2018年09月11日

食品に栄養を付加するため、政府が穀粉栄養強化プログラムを開始

日本リザルツケニア事務所のスタッフ、Paulineが掲示しました、ケニア政府の栄養改善プロジェクトに関する記事の和訳文をご紹介します。以下、Paulineの文です。


ケニア人の26%が栄養バランスを欠いている中、農務省穀物開発局は穀粉のブレンドプロジェクトに着手しました。

このプロジェクトはケニアの4つの大きな計画の一部で、穀粉に活用されていない栄養豊富な食品をブレンドすることで、ケニアにおける食料安全保障、栄養改善及び雇用創出を2022年までに達成することを目的としています。

小麦粉にはソルガム、キャッサバ及びサツマイモをブレンドし、とうもろこし粉にはキャッサバ、雑穀及びソルガムをブレンドします。

一方で、ブレンド粉に対してアレルギーやその他の問題がある人のために、100%のとうもろこし粉も販売されます。着色料の使用及びブレンドする雑穀の脱色は禁止されています。

栄養バランスの欠如が将来を担う子どもたちに深刻な影響をつきつける中、迅速な対応が必要であり、政府は今月中旬に一般市民を対象としてブレンド穀粉の栄養豊富さについて啓発活動を開始し、製品は今年の11月に陳列される予定です。
Pauline

穀粉の栄養を強化するだけでなく、着色料の使用や脱色を禁止して食品をなるべく自然な姿で提供するという姿勢は素晴らしいと感じました。
UME
posted by resultsjp at 18:24| Comment(3) | 栄養問題

2018年09月06日

地域保健ボランティア(CHVs)と地域組織による栄養啓発プログラム開始

ケニアスタッフShikoによる、栄養改善に関する啓発活動についての記事を和訳しました。

施設や地域の保健サービス従事者が、栄養に特化して行うサービスの一つとして定期的な栄養評価を確立することを目的としたプログラムが、Afya Jijini(ナイロビ市の保健サービス向上プログラム)と地域保健ボランティアにより開始されました。

このプログラムは、農業、食料安全保障、社会保障、教育及び地域開発の各部門が行う、栄養に配慮した取組みと住民をつなぐものです。

このプログラムにより、保健サービス従事者は栄養不良の症状を呈しているHIVや結核の患者を支援するための、最良の技術を身に着けることができます。

そして、保健サービス従事者は顧客に対してよりよい助言をすることができるようになり、ひいては地域の栄養対策がより推進力を持つこととなります。

結核にまつわる最も喫緊の課題が栄養であることを考えると、これは重要なことです。

地域での保健向上活動においてCHVsが重要な役割を果たしているように、栄養改善の啓発にとって地域組織の活動が重要です。
Shiko

栄養に取り組むために保健、農業、食料安全保障など広範な分野とつながりを持ち、また国や州といったレベルだけでなく施設や地域といったレベルでも取り組みを行うというのは、SDGs達成のために欠かせないことです。このような取り組みがどんどん波及し、新たな動きが生まれていくといいと感じました。
UME
posted by resultsjp at 20:06| Comment(3) | 栄養問題

2017年09月22日

「世界の食料安全保障と栄養の現状2017」発行記念イベントに参加

もう九月も終盤ですね。
時がたつのがあっという間だと実感しているインターンの浅松です。
今日は国連食糧農業機関(FAO)主催の「世界の食料安全保障と栄養の現状2017」
発行記念イベントに参加してきました。

今回のイベントの登壇者の南口直樹さんですが、本日の午前中に、日本リザルツの
事務所にもお越しくださり白須代表と栄養に関するお話などをじっくり聞かせて
くださいました。南口さんお忙しい中、ありがとうございました。

今回のイベントでは、発行された「世界の食料安全保障と栄養の現状2017」に
基づいて、世界の子どもたちの栄養不良問題などを南口さんにお話しいただきました。

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特に紛争と栄養問題・飢餓問題は密接に関係があり、多くの子どもたちが
紛争により栄養不良問題を抱えているようで、 心が痛いです。

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写真は、バングラデシュの草の根活動として使用している食育のためのお皿。
栄養バランスのいい食事の見本として非常にわかりやすいですね。
(私も一度バングラデシュ料理食べてみたいな〜)

今回のイベントは雨でしたが、多くの方がご参加していました。
官公庁、企業、NPO、NGO、大学など所属団体の垣根を超えて、
皆さんの栄養に関する関心は非常に深いのではないかと思います。

あ、栄養といえば、もうすぐ10月10日はGGG+フォーラムですね!!
栄養に関する国内外のプロフェッショナルの方々がたくさん、ご参加するので、
栄養に興味がある方はぜひぜひ、ご参加くださいませ。
日本リザルツは皆様のご来場をお待ちしております。

浅松
posted by resultsjp at 19:04| Comment(4) | 栄養問題

2017年01月13日

栄養関連会議

本日は、アジア人口・開発協会(APDA)さんの事務所で、栄養関連の会議を行いました。参加したのは、APDAさんと栄養4銃士(セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン、ワールド・ビジョン・ジャパン、栄養不良対策行動ネットワーク、日本リザルツ)です。

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議題のひとつは、2016年世界栄養報告日本語版の報告会についてです。今年も着々と準備を進めていますので、楽しみにしていただきたいと思います!
昨年の様子は、以下ブログをご覧ください。

2016年04月27日
「2015年世界栄養報告」セミナー報告
http://resultsjp.sblo.jp/article/175066567.html

世界栄養報告は、栄養改善に対する課題や取組みの進捗、政策提言についてまとめられたもので、2014年から毎年発行されています。
現在、2016年のレポートについては、要約のみ日本語で入手可能です。
http://ebrary.ifpri.org/utils/getfile/collection/p15738coll2/id/130378/filename/130589.pdf

一言に"栄養改善"と言っても、そこには食料安全保障や気候変動、水・衛生など様々な問題からのアプローチがあります。
本日はそのような観点から、いつもの栄養4銃士だけではなく、APDAさんと一緒に話合いを行いました。

2016年世界栄養報告においても、栄養についてより多面的に捉えることの必要性が書かれているようですが、私たちもNGOや企業、政府、学術機関などと効果的な連携を深めていきたいと思います。

(Saho)
posted by resultsjp at 19:27| Comment(3) | 栄養問題

2016年12月28日

Stuntingの問題

栄養の抱える問題の一つに、「Stunting(発育阻害)」があります。
発育阻害とは、慢性的な栄養不良が原因で、子供の身長が標準より著しく低い状態のことです。世界の5歳未満の子どもの4人に1人がその状態にあると言われています。驚くほど多い数ですよね…

少し前の記事ですが、こんな情報を見つけました。

2015/5/13 WooRis
ママ必見!子どもにゼッタイ摂らせたい「脳の発達を助ける栄養素」とは
http://wooris.jp/archives/138591

「■頭を良くするには、まず体を健康に
ビタミンの摂取量が不足している子は、脳の機能以前に身長も低く、カゼもひきやすく、アレルギー症状を起こしやすい
頭を良くする栄養は、体も健康にするということですね。つまり言い換えると、頭を良くしたいなら、まずは健康でなければいけないということ!」(本文より)


十分な栄養を補給すること ⇒ 健康になる ⇒ 頭が良くなる!
非常にわかりやすい論理だなと思いました。

栄養不良を引き起こす原因には、もちろん環境的な要因もありますが、栄養に対する知識不足もあると聞きます。ただカロリーを摂りさえすれば良いと誤解されている場合もあるそうです。

世界の栄養改善に向けて、具体的なアクションを起こさなければなりません。
何か伝わりやすいメッセージがあると良いですね。皆さん、アイデアがありましたら、ぜひ私たちに共有してください!

ちなみに、日本の発育阻害の割合は7.1%(15位)です。
思っていたより高い割合で驚きました。

2016/11/24 朝日新聞DIGITAL
発育阻害、どんな問題なの?
http://www.asahi.com/articles/ASJCS4389JCSUBQU00P.html

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(Saho)
posted by resultsjp at 17:47| Comment(3) | 栄養問題