2015年03月28日

3月24日 世界結核デー

3月24日は世界結核デーでした。

昨年10月にバルセロナで開催された”世界結核議員連盟”の初会合で出された「バルセロナ宣言」に、世界各国の国会議員が賛同し、署名を寄せました。

世界の結核対策を各国の政治的優先課題として、それぞれの国が積極的に取り組む意志を示した宣言文です。

結核は歴史的に最も多くの人の命を奪ってきた恐ろしい感染症で、いまだ年間150万人が結核で亡くなっています。薬剤耐性結核の問題も深刻になっています。

こうした状況に対応するためにも、より効果的なワクチンや新たな治療薬の開発、結核診断法の開発、普及、各国のヘルスケアシステムへの結核対策統合を推進することが謳われています。
結核対策が世界各国の政治的優先課題となるよう、WHO、ストップ結核パートナーシップなどの公的国際機関、各国のNGOなどと協同するため、世界結核議員連盟(Global TB Caucus)を設立するという宣言です。

米国、フランス、インド、ブラジル、ケニア、南アフリカなど、世界の20カ国以上が参加し、日本の結核議連の先生方も参加しています。

今年1月に沖縄で開催された「第二回日経アジア感染症会議」でも、日本が官民を挙げて結核の診断(LAMP法等)、治療薬(デラマニド等)、ワクチンなどの開発・普及に取り組んでいくステートメントが発表されています。
ステートメントは下記よりお読みいただけます。
http://ac.nikkeibp.co.jp/bio/okinawa2015/pdf/OkinawaCommunicableDiseasesStatement2015.pdf

日本発のさまざまな結核の技術革新が続いています。
世界の結核根絶のために、ますます新しい展開が進めるべく、リザルツも引き続き応援していきます。

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posted by resultsjp at 16:21| Comment(2) | ストップ結核アクション

2014年10月13日

世界の結核ワクチン研究開発推進組織アエラス来日

10月6日〜9日にかけて、世界の結核ワクチン開発を推進する国際的NPOのAeras(アエラス)の方々が来日されました。

来日されたのは3名。
前臨床試験を総括する副会長のバリー・ウォーカー博士
総務担当の副会長のケビン・スライ氏
アジア事務所長のシャロン・チャン博士

Aerasと経鼻噴霧型の新規結核ワクチンを共同開発を行う医薬基盤研究所の保富康宏先生、ストップ結核パートナーシップ日本(STBJ)の金子洋常任理事とともに、STBJ代表理事でもある白須紀子とリザルツスタッフは各所を訪問しました。

ストップ結核パートナーシップ推進議員連盟の各先生方を訪問し、結核ワクチンをはじめとする結核研究開発の重要性、継続的支援の必要性についてお話しました。 

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ストップ結核パートナーシップ推進議員連盟 副会長
古屋範子衆議院議員

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ストップ結核パートナーシップ推進議員連盟 副会長
郡和子衆議院議員

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ストップ結核パートナーシップ推進議員連盟 副会長
高階恵美子参議院議員
厚生労働大臣政務官でもいらっしゃいます。

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ストップ結核パートナーシップ推進議員連盟 事務局次長
橋本岳衆議院議員
橋本先生も厚生労働大臣政務官です。

さらに、厚生労働省の国際課、結核感染症課も訪問し、ご担当の皆様と世界の結核ワクチン開発についてなどの意見交換をされました。
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空き時間には、リザルツオフィスにも。
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エボラ出血熱やデング熱の話題も各所で挙がり、感染症への関心がこれまで以上に高まっています。
結核で命を落とす人はいまだ世界全体で年間130万人いますが、治療や予防で命が救われた人もたくさんいます。
結核で命を落とす人がいなくなるようにするには、結核研究開発を進めることも重要です。
posted by resultsjp at 23:25| Comment(3) | ストップ結核アクション

2014年08月22日

菅官房長官への申し入れ ―ストップ結核アクション―

8月22日、官邸を訪問し、結核に関して菅義偉内閣官房長官申し入れに行きました。

ストップ結核パートナーシップ推進議員連盟の武見敬三会長、古屋範子副会長と古山秘書、高階恵美子副会長、浜田昌良事務局長と田中秘書、橋本岳事務局次長の藤村秘書とともに、ストップ結核パートナーシップ日本の代表理事でもある白須紀子と金子洋常任理事が訪問しました。

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まず武見会長が、改定ストップ結核ジャパンアクションプランについて説明し、
・日本が結核の罹患率が人口10万対16.1の中蔓延国であり、2020年の東京オリンピックまでに人口10万対10以下の低蔓延国にするための国内対策の必要性
・WHOの世界目標「2035年までに結核の世界的流行を終息させる」を達成するために研究開発、日本発の技術の世界展開の必要性
などをご説明されました。

浜田事務局長は、結核議連ができた経緯、2008年に最初にストップ結核ジャパンアクションプランが発表されたことなどをご説明されました。

古屋副会長、高階副会長も結核の重要性についてお話され、菅官房長官も国内外の結核征圧に向けてご理解を示してくださいました。

安倍晋三内閣総理大臣が本部長、菅官房長官が副本部長を務める健康・医療戦略推進本部が決定した「医療分野研究開発推進計画」や「平成27年度 医療分野の研究開発関連予算等の資源配分方針」にも、
ストップ結核ジャパンアクションプランを踏まえて、海外の結核対策への貢献、国内の2020年までの低蔓延化、それぞれに向けて結核研究を推進することが明記されています。

今後、結核研究開発推進の機運がますます高まりそうです。

これまでに100人以上の方々にご相談や協議を含め結核アドボカシーを続けてきました。
多くの方のお力添えをいただいた成果でもあります。

まだまだ、ストップ結核ジャパンアクションプランは踏み出したばかり。
これからも全力で取り組んでいきます。

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posted by resultsjp at 19:29| Comment(3) | ストップ結核アクション

2014年08月15日

ストップ結核アクション −厚労省結核感染症課−

8月14日、厚生労働省健康局結核感染症課を再度訪れました。
先方ご出席者は、加賀山成久課長補佐と保田奈津子係長
当方は、ストップ結核パートナーシップ日本(STBJ)の森亨代表理事、金子洋常任理事、宮本彩子事務局次長とともに訪問しました。

ちなみに、STBJの代表理事でもある日本リザルツ代表の白須紀子は現在ヨルダン・アンマンへ出張中で、UNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)やUNHCR(国連高等難民弁務官事務所)の難民キャンプ等へ調査事業に行っています。

ところで、一つの結核ワクチンや抗結核薬が開発されるまでに、だいたいどれくらいのコストがかかるかご存知でしょうか?

結核ワクチン開発コスト:200億円以上
各段階の内訳は、
 Discovery(探索)〜Preclinical(前臨床)段階:約8億円
 Phase1/2a段階:約10億円
 Phase2b段階:約30億円
 Phase3段階:約150億円
その後販売に向けて承認取得など、さらにお金がかかります。
【AERAS報告書:TB Vaccine Research & Developmentより】

抗結核薬開発コスト:115億円〜240億円
各段階の内訳は、
 Discovery(探索):約40億〜135億円
 Preclinical(前臨床):約4.9億〜5.3億円
 CMC/Chemistry-Manufacturing-Control(化学・製造・品質管理):約5.3億円 
 Phase1:約2000万〜6000万円
 Phase2:約1.6億〜3.4億円
 Phase3:約8.1億〜22.6億円
その間、多くの候補の中から成功するのはほんの一握り。
失敗事業にかかるコストも考慮し、一つの新薬が出るまでに約115〜240億円と算出されます。
【TB Alliance報告書:The Economics of TB Drug Developmentより】

いずれも非常に大きな資金が必要であることがわかります。
こうした研究を推進するためにも、政府や基金からの十分な支援のしくみを整えることが重要です。

結核アドボカシー、実はまだ続いています。

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posted by resultsjp at 20:34| Comment(3) | ストップ結核アクション

2014年08月06日

ストップ結核アクション ―厚生労働省―

8月5日、結核予算要望のために、再度、厚生労働省を訪れました。
改定版ストップ結核ジャパンアクションプランにも基づき、研究開発の推進、ODAやJICA事業の活用およびWHOへの拠出を通じた国際貢献、2020年までに低蔓延国入りを目指す国内対策の強化、などに必要な予算編成のお願いを、下記の各部署でしてきました。

1. 健康局長 新村和哉様、結核感染症課 保田奈津子様、梅木和宣様
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特に、国内対策の強化に向けて、各地域の実情に対応した対策を行うための予算である結核対策特別促進事業の拡大をお願いしました。
翌8月6日が69回目の原爆忌であり、広島平和祈念式典に向けて出発される間際のところ、お時間を取っていただきました。

2. 大臣官房国際課長 井内雅明様、国際協力室長 日下英司様、国際協力室 岡林浩哲様
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特に、WHOやJICAを通じた国際貢献をお願いしました。

3. 技術総括審議官 鈴木康裕様、厚生科学課 荒木裕人様
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特に、種々のワクチン開発、LAMP法などの診断技術、デラマニドなどの抗結核薬開発などを紹介し、さらなる研究開発の推進のための予算拡大をお願いしました。

お話をしながら、目に留まったのが・・・
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先日お届けしたユリが見事に綺麗に咲いていました。

4. 健康局結核感染症課長 井上肇様、同課 加賀山成久様、保田奈津子様、梅木和宣様
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直接の所管である結核感染症課には、国内外の結核対策に向けて上記あらゆる協力をお願いしました。

そろそろラストスパート?でもまだ、結核アドボカシーは続いています。

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posted by resultsjp at 17:43| Comment(4) | ストップ結核アクション