拠出金:(昨年の8.4億円を上回る概算要求額)
・結核研究所への補助予算(前年度を下回らない額)
・日本医療研究開発機構等を通じた結核の研究開発の総合的推進
・「結核対策国際コンソーシアム」の創設と「多剤耐性結核研究・治験センター」の設置支援
・日本初の新規抗結核薬、新規結核ワクチン、新診断技術の官民一体による国際展開
・基礎研究開発の充実を図るための予算確保
・結核対策のための人材育成と技術支援強化

【外務省への要望概要】
・グローバル・ファンドへの予算確保(2014-2016のプレッジ額8億ドルのうち残り3.2億ドルの拠出に向けた予算措置)
・ODAにおける結核対策支援の強化(特にアジア地域)
・アジア地域における多剤耐性結核対策における日本の民間企業の技術活用
・ユニバーサルヘルスカバレッジ(UHC)の推進と結核対策の連携
・結核国際研修への予算確保
・日本発の新規抗結核薬、新規結核ワクチン、新診断技術やデジタルX線診断技術等を官民一体で国際展開するためのODAの活用

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2015年07月09日

ストップ結核ジャパンアクションプラン フォローアップ会合

7月6日、ストップ結核ジャパンアクションプラン第14回フォローアップ会合に出席しました。

ストップ結核ジャパンアクションプランの策定5者(外務省、厚生労働省、国際協力機構(JICA)、結核予防会、ストップ結核パートナーシップ日本(STBJ))が半期に1度くらい集まり、進捗状況や課題を話し合う場です。
日本リザルツ代表の白須はSTBJの代表理事でもあります。

来年は、日本が議長国となるG7サミット、TICAD(アフリカ開発会議)、グローバルファンド(世界エイズ・結核・マラリア対策基金)増資会合等が開催されることから、それらに向けて日本の結核対策をアピールすべきとの声がたくさん挙がり、議論が盛り上がりました。

今年12月にはグローバルファンド増資準備会合が東京で開催されることになっており、その時期に結核のイベントを開催する提案などもありました。

現在、一般的な薬が効かない多剤耐性結核の問題が世界中で深刻になりつつあります。
(もちろん日本でも。STBJ理事の成瀬匡則さんもかつて多剤耐性結核にかかりました。)

昨年発表されたとある米国の論文によると、
多剤耐性結核(MDR-TB)の患者1人の治療にかかる費用の平均は、134,000ドル(約1600万円)
通常の薬剤感受性の結核の治療費は17,000ドル(約200万円)と言われていますので、約10倍です。
さらに、ほとんどの薬が効かない超多剤耐性結核(XDR-TB)は、430,000ドル(約5200万円)もかかるそうです。

最新のデータでは、コストはさらにかかると見積もられ、多剤耐性結核で2000万〜5000万円とも言われているそうです。(上記論文は2005-07年のデータの検証結果)

通常の結核の治療が不適切で、薬剤耐性になってしまうケースも多くあります。
薬剤耐性結核を防ぐためにも、結核対策をきちんと国の政策に盛り込み、普及させていくことが大切なのです。
目
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2015年06月24日

ジョルジェ・サンパイオ前大統領がネルソン・マンデラ賞を受賞!

6月22日、ポルトガルのジョルジェ・サンパイオ前大統領とナミビアの眼科医ヘレナ・ヌドゥメ氏がネルソン・マンデラ賞を受賞しました。

今回が第一回目となるネルソン・マンデラ賞は、南アフリカの平和に寄与した故マンデラ元大統領にちなみ、人道活動で功績のあった人物に国連から贈られる賞です。
見事受賞を果たしたジョルジェ・サンパイオ氏は、弁護士、国会議員、リスボン市長を経て1999年から2006年まで大統領を務めました。在任中は一貫してポルトガルの民主化を支援し、民主主義の支援者として国際的に高い評価を得ています。

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実はこのサンパイオ氏、リザルツと深い縁があります。リザルツの白須代表はストップ結核パートナーシップ日本の代表理事も務めているのですが、本部ジュネーブには3名の親善大使がおり、その中の一人がジョルジェ・サンパイオ国連事務総長ストップ結核特使なのです。世界各地の結核会合では白須とサンパイオ氏がお話する機会もあり、今回の受賞にはリザルツスタッフ全員で喜んでいます。

サンパイオ氏には祝福の意を送るとともに、これからも結核根絶のため共に頑張っていきたいと思います。
(大崎)
posted by resultsjp at 17:38| Comment(1) | ストップ結核アクション