2017年06月28日

釜石生活73 〜保育園へのチラシ配り〜

先週、釜石市教育委員会に常設されている公立幼稚園と小中学校のメールボックスに、7月15日の「弁護士による養育相談会」のチラシを持って行き投入しました。
そのチラシは、週3回のメールボックスから各学校と園に運ばれるルートに乗って学校、園に届けられ、やがて保護者に配布されます。
そのルートに乗らない、つまり教育委員会の管轄外の保育園、こども園、子育て支援センター等、併せて19の施設へ、6月27日(火)午後、チラシを届けて歩きました。(実際は車で行きます。)

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この作業も、もう何度も行ってきましたので、行く先々での反応や反響も返していただけるようになり、それも楽しみにして出かけます。
今回も、こんなことがありました。
1.訪れた保育園の保育士さんが、前回の弁護士相談の利用者でした。お渡ししたチラシをご覧になり「これ、待っていたんです。2回目なので、前日まで待って空きがあったら予約したいです」とおっしゃっていました。「相談室へはいつでもどうぞ。私の方で対応できることもあるかもしれませんし」とお伝えしました。
2.こども園にお迎えに来られたお母さんから「鈴木さんでしたっけ?お馬さんのイベントでお世話になった〇〇です。写真も送っていただいてありがとうございます。飾ってますよ」とお声掛けいただきました。
3.保育園で対応に出てこられた保育士さんは支援者研修会の参加者でした。
4.ある園では、お子さんとの笑顔の再会がありました。一時は登園拒否だったのですが、親子交流会に参加されたり、相談室にも遊びに来られたり、最終的には近いけどバスに乗せてみるという方法で快方に向かい、今となっては「あんなこともあったね」「あれは何だったんだろう」と不思議な思いで振り返る出来事です。そのお子さんが、「あれ〜、今日はどうしたの?」と、ちゃんと私を認識して声をかけてくれたんです。「ちょっとお仕事で来たんだ。〇〇ちゃん、覚えててくれたの?ありがと〜。また青葉ビル遊びにきてね」と返すと、「うん」としっかりうなずきました。

各施設で、お話ししたり情報交換などしていると、夕方になってしまいました。
園児たちのいない遊具は、心なしか寂しそうに見えます。

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都会では、園の建築に、「子どもの声がうるさい」からと、近隣住民の反対が出たりしますが、子どもたちには元気に、遠慮なく声を出して遊んでほしいかな〜と私は思います。
話しがそれました。
今日は、釜石で歩んで得てきたことを実感できて、心が温かくなったチラシ配りでした。(鈴木)
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2017年06月22日

釜石生活72 〜多田自然農場〜

6月21日、所用で、釜石の事業をボランティアでお手伝いいただいている木下美喜夫さんにご同行いただき、釜石市から電車、車とも1時間程度内陸に移動したところにある遠野市に行って参りました。
用件は1時間ほどで済んだので、せっかく遠野市まで行ったので、日本リザルツの多田克彦理事が経営される「多田自然農場」を訪問してきました。
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突然伺ったので、多田克彦理事はご出張中でお会いできませんでしたが、スタッフの方々がとても暖かく迎えてくださいました。
ちょっとご挨拶を、と思っただけでしたが、釜石の活動について質問してくださったので、先日の釜石新聞記事などもお渡しして、親子交流会で貸切バスで出かけたりもしていることをお話しすると、チーズケーキ工場見学で子どもたちの受入れも可能な旨おっしゃっていただきました。ありがたいことです。

作業場では、ほうれん草を束ねる作業をされてる方の手元のほうれん草の緑がきれいで、見入っていると、農薬は使わず、肥料も自然界に存在する有機肥料のみで作るナチュラルほうれん草であることを教えていただきました。
ほうれん草のハウスには、1枚1枚の葉っぱが立派なほうれん草が収穫を待っていました。
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いつも、白須から「遠野の道の駅のジェラートは世界一おいしい」と聞いていましたし、私もプリンやロールケーキをいただいたことがあり、「多田の乳製品やスウィーツ」のおいしさは存じておりましたが、農場を訪れてみて、きっと「多田野菜」のファンも多いに違いないと確信いたしました。
いつか、釜石の子どもたちを連れて「多田農場の“よいものをつくる”ことへのこだわり」を見学に行かせていただきたいと思いました。(鈴木)
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釜石生活71 〜離婚・再婚 親の事情と子どもの気持ち 学習会〜

今まで部分的にお伝えしてきましたが、釜石市は8つの地区に分けられ、それぞれの地区に公民館、生活応援センターが置かれ、それぞれの地区に定数の民生委員、児童委員が(合わせて)20〜30名程度いらっしゃいます。
これまで、月1回開催される各地区の民生委員・児童委員協議会には何度も参加させていただき、子ども課の委託事業で「青葉通り こどもの相談室」を開設したご挨拶からはじまり、各種研修、学習会への参加を呼びかけたり、日頃地域支援においてお困りのことはないか、地区内でどのような家庭問題を見聞きされるか等の意見交換を行ったりしてきました。

そしてこのたび、2名の主任児童委員(各地区の児童委員の中で毎年2名選出される)が相談室を訪ねて来られて「7月8日の主任児童委員勉強会をファシリテートしてほしい」という、何ともありがたいお話しをいただきました。
テーマや講師はお任せする、とまでおっしゃっていただいたので、こちらを開催することにいたしました。
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私が、釜石市で相談業務と研修事業を7か月ほど行ってきて肌感覚で感じる特色や傾向、背景として考え得ること、実際のいろいろな数字のご紹介などを最初にさせていただき、臨床心理士の石垣秀之先生に統計学的に適正なデータ分析、心理学的な見地からのお話しなどをお願いして、要所要所に、事例検討、分かち合いや意見交換の時間を設けながら進めたいと考えています。
主任児童委員が各地区に2名なので、8地区の全員出席としても16名です。
主任児童委員の方々も、「もったいないので外部の方もどうぞ」とおっしゃっていますので、参加ご希望の方はご連絡くださいませ。(鈴木)


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2017年06月17日

釜石生活70 〜子どもの気持ち 学習会〜

6月15日(木)10〜12時、鵜住居公民館にて「子どもの気持ち 学習会」を実施しました。
鵜住居地区は、釜石市でもっとも震災の被害が大きかった地区のひとつで、今も復興工事が続いています。
その鵜住居公民館で「喪失を経験した子どもの気持ち」をテーマにした学習会を開催することには賛否両論あるだろうと思いましたが、2月にグリーフケアの研修を受講して以来、鵜住居でこそ学習会を開催したいと考えるようになりました。

ここで、グリーフケアについてもう一度お話ししますと、大切な人を失う絶対的な別離によって、失意とともに深い悲しみの感情と、なんとか対処しようとする理性・認知感情との狭間で揺れ動き、とらえどころのない苦痛を伴う心身の反応を「悲嘆(グリーフ:grief)」といいます。
グリーフに陥り、突然不慣れな環境に押し込まれた時、繰り言や思い出話をじっくりと傾聴してくれる人、さりげなく寄り添うサポートは心強いもので、これらの援助を「グリーフケア」といいます。

そして今回は、佐々木誠先生(臨床心理士、岩手大学三陸復興・地域創生推進機構 特任准教授)による「喪失を経験した子どもの気持ち」をテーマにした学習会でした。
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東日本大震災で壮絶な「喪失」を体験された地元の方も多かったので、大変辛い学びだったことと思います。それでも、学ぼうという自らの強い意思で参加していただいたからでしょうか、途中退出される方はいらっしゃいませんでした。
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私自身も、大きな喪失を体験した当事者でもあるので、佐々木先生のお話を伺っていて、2回ほど、はらはらと涙が流れました。
参加者の皆様にとっても深い学びの一日になったことと思います。(鈴木)
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釜石生活69 〜親子交流会@三陸駒舎〜

6月10日(土)は朝から雨が降ったり止んだりのあいにくのお天気でしたが、親子交流会は予定通り実施しました。
「今日、行きますか?」という問合せが2件あったりして、時間通りに出発できるか心配でしたが、皆さん、ちゃんと9時50分までに受付を済ませ、手書きの名札を胸に貼り、バスへ乗車を呼びかけると速やかに乗り込んでくださり、ぴったり10時に出発できました。

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その後も、バスの中のマイクでアナウンスしたことを、ちゃんと聞いてくださって、守るべきルールは守ってくださり、怪我もなく、楽しい時間を過ごすことができました。
その様子を伝える復興釜石新聞の記事がこちらです。

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三陸駒舎の「馬との出会い・コミュニケーション」プログラムとして、スリーステップで馬と仲良くなっていくのを親子で体験していただきました。
まず、7歳牝馬のアサツキに草を与えます。最初はこわごわ長い草を与えていた子どもたちも、だんだん慣れてくると、小さな手のひらに乗せた草を与えられるようになり、アサツキが上手に食べると、「(手のひらが)くすぐったい!」「なめられたよ」と声をあげて喜んでいました。
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次に、ブラッシングです。みんなに順番にブラッシングしてもらったアサツキは、立ったまま眠そうな表情をしていました。
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そして次は、お散歩です。
子どもたちは小さな身体で、350kgもあるアサツキが指示に従ってついてきたリ曲がったりして、言葉を介さないコミュニケーションがとれる醍醐味を楽しんでいました。

それらのスリーステップを踏んで、馬との距離を縮めてから、順番に乗馬をしました。
小さい子から順に乗りましたが、持ちこたえていたお天気が最後まで待ってはくれず、一番大きい2人はずぶ濡れになってしまいました。
それでも、「小さい子からにして(濡れたのが自分たち、大きい子で)よかったね」と思いやりのある言葉をくれて、お母さんも「そんなことが言えるようになったなんて、ちょっと感動…」と我が子の成長を喜んでおられました。

お昼はみんなでおいしいお弁当をいただき、午後は写真立てを作り、集合写真を4日後に送りましたので、今日あたり、親子で作った写真立てに集合写真を飾っていただいたのではないかと思います。

親子が馬を介して、普段と違う会話ができたり、注意や禁止が多くなりがちな子育ての中で、上手に褒める、成長を見てあげられるきっかけになったと確信できる親子交流会でした。(鈴木)
posted by resultsjp at 20:13| Comment(3) | 東北復興支援