2016年08月11日

The Rio N4G Summit

リオ・デ・ジャネイロで開催されているオリンピック。日本代表の選手の嬉しいニュースが毎日飛び込み、街中や電車の中でもオリンピックの空気が感じられますね。4年に一度やって来る大会のエネルギーを感じます!

オリンピック開幕の前日、8月4日には、イギリス、ブラジル、そして日本の政府が第二回となる「Nutrition for Growth(成長のための栄養)Summit」を開催しました。これは2013年にイギリスとブラジルの政府、CIFF(Chirdren’s Investment Fund Foundation)により初めて開催された会合で、世界の栄養問題の解決に向けてステークホルダーがコミットメントを示す場となっています。2013年の時には、栄養不良の対策に向けて40億ドル以上の新しい約束がなされました。

今年の内容についてはホームページに掲載されています!
<Nutrition for Growth>
http://nutritionforgrowth.org/nutrition-growth/

日本政府の部分では、今年5月の伊勢志摩サミットでの成果や栄養改善事業推進プラットフォームの設置について、また今月末のTICAD Yにおける報告の機会などが記載されていました。
栄養問題についてそれぞれの状況を確認することも大切ですが、少し具体性に欠ける内容という印象です……

<RESULTS UK>
http://www.results.org.uk/blog/nutrition-growth-2016-–-event-wasn’t

イギリスのRESULTSメンバーもブログに書いていますので、ご覧いただけたら嬉しいです。

次回は2020年の東京オリンピックではなく、2017年のG7に向けてイタリアにプレッジの場の主催を検討してほしいと市民団体などのコミュニティが要望を出しています。
4年に一度と限定することなく、世界の子どもやお母さんなど困っている人々に目を向けて取り組んでいけると良いと思います。

(Saho)
posted by resultsjp at 21:50| Comment(2) | 栄養問題

2016年08月03日

第四回国際母子栄養改善議員連盟

8月2日(火)、衆議院第一議員会館にて、第四回国際母子栄養改善議員連盟が開催され、日本リザルツのメンバーも参加させていただきました。国会議員の先生や省庁、国際機関、企業、NGO等、栄養改善に取り組む、もしくは関心のある方々約100名(議員関係者約40名)が一堂に会しました。

2.JPG
栄養議連会長の山東昭子 参議院議員から開会のご挨拶。栄養改善が世界平和につながる重要な課題として栄養議連の意義を語られました。
b.JPG
a.jpg
1.JPG
司会を務める栄養議連事務局長のあべ俊子 衆議院議員

3.JPG
内閣官房健康・医療戦略室、厚生労働省大臣官房 山本尚子審議官より、「栄養改善事業推進プラットフォーム」等についてご説明がありました。政府組織だけではなく、民間企業や学術研究団体、NGOなど、それぞれが連携し合って進める必要があるとおっしゃっていました。

c.jpg
農林水産省 丸山審議官は、今月末に迫ったTICAD Yにおけるサイドイベントについて説明されました。

5.JPG
JICAの榎本氏からは、TICAD Yのサイドイベントにおける新たなアフリカ・イニシアチブについてお話がありました。

6.JPG
財務省国際局開発政策課の三村氏は、世界銀行のSUN(Scaling Up Nutrition)信託基金について報告されました。

続いて、あべ俊子先生から、前回の議連で設立承認された「国際母子栄養改善国家戦略タスクフォース」の活動状況についてご報告がありました。

6.JPG
外務省国際協力局 西野氏は、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けた中長期的な栄養改善の取組みについて説明されました。
8.JPG
そして、先の参院選で当選された今井 絵理子参議院議員が初めて参加。栄養議連の事務局次長に就任され、今後の抱負を述べられました。

d.JPG
輿水恵一 衆議院議員と、後ろには階恵美子 参議院議員。

7.JPG
その他、多くの参加者から栄養改善に関する取組みの進捗や今後の戦略等について発言がありました。

発言された方々*日本栄養士連盟 加藤会長、ニューヨークのThe New School教授、セーブ・ザ・チルドレン 千賀事務局長、ワールド・ビジョン・ジャパン、アライアンス・フォーラム財団、国際ロータリー日本事務局、UNICEF東京事務所、国連開発計画(UNDP)、ジョイセフ。(順不同)
e.jpg
f.JPG
g.JPG
h.JPG
i.JPG
j.jpg
k.JPG
kato with eriko.jpg
enomoto with eriko.jpg
今回の栄養議連も様々な立場から多くの発表がなされ、大変有意義な会でした。今年は、「SDGs」と「栄養のための行動の10年」の開始年で、栄養改善がますます注目されています。今後の具体的な施策に期待したいです。

(Saho)
posted by resultsjp at 14:47| Comment(3) | 栄養問題

2016年08月02日

ODA政策と栄養

7月28日(木)に外務省で平成28年度の第一回NGO・ODA政策協議会が開かれた。SDGsのODA政策への反映、開発協力重点方針等の報告があり、その後協議事項としてG8食料安全保障及び栄養のためのニューアライアンス他が挙げられた。

G8食料安全保障及び栄養のためのニューアライアンスの協議の中で、いくつかのNGOから、このG8で民間投資による途上国での栄養改善を推進するニューアライアンスについて貧しい農家を置き去りにしないように、進捗や日本政府の役割などが質問されていた。今回のこの協議事項の提案には日本リザルツは参加していないが、多くのNGOが途上国の食料や栄養の課題に関心を持ち、良い形で進むように願っていることがわかった。

日本国内の動きを見ると、内閣官房の主導で日本の企業の国際栄養の国際展開が検討されており、新たなプラットフォームが設立される方向にある。同じ栄養の民間投資ということで共通するので、ニューアライアンスとこのプラットフォームの関係や外務省の関わりについては関心がある。

栄養改善は多くのセクターに関係している。保健も農業も教育も経済も。従ってこれらに関わるアクターも多く存在することになる。沢山の省庁が関係し、その他、企業、学術関係者、専門家、NGO、現地政府、住民など多くの人々がつながって、効果的な取り組みをすることで、きっとより大きな成果がでると思う。

今日は第四回国際母子栄養改善議員連盟が4時から行われる。政治家の方の他、様々な方が参加して、情報共有や連携が益々進み、効果的な栄養改善につながることを心から願う。
(たか)
FullSizeRender (30)川.jpg
posted by resultsjp at 09:58| Comment(2) | 栄養問題

2016年08月01日

アフリカにおける栄養改善

8月27日(土)・28日(日)にケニアのナイロビにおいて、第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)が開催される。これに向けて7月26日(火)に、第4回TICAD VIに関する外務省と市民ネットワーク for TICAD との対話が行われた。外務省からは藤田順三 TICAD担当大使が参加された。多くのNGOと共に日本リザルツからも参加させていただいた。

TICADVIでは、ナイロビ宣言が採択されることになっている。そのドラフトに向けて、日本リザルツからも意見を既に出している。内容は次の通りである。

栄養改善については3点程コメントを出した。フード・バリュー・チェーンつまり、食の供給や消費を考えるに当たっては、栄養不良を視点に入れることが重要であること。また、栄養のイニシアティブを行う際に、単なる実施に留まらず、栄養不良の削減という明確な目標を入れること。実施に当たっては政府や企業のみならず、NGOも参加できる枠組みにすること。更に食料の安全保障を考えるに当たっては、地域の食材を生かし、小規模農家や栄養不良、環境に配慮を忘れないことである。栄養以外にも、予防接種の完全普及、小規模ビジネスにおいて女性が参加できるように配慮することについてもコメントしていた。今回の会合では、その他のNGOからのコメントも含め、この段階では外務省が検討中という回答に留まった。

また、外務省の栄養改善に向けての政策や戦略について質問をさせて頂いた。回答としては、栄養改善に向けて国別のデータ収集が行うことができる体制をつくること、また民間企業による国際栄養改善が進むようにするということであった。これらはJICAや内閣官房主導で検討された国際栄養プラットフォームのことを指していると考えられる。

TICADVIに向けて様々な政策的な協議が行われていると思う。明日8月2日4時から国際母子栄養改善議員連盟が開かれる。良い情報共有と協議の場となり、アフリカの人々の幸せに繋がってほしいと願う。
(たか)
IMG_0003湖.JPG
posted by resultsjp at 15:04| Comment(2) | 栄養問題

2016年07月21日

栄養改善の国際展開

7月14日に内閣官房健康・医療戦略室の国際栄養の展開検討チームの最終会合が行われた。
昨年の3月から、日本政府として国際栄養の海外展開を如何に推進していけるか、関係省庁、栄養関連の企業が参加して合計9回開催された。NGOも途中から正式メンバーになった。こうした政府の会合に参加できるのは非常に興味深く、多くを学ばせていただいた。

○日本政府や企業の働き
日本政府や企業の動きについて学ぶことができた。特に内閣総理大臣を直接に補佐および支援する補助機関である内閣官房という機関について知ることができた。縦割り行政と言われるが、この会合では関係省庁も参加し、それぞれの立場で同じ目標を目指して話し合いを進めて行く。日本を国や組織として意識することは日常ないけれども、省庁がどんな動きをして、日本政府としての働きをしていくかを垣間見ることができた。また、栄養に関連する日本企業が海外進出する際の様々な課題を理解することできた。

○栄養改善の国際展開の実動
最終報告書にもあるが、この会合の結果、新しい独立した組織が作られ、内閣官房の主導ではなく、その組織の主導で栄養改善の国際展開への動きが進められていく。政策レベルから実務レベルに動き、栄養改善の活動が具体的に始まっていく。新たなステップを見ることができて良かった。

○NGOの参画
会合の最終報告書にはNGOの参画の可能性が示された。企業が栄養改善の国際展開をする上で、NGOが持っている海外の情報や拠点、住民の健康状況などが役に立つことがあるかもしれない。また、企業の活動が営利だけでなく、栄養不良の改善に役立ち、住民にとって不利益にならないように、NGOが企業の進出や実施を見守る立場を取ることができるかもしれない。NGOがそれぞれの立場で参画の推進は判断することだけれども、こうした可能性があることは良かったと思う。

○政策提言ということ
流れが逆風であった時もあきらめずに説明し、また機会がある毎にコメントや意見、書類を提出していくと、小さな声でも聞かれる時がある。NGOが参画すること自体そのものが最終ゴールではない。しかし、営利目的でないNGOが活動経験を生かし、参加することがあれば、効果的な実施につながることもあると思う。この会合が関係者に情報が公開され、意見を伝えられる体制であったことは嬉しかった。
(たか)
FullSizeRenderケーキ.jpg
posted by resultsjp at 15:09| Comment(2) | 栄養問題