2018年01月17日

【海が戻ってこなくなった日】


私が感銘を受けた一冊の絵本。

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はまべのドラゴン『エリック』
エリックは毎日毎日、美しい海を眺めては、穏やかに、幸せに暮らしていました。
ある日、海は引いてしまったまま、二度と戻って来なくなってしまいます。
大好きな海をみることができなくなってしまったエリック・・・。

大事なひとや
大切なものが
目の前からいなくなってしまったとき
どうしたら立ち直ることができるのでしょうか。

この絵本は
そんなヒントをくれる
『心の立ち直り』の物語です。

文字で書き連ねたり
言葉で伝えるより
子どもには
絵で感じ、受け容れてもらえることが多くあります。

一冊の絵本で、子どもを癒すことができます。
絵本のチカラは、素敵な魅力に満ちています。


青葉通りこどもの相談室 和賀
posted by resultsjp at 10:03| Comment(1) | 東北復興支援

2018年01月09日

【発達障害】

発達障害とは『発達障害者支援法(第2条、2004年制定)』において、『自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして法令で定めるものをいう。』と定義されています。
1980年、WHO(世界保健機関)の『国際障害分類試案(ICIDH)』以来、改定を重ね、2013年、『DSM-5(精神疾患の診断・統計マニュアル第5版)』において、『広汎性発達障害(PDD)』が『自閉症スペクトラム(ASD)』の診断名と変わりました。『広汎性発達障害(PDD)』の中には、自閉症やアスペルガー症候群、特定不能の広汎性発達障害(PDD-NOS)等が含まれ、細かく分類されていましたが、『DSM-5(精神疾患の診断・統計マニュアル第5版)』では分類せず、『自閉症スペクトラム(ASD)』という大きな1つの診断名に統合されています。

2015年、文部科学省が、公立の小学校、中学校及び中等教育学校(前期課程)を対象として実施した『通級による指導実施状況調査(2016年公表)』の結果では、通級による指導を受けている発達障害(自閉症、学習障害及び注意欠陥多動性障害)ある児童生徒数は、2015年時点、 4 万 1,986 人(自閉症 1 万 4,189 人、学習障害 1 万 3,188 人、注意欠陥多動性障害 1 万 4,609 人)と報告されています。
前記の数字は、公立の小学校、中学校及び中等教育学校(前期課程)のみですので、他環境における児童を加え児童全体で見ると、はるかに大きな数字となることは、容易に想像されます。

発達障害に関する環境は日々変化し、大きな社会的要素の一つとなっています。

当相談室へ相談されるケースにおいても、『自閉症スペクトラム(ASD)』と診断される児童は少なくありません。そして、その児童一人一人が『社会での生きづらさ』を抱え、独りで悩んでいるケースが多く見受けられます。発達障害を抱えている児童は、『(客観的視点での)困った子』ではなく、『(児童の視点での)困っている子』なのです。その困り感に対し、如何に寄り添うことができるか、また、教育、福祉、医療等の多機関多職種と連携しながら、如何に地域全体で見守ることができるのか。
今後も真摯に対応していくべき、青葉通りこどもの相談室のテーマの一つとなります。


青葉通りこどもの相談室 和賀
posted by resultsjp at 16:08| Comment(1) | 東北復興支援

【新規施設見学】

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釜石市上中島町に建設された
『上中島こども園』
『すくすく親子教室』
『上中島児童館』
上記、三施設を見学(開所前)してまいりました。

『上中島こども園』は、幼保連携型認定こども園であり、幼児教育・保育を一体的に行う、幼稚園と保育所の機能を併せ持つ施設です。
『すくすく親子教室』は、発達に心配のある子どもの療育を行う、障害児通所支援事業所です。
『上中島児童館』は、遊びや生活の場を提供する、学童保育を兼ねた児童厚生施設です。

機能の異なる三施設が、同敷地内に一体整備化されることで、地域の多様な子育てに対して、包括的な保育環境の創出および連続した連携が可能になるとのことです。また、人々の復興や子育て中の女性の就労にも目を向けた環境整備となっており、隣接する復興公営住宅を含む地域コミュニティを形成する場所としての機能も期待されるそうです。
近年、釜石において増加傾向にある保育ニーズおよび保護者の就業形態に対する保育環境整備が成されたということは、地域の復興が新たなるフェーズに移行している印象を強く受けました。
この様に、釜石の子ども達を取り巻く保育環境は、少しずつ整備されてきてはいますが、未だ万全とは言えず、復興は続いております。
今後も皆様のご支援、ご協力のほど宜しくお願いいたします。


青葉通りこどもの相談室 和賀
posted by resultsjp at 15:06| Comment(1) | 東北復興支援

2018年01月04日

【気づき】


放課後、近隣小学校の児童が相談室へ来室されることは、度々、ブログに取り上げているので、皆様ご承知かと思われます。

相談室の中では
児童が、どこに絵を描いても
児童が、どれだけ騒いでも
私は注意しません、指摘もしません、叱ることもありません。

普段の会話の中で、児童の『気づき』を促していきます。
これは、カウンセリングの応用編ですね。
注意しなくても、指摘しなくても、叱らなくても、会話の中での『気づき』は、児童の心にスッと定着し、ルールとなり、自然と守ってくれるようになります

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例えば
書棚に絵を描いたら⇒描いた本人が消します。
水性ペンを使って描きますから、アルコールですんなりと消えます。
それだけです。
綺麗にしたことで、児童自身に達成感が芽生えます。

昂奮して大声を上げたなら⇒青葉ビルは公共の場であることを、静かにゆっくりと伝えます。
すると、落ち着いた声にスーッと戻ってきます。
それだけです。
理由を伝えることにより、児童の考える心を伸ばしていきます。

この様に、大人の『こうあるべき』を押し付けず、安全・安心な児童の心の距離を保ちながら会話することによって、児童の自尊心を傷つけず、自己肯定感の向上に繋げていきます。
これは、児童だけに限った手法ではありません。
大人にも同じことがいえます。

私にとって放課後の相談室は、児童とのコミュニケーションを通じて、人としてのコミュニケーションを学ばせていただく、貴重な時間になっています。


青葉通りこどもの相談室 和賀

posted by resultsjp at 14:41| Comment(1) | 東北復興支援

【釜石市民ホール TETTO】

2017年12月8日、釜石市民ホール『TETTO(テット)』が開館しました(2018年4月、グランドオープンン)。

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2015年初春、釜石の文化と芸術の中心だった釜石市民文化会館が、東日本大震災による被災のため、解体されました。
2011年3月のあの日から、色々な方々が釜石の文化と芸術の火を絶やすまいと、工夫を凝らしながら活動されてきたとのことです。その姿に、力を受け取った市民の方々も少なくないともお聞きします。
みなさんの想いが詰まった釜石市民ホール『TETTO(テット)』。
名付け親は釜石市在住の小学生。
『TETTO(テット)』には、釜石と鉄の深いつながりを表した『鉄都』と、釜石市民ホールと釜石情報交流センターをつなぐ広場上部のガラスから建物につながる『屋根』が建築の特徴でもあることから、イタリア語で屋根を意味する『tetto』の2つの意味が込められているとのこと。

釜石の素敵な名所がまた一つ、生まれました。


青葉通りこどもの相談室 和賀
posted by resultsjp at 13:29| Comment(1) | 東北復興支援