2015年03月27日

マイクロファイナンス活動/金融組織の立ち上げについて

マイクロファイナンス活動の近況報告です。

NPO設立にようやく目処がつく中で、目下、喫緊の課題の一つとして、金融組織の立ち上げが挙げられます。

金融組織を立ち上げるには、法律上、貸付業務の経験がある人や特殊な資格を持った人が組織に加わる必要があります。貸金業法という法律がこのような手続きを制定しています。
この法律に向き合うと、日本では何か新しい事業を少しでも始めるときに、実に多くの規制に引っ掛かり、超えていかなければならないことに改めて気付かされます。
規制が存在する理由は過去の事件や問題となった背景があることは間違いありません。

例えば貸金業法では、過去、消費者ローン業が全盛だったころ、貸出競争が過熱化し、多くの利用者が多重債務者に陥り、深刻な社会問題となりました。
そのため、2010年に総量規制というものが導入されました。この規制で年収の1/3を超える借入はできなくなることが制定されました。貸金業者も、適用除外になるケース以外は、常にこの総量規制を念頭に入れて業務を遂行しなくてはならないことになりました。

昨年、BRACで研修を受けていたときも、金融教育や多重債務のチェックなどについて、マイクロファイナンスの現場担当者はかなり気を使っていましたが、規制の話は聞かず、かなり自由に顧客と取引したり、新商品を開発していました。

総量規制がいけないなどと全く考えていませんが、やはり日本では、あらゆるところで規制は縦横に張り巡らされていて、小さな組織が何かを始めることの難しさを実感しています。

とは言え、全く道が閉ざされている訳ではありません。
ある意味では途上国でフリーハンドになっている状態はやがて日本のようにルール化されていく方向なのかもしれません。同じ人間がやっていることですから。
もしこのような仮説が正しいのなら、むしろ将来、他国で展開する上でとても貴重な経験と蓄積を、今しているということになります。

そう信じて業務に励む今日この頃です。

貸金業登録の申請手続き。書類がいっぱーい。
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そんな中、ふと外を見ると首相官邸前の桜が芽を育んでいます。春がもうそこにまで来ていますね。
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(和邇)


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2015年03月12日

くにたちマイクロファイナンス/NPO設立そして金融組織の本格立上げへ。

くにたち夢ファームプロジェクトの最近の進捗状況報告です。
これまでNPOを設立するための手続きに取り組んできましたが、ようやく東京都との書類の往復が無くなりました。
(ご担当からまだ正式に書類受領の通知をいただいてませんが、、)
いよいよ手続きは軌道に乗って、後は地球の運行に任せて、4か月後にNPO法人くにたち夢ファームの設立が実現しそうです。

この新しいNPOはマイクロファイナンスを受ける顧客やそれ以外の生活が困窮している人達に対して、就労や生活向上に向けた支援を行うことを前提に、助成金を受ける窓口となったり、職員や事務局を置いてこのようなノウハウやスキルを蓄積する場所にしたいと考えています。勿論、一緒に動いている「困難な女性の新しい実家」プロジェクトをサポートする組織として機能させることも想定しています。

さてこのNPOに加えて更にマイクロファイナンスを実際に行う金融組織を立ち上げるために今、格闘中です。
昨日も有識者に面会し、組織設立や運営についてアドバイスをいただきました。まだNPOバンクにとってフィット感のある法律はなく、色々とハードルが待ち構えていますが、なんとか近日中に諸条件を整えて、東京都の異なる部署へ申請に参上します。

今日は国立市役所内でこれまで続けてきた市役所メンバーとの共同研究会の会議を行いました。報告書を来月中に完成させ、5月連休明けに市長にプレゼンする方向でメンバー全員の意向がまとまりました。今回の共同研究会は私達、民間側のプレゼンを受けて市役所の方達が会を開催を決めて一緒に考えるという経緯にあります。
これまで自治体でよく開催された、役所側から民間側を招聘する研究会と異なる新しい取り組みでした。
そのため、最初は双方にとまどいなどもあり、苦労もありましたが、ここに来てようやく一つにまとまりそうな展開になってきました。4月後半に統一地方選挙などがあり、影響も懸念されますが、ぜひとも次に繋げるかたちを作っていきたいと思います。

先日、旧知の方でオーナー会社の専務を務める社長の奥様に、近況報告も兼ねてくにたちマイクロファイナンスを紹介したところ、とても好評でした。
「今こそ、このような組織が必要、なんとか実現して。特に支援された女性が支援者になるところに、女性の一人として限りない夢を感じるわ。もし成功したらぜひともそんな女性の講演を聞きたい。貴方じゃなくて。」
と言われながらも、寄付してくれました。
証券会社でマイクロファイナンスに関心を持ち続けているある男性からは「日本のシングルマザーの貧困を救うには日本全体で少なくても850億円が必要だ。くにたちはまずその最初の大きな扉を開く場所なのだ。」と熱い夢を語ってくれました(本当は私が語らなければならないのですが)。
昨日、お会いした生活サポート基金の方達はぜひ日本でマイクロファイナンスを広めるために協働したいと言ってくれました。またその後、お会いした全国NPOバンク連絡会の方も「今こそ、福祉アプローチとファイナンスがミックスしたサービスが拡大するチャンスだ。実現させて欲しい。しかしそのために自分が自立支援とはどんなことをするのか確りわかっている必要がある。研修などでも良いから参加すべきだ。」とカツが入り。。

市役所での会議風景。
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色々な方から揉まれていますが、何とか実現に漕ぎ着けたいと思います。
(和邇)
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2015年01月24日

マイクロファイナンス/松本洋平内閣府大臣政務官との面談

既に鈴木からご報告がありましたように、1月22日に内閣府大臣政務官の松本洋平衆議院議員に今、手掛けているくにたちマイクロファイナンスについてご説明のため、訪問しました。

鰐部、鈴木、戸木の3名で夫々説明と意見などをお伝えすると、松本先生は「金融の世界にもいたので興味深いです。確かに難しい面があるかもしれないけど、とても意義が深い試みだと思います。できるかぎり応援しますので頑張って下さい。ぜひ私の地元である国立からこのような試みが花咲くと良いですね。」と優しく仰り、佐藤市長にもくにたちマイクロファイナンスについて話してみると爽やかに言ってくれました。
正面でお話ししていた私にとって、とても優しい眼差しが印象的でした。
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松本先生は、親子の面会交流の活動にも以前から深い理解があり、鈴木と確りとしたパイプがあったことも今回の面談が弾んだ大きな要因でした。松本政務官の温かい会談に至るまで様々な人達に支えられていることを実感したひとときです。この大切な機会を今後も大事にしていきたいと感じました。

ところでそれに先立つこと、1月19日にくにたち夢ファームのメンバーが集まり、色々な議論の上、まずはNPO法人を設立することで皆さんの意志が固まりました。今後、まずは経済的な自立支援などの事業を行うNPO法人の設立手続きを行って、併せてNPOバンクの組織を別に立ち上げていきます。
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当団体の学生インターンの加藤さんや長山さんには、実務関係で手伝ったいただき、NPO法人の方は大分進めることができました。若い力にも助けられています。

今、最も大切なのはマイクロファイナンス事業を立ち上げるための資金を獲得することです。
これは本当に高いハードルですが、粘り強くやっていこうと思います。
ぜひ松本先生にもまたご報告できるように。
(和邇)
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2015年01月23日

松本洋平先生とカスタマーデライトのお話

1月22日、松本洋平先生に「くにたちマイクロファイナンス」の件でお話をきいていただくため、内閣府大臣政務官室をお訪ねしました。鰐部、戸木、鈴木の3名で伺いましたが、3人とも初めて内閣府の建物に入りました。(お向かいなのですが「近くて遠い」存在でした。)
内閣府大臣政務官室までは、冷たい雨がそぼ降る中、政策秘書の村田正司様と、大智志様がご案内くださいました。
お話の内容については、鰐部の方からご報告させていただくことと思いますので、私からは少し違う視点でご報告いたします。

日本リザルツの職員になるまで、私は長く接遇に関わる仕事に携わってきました。その中で、カスタマー・サティスファクション(顧客満足)でよしとせず、それを超えるカスタマー・デライト(顧客感動)を目指すよう指導され、後進にも何が顧客感動につながるかを指導してきましたが、松本先生のご対応はいつも、想像を超えており、私たち国民が感動を覚える、まさしくカスタマー・デライト体験を与えてくださいます。ホスピタリティ精神にあふれる方なのです。しかも自然な振る舞いでおできになります。
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昨日も、「くにたちマイクロファイナンス」の導入について国立市長とお話しくださるほか、「国としても何かできないか考えてみる」とまでおっしゃってくださいました。
とても清々しい気持ちで帰路についた3人でした。(鈴木)
posted by resultsjp at 18:56| Comment(2) | マイクロファイナンス

2015年01月22日

インターンシップをはじめて

こんにちは。
昨年12月より、インターンをはじめました長山です。

大学のプロジェクトの一環として、くにたちマイクロファイナンスに参加させていただいているのですが
日々、勉強の毎日です。

私個人としては、昨年9月の夏休みを利用してバングラデシュのグラミン銀行で約1か月インターンをしてきたのですが、すでに運営しているMFIsの大変さもさることながら
これから立ち上げるというのは、非常に難しいことなんだな、と実感しております。

先週のくにたちマイクロファイナンスの会議に参加させていただき、立ち上げるまでの細かい共有もさることながら、ファンドレイジング等、論文を読むだけではわからなかった実務の厳しさを知り、
もっと実務についても学びを深めていきたいと思いました。

インターン長山
posted by resultsjp at 09:15| Comment(2) | マイクロファイナンス