2013年09月05日

ハイチ官民連携事業 終了

2013年8月末日

ハイチの首都、ポルトープランス。

IMG_2103.jpg

昨年より、栄研化学株式会社と日本政府により進められてきたLAMP法普及に向けた官民連携事業。
今年の4月から6月の3ヶ月間に渡り、ハイチにてスタディを行いました。

今回は、その結果の最終確認と報告のため、ハイチを訪れました。


現地検査技師と共に、結核の顕微鏡検査及びLAMP法検査を行ったグレース小児病院。

病院の最高責任者で、元ハイチ国保健大臣でもあるビジュ先生に、検査結果の最終報告を行いました。

IMG_2092.jpg


培養検査を行った、国立公衆衛生ラボ。

ハイチ国保健人口省検査部長のボンシー先生に結果を報告し、今後の更なる協力を約束しました。

IMG_2066.jpg


また、HIV/エイズ・結核の民間研究機関であるGHESKIOにて、LAMP法のデモンストレーションを行いました。

多くの方が集まり熱心に説明を聞いていました。

LAMP法は、あまり施設の整っていないラボでも利用可能であり大変有用であると、今後の利用拡大に期待していました。

IMG_2112.jpg


最後に、保健人口省事務次官のレイモンド先生に、ハイチ政府の協力へのお礼と結果の報告を行いました。

日本からのお土産を、大変喜んでくださいました。

Raymond2.jpg


地震から3年半以上が経った今でも、コンテナでできた仮事務所のままである保健人口省にて。

MSPP.jpg


今後、今回得られた結果を世界保健機関(WHO)に提出します。

それは、LAMP法がより多くの国々で利用しやすくなるための、大切なステップとなります。

そしてそれは、今見落とされている結核患者をより確実に発見することにつながり、新たな感染を防ぐことになります。

日本リザルツは、世界中の結核で苦しむ人が一人でも少なくなるよう、これからも努力して行きます。




posted by resultsjp at 16:19| Comment(2) | ハイチ結核・栄養問題

2013年09月01日

ハイチミッション

今週、ハイチ共和国でLAMP法を使った結核診断の試験プロジェクトの最終ミッションに参加しました。本ミッションは、JICAや国立公衆衛生ラボ、グレース子供病院、保健省など関係者や大使館に良好な結果が得られたことを説明し、本プロジェクトへの協力・支援に謝意を表明しました。

ハイチの結核対策においては、患者発見率の低さが問題視されてきました。そこで、日本リザルツは、2011年11月から2012年6月まで、栄研化学株式会社が開発したLAMP法(簡易遺伝子増幅検査法)を導入し、結核患者発見拡大事業を行いました。その成果を受けて、栄研化学株式会社と外務省の官民連携事業として、このプロジェクトが実施されてきました。

今回のミッションまた、結核患者発見拡大事業のサイトの1つであったシグノー結核療養所も訪問しました。シグノー結核療養所は、首都ポルトープランスから西に30`ほど離れたレオガン市にあり、そこでは戦後の日本で結核の医師としてご尽力された須藤昭子シスター(クリスト・ロア修道会所属。医師)が30年以上に渡り結核対策に取り組んでいらっしゃいました。レオガン市は2010年1月の大地震の震源地に近く,甚大な被害を受けました。全国から60名にものぼる患者が入院していたシグノー結核療養所の結核病棟が全壊し、建物内にいた数名が亡くなりました。また,奇跡的に助かった方々も,療養所の敷地内で,大地震後1年以上にわたり,テントの下での療養を余儀なくされました。こうした深刻な状況に対応するため,大地震直後からハイチに派遣されていた自衛隊施設部隊は,大地震後すぐに,被災した病棟の取り壊し作業と瓦礫の除去を行い,療養所の衛生環境改善のため,洗濯場の設置を行いました。 また,日本大使館は,療養所で使用されていた井戸に大地震の被害により大腸菌が検出されていたことから,草の根・人間の安全保障無償資金協力により,新規の井戸建設を支援しました。

シグノー結核療養所は震災後、スイス赤十字の支援により仮設病棟を建設し、いち早く入院患者受け入れを再開しました。そして、草の根・人間の安全保障無償資金協力により、新病棟が建設されました。しかしながら、現在シグノー結核療養所では、入院患者に与える食糧の確保に窮乏しています。敷地内にある畑の給水ポンプは数か月前に壊れたままで、また敷地内で飼育している豚や鶏などのエサも十分に入手できず、最近生まれた子豚は数頭死んでしまったといことで、まだ生き残っている子豚も動けずにうずくまったままでした。鶏も数が激減してしまい、空のケージが並んでいました。今週はなんとか、市場で購入した野菜等を使って食事を出せるが、来週以降まったくあてがない、とシスターエヴェリンは深刻な表情で説明してくださいました。
posted by resultsjp at 11:48| Comment(1) | ハイチ結核・栄養問題

2013年06月27日

もうすぐ帰国

6月26日(水)

ハイチの首都ポルトープランス。

DSCN5588 (1024x768).jpg


栄研化学株式会社と日本政府による官民連携事業として、

4月からハイチで続けてきたLAMP法事業も、

もうすぐ終了です。


お世話になったグレース小児病院の検査技師たち。

IMG_0899 (1024x768).jpg

IMG_0908 (1024x768).jpg

IMG_1097 (1024x768).jpg


忙しいながらも明るく楽しく働く姿に、いつも助けられました。

IMG_0909 (1024x768).jpg

IMG_0898 (1024x768).jpg

IMG_0869 (1024x768).jpg

実際に現場で毎日患者と接している彼らは、

通常、ハイチを始めとした多くの途上国で結核診断に使われている顕微鏡検査よりも、

より迅速に、そして正確に診断できるLAMP法の必要性を訴えています。



LAMP法が、一日も早く結核診断の一つのスタンダードとなるために、

そして、世界にまだ多く存在する結核患者を救うために、

今回の事業で得た成果を活用していきます。



posted by resultsjp at 11:34| Comment(2) | ハイチ結核・栄養問題

2013年06月14日

ハイチのサッカー熱

6月13日(木)

ハイチの人々の多くは、サッカーが大好きです。

サッカーの試合があると、テレビのある場所に人が集まり歓声を上げています。

ラジオでのサッカー中継も盛んで、道端や車の中から、

大音量でラジオ中継が聞こえてくることも度々あります。

DSCN5505 (1024x768).jpg


6月11日、ハイチとイタリアの国際親善試合が行われました。

結果は2対2の引き分け。

翌日は、ハイチの善戦で話題は持ちきりでした。

DSCN5423 (1024x768).jpg


6月19日には、日本はそのイタリアとコンフェデレーションズ杯で対戦します。

ハイチ人の中にも、「日本を応援する!」と言ってくれている人もいます。



スポーツで世界がひとつになり、また、近くに感じることができます。




posted by resultsjp at 10:17| Comment(1) | ハイチ結核・栄養問題

2013年06月08日

この1年での変化

6月7日(金)

カリブ海に浮かぶイスパニョーラ島の西側に位置するハイチ共和国。

DSCN5680 (1024x768).jpg


日本リザルツでは、ハイチ大地震が発生した2010年より活動を続けていますが、

訪れるたびに、ポジティブな変化に気付きます。


整備された道路。

DSCN5529 (1024x768).jpg


ソーラーパネルを使った街灯が立ち並んだ大通り(デルマ通り)。

DSCN5791 (1024x768).jpg


街中にも畑が。

DSCN5527 (1024x768).jpg


ハイチのひとつの大きな問題として森林伐採がありますが、

今後、植林にも力を入れていくとのことです。



これから10年、20年経ったとき、

青く透き通ったカリブの海に良く映える緑豊かな山々と、

陽気なハイチの人たちに会いにくる日本人が増えていることを願って。



posted by resultsjp at 08:36| Comment(2) | ハイチ結核・栄養問題