2013年10月21日

10月19日「緊急市民シンポジウム」第2部

10月19日(土)の「緊急市民シンポジウム」で、第1部終了後、サンドウィッチ ブレイクの後に開催された第2部についてご報告させていただきます。

第2部では、公益財団法人 日本国際交流センターの執行理事で、世界基金支援日本委員会の事務局長も務めておられる伊藤聡子さんをモデレーターに、世界基金へぐっとフォーカスを当て、日本がどう貢献できるかについての熱い議論が展開されました。
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まず最初に「世界基金増資ビデオ」上映があり、その後パネルディスカッションへと続きました。
パネリストをご紹介いたします。

【(特活)マラリア・ノーモア・ジャパン 専務理事の水野達男さん】
長年マラリア対策に取り組む「住友化学」でマラリア蚊帳をタンザニアの現地工場で製作、拡大に貢献されたご経験を通じ、「企業にとってアフリカは市場としての価値もあり投資しがいのあるマーケットでもある。日本のリソースを使ってマラリアに立ち向かっていきたい」と力強くおっしゃいました。
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【外務省 国際協力局 国際保健政策室長の小沼士郎さん】
2000年の沖縄サミットから2002年の世界基金立ち上げまでの貴重なエピソード(裏話)を伺うことができました。医師で外交官という肩書きをお持ちの稀有な存在の方ですが、「疾病対策は人の対策」と人間味あるご発言に心温まりました。
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【(特活)アフリカ日本協議会 国際保健部門ディレクターの稲場雅紀さん】
横浜の寿町で日雇い労働者の保健問題に取り組んだことをきっかけに、市民社会の活動家として保健や人権の問題に取り組み続けていらっしゃいます。エイズについては「End AIDSを目指しながら、Living Togetherという側面も重要」とお話になったのが印象的でした。


【ミルドレッド・フェルナンドさん】
「フィリピンの結核患者は『どうして街中で治療するのだ、どうせ死ぬのに』というような心無い言葉を浴びせられることもある」というお話に胸が痛みました。彼女自身「ようやく生きていると実感できるようになった」そうです。今年6月にご結婚されたばかりのご主人様との人生も仕事も楽しんでください。
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【世界エイズ・結核・マラリア対策基金 戦略投資効果局長の國井修さん】
國井先生が世界基金の中枢にいらしてくださることで、日本政府は安心して拠出することができます。熱く語られるお姿を拝見していると、私には“勝海舟”に見えてきました。
世界基金の内側から、三大感染症に立ち向かう世界をひとつにまとめてくださいませ。
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パネリストによる自己紹介を兼ねた世界基金とのつながりなどのお話の後、世界基金へ何を期待するか、今後どうあって欲しいかについて、それぞれのお立場からご提言いただきました。
続いて、日本に何を期待するかについての議論の中では、日本政府の拠出への期待だけでなく、日本企業、日本のNGO、大学など、日本が総体として、世界基金との関係においてどうあるべきか、どのように貢献できるか、ご意見が交わされました。
伊藤聡子さんのファシリテーションは時にウィットに富み、聴く人を惹きつけ、テンポよく意見交換が進み、テレビの討論番組よりも興味深く聴き入るうちに、あっという間に時間が過ぎました。
モデレーターの伊藤聡子さん、パネラーの皆さん、本当にありがとうございました。

続いて、日本リザルツ 白須紀子代表より、「宣言文」を情感たっぷりで声高らかに朗読し、会場の皆さんに、大きな拍手をもって採択されました。
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そして最後に、「スタンド・アップ・テイク・アクション」キャンペーンのアクションと写真撮影を会場の全員が一丸となり行いました。
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会場がひとつになるのを感じられる素晴らしいシンポジウムになったと思います。
短い時間で準備された関係者の皆さん、ご参加くださった皆さん、本当にありがとうございました。
posted by resultsjp at 15:19| Comment(2) | 世界基金

10月17日 

10月17日 日本リザルツは、武見敬三参議院議員、WBA世界バンタム級王者・亀田興毅選手、超多剤耐性結核を乗り越えたフィリピン出身のミルドレッド・フェルナンド氏、日本で多剤耐性結核を感染・発症した成瀬匡則氏、世界基金戦略投資効果局長の國井修氏、公益財団法人日本国際交流センター執行理事、世界基金支援日本委員会事務局長の伊藤聡子氏、アフリカ日本協議会の稲場雅紀氏と共に、世界基金の重要性を訴えるために、財務省香川俊介主計局長を訪問しました。


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事前打ち合わせ。皆、真剣な面持ち。


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香川俊介主計局長と有泉秀主計官

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面談の様子

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武見敬三参議院議員がご挨拶をし、司会進行もしていただきました。


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次に、2010年よりジュネーブのストップ結核パートナーシップの結核チャンピオンを務めていただいている亀田興毅選手より、世界中の子どもたちが、感染症で苦しむことのない世界になることを心から願い、世界基金に対してご尽力いただきたいと香川主計局長に力強く発言されていました。


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ミルドレッド・フェルナンド氏は、超多剤耐性結核に2度も罹り、10年の治療を経て完治した経験と、世界基金があったからこそ治療を受けられ、今生きている と世界基金に対する熱い思いを語られていました。


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成瀬匡則氏は、日本で感染し、多剤耐性結核を発症した経験を話し、発展途上国だけでなく、日本でも結核の危険性はどこにでもあり普通の人でも罹ってしまう怖い病気であるとアピールしていました。


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國井修氏は、ご自身が医師として世界各国を訪れた経験と、三大感染症の深刻さをアピールし、世界基金によって多くの命が救われることを分かりやすくご説明されていました。


そして武見参議院議員は安倍晋三・内閣総理大臣が9 月末の国連総会の演説で世界基金への貢献に言及されたことを挙げ、香川主計局長にもぜひ同じ思いを持って協力していただきたいとお願いされました。
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香川主計局長からは、「皆さんの熱い思いは理解しました」とあたたかいお言葉をいただき、世界基金への重要性は感じていただけたと思います。



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その後、亀田選手は財務省の皆さんと記念撮影。
見て下さい。それと握りこぶし!

主計局長が、「拠出しないと、亀田さんに殴られそうだな。」と言うと、主計官が「そうしたら、私がお守りしますよ。」と必死になっておられました。(笑)


財務省訪問後、外務省に移動し世界的な貧困解決を求めるキャンペーン「スタンドアップテイクアクション」に参加しました。

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木原誠二外務大臣政務官をはじめとする外務省員200人以上が,外務省中央庁舎前に集まりました。

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木原外務大臣政務官が外務省員を代表して,ミレニアム開発目標(MDGs)達成への決意を表明し、亀田選手は、フィリピンで貧困を目の当たりにした経験をもとに、「スラムの子供たちが早く貧困から抜け出し、防げる病気で亡くならなくても済むようになることを願っています」と挨拶されました。


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國井氏やフェルナンド氏も、同キャンペーンの重要性を訴え、最後に木原外務大臣政務官と亀田選手の「スタンドアップ!」の掛け声で、参加者全員が立ち上がりました。
posted by resultsjp at 01:55| Comment(2) | 世界基金

緊急シンポジウム「エイズ・結核・マラリア=三大感染症は克服できる」

日本リザルツは、日本国際交流センター及びストップ結核パートナーシップの協力を得て、昨日19日(土)にルポール麹町で標記シンポジウムをアフリカ日本協議会と共催しました。これは「三大感染症の克服に向けて何ができるか」を市民レベルで考えるためのシンポジウムで、三大感染症と闘う当事者の声に耳を傾けたうえで、日本に、また私たち一人ひとりに何ができるかを考えました。計90名以上が参加し、シンポジウムの様子はNHKの22:50からのニュースで報道されました。

「三大感染症」対策支援訴える
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131019/k10015405851000.html

第一部ではまず、ジュネーブから来日してくださった、世界基金戦略投資効果局長の國井修さんが、「世界基金は世界で何を変えたか?今後何を変えるのか?」についての講演を行い、世界基金の創設前の三大感染症の状況や創設の経緯、世界基金の特徴、成果、そして新たな資金供与モデルなどの説明を行いました。

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続いて、「エイズ・結核・マラリア=世界の当事者は訴える」というセッションでまず、フィリピンから来日してくださったミルドレッド・フェルナンドさんが、多剤耐性結核(MDR-TB)及び超多剤耐性結核(XDR-TB)を経験し、10年間の闘病生活の後生還した経験を語ってくださいました。手術で肺の一部を切除しなければならなかったり、薬の副作用による肝炎や難聴、皮膚疾患にかかったり、と極めて困難な闘病生活の経験から、結核に対する適切な診断と治療の重要性を強調するのと同時に、彼女の命を救った世界基金や大塚製薬へ、涙を浮かべながら感謝の意を表し、今後も継続的な支援を行うように訴えかけました。彼女の話には会場の参加者も皆、心を強く打たれました。

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続いて、現在「ストップ結核パートナーシップ日本」理事でもある成瀬匡則さんが、ご自身の体験を語ってくださいました。IT関連会社の営業を行っていたときに、風邪だと思っていたら実は結核だとわかり即入院。「鉄格子の無い刑務所」とも言われていた隔離病棟での闘病生活で、孤独・不安との戦いを何ヶ月も続けていた中、「前向きに病気と戦う」気持ちが湧き、自分で日々体力・精神力を鍛えて生きることへの執着心を持って必死に戦った、というお話は、会場の参加者に改めて「生きること」について考えさせるのと同時に、勇気を与えてくれました。

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次に、息子さんがマラリアにかかって重篤状態に陥ったために今回来日が叶わなかった、ヒア・アイ・アム・キャンペーン(世界基金への資金拠出を訴える国際的な当事者キャンペーン)の大使、トコジレ・フィリ=ンコマさん(マラウイ出身)からのメッセージの代読が行われました。このキャンペーンは、証言者を世界中に派遣して世界基金を理解してもらう、というキャンページです。フィリ=ンコマさんはエイズと結核で子どもの頃に両親や兄弟を亡くしましたが、自分は世界基金のおかげで命をつないでいる、ということです。

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次は、ソマリア出身のブルハン・ハーシーさんがご自身の経験を語ってくださいました。彼はジブチから来日したときに、結核患者が乗っていた飛行機の中で結核に感染したが、病気が肺にひろがる前に日本で正しい治療を受けることができたので幸運だった、ということです。母国ソマリアでは結核は全国的な慢性疾患となっているが、長年続いている紛争によって保健状況が劣悪になっており、毎年1万2000人が結核で亡くなっているそうです。

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続いて、国境なき医師団のアイザック・チクワナさん(ジンバブエ出身)が、MSFの説明を行った後、結核に関する課題として「古い」(新薬が認証されたのが50年前)、「長い」(治療に2年かかる)、「複雑」(複数の錠剤、多くの副作用)、「高額」(薬代)、「不適切」(高い脱落率・低い治癒率)、をあげました。

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最後に、鈴木裕子さん(親子の面会交流を実現する全国ネットワーク代表・日本リザルツ職員)が、市民の視点から発表を行い、苦しむのは子どもたちであることを強調するとともに、日本が途上国を支援して信頼される国へとなっていくムーブメントを作っていくことを訴えました。

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posted by resultsjp at 01:05| Comment(1) | 世界基金

2013年10月18日

世界エイズ・結核・マラリア対策基金への応援を!

昨日(10月17日)、日本リザルツのスタッフ4人が3時間かけて、衆議院議員会館と参議院議員会館の全議員室(計722議員)を回り、標記の願いを込めたパッケージをお届けしました。 

今年12月3日に米国ワシントンDCで開催される第4回世界基金増資会合に向けて、2014〜16年の3年間で合計1200億円の拠出誓約を、というお願いとともに、今年12月の東京公演が決定した、南アフリカのイサンゴ・アンサンブルによる「ラ・ボエームAbanxaxhi」のご案内をパッケージに同封しました。

プッチーニの名作オペラ「ラ・ボエーム」は、ヒロインが結核で命を落とす物語ですが、結核という古くて新しい病気の脅威に対し、私たち日本人は何ができるかを考える契機にして頂ければ、という願いが込められた、世界基金支援日本委員会と東京芸術劇場とのコラボレーションによる公演です。

公演の詳細:
http://www.jcie.or.jp/fgfj/laboheme/
http://www.geigeki.jp/performance/theater037/

posted by resultsjp at 13:06| Comment(0) | 世界基金

2013年10月16日

ミルドレッド・フェルナンドさん来日!

今日10月16日、フィリピンからミルドレッド・フェルナンドさんが世界基金キャンペーンのために来日しました。

今日は台風直撃の日、交通機関の乱れにより、午後2時半に飛行機が成田空港に到着してから、東京のホテルに着いたのは夜の8時を回っていました。本当にお疲れ様でした。

その後、私たちリザルツのオフィスへ。

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フェルナンドさんとストップ結核パートナーシップ理事の成瀬匡則さん
まさに美男美女ですね!

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スタンドアップもやっていただきました。

(スタンド・アップのキャンペーンでは、MDGs達成に向けて人々の力を集めるため2006年から毎年、世界反貧困デー(10月17日)前後に貧困解決を求める意志を示すために「立ち上がり」(STAND UP)、「行動する」(TAKE ACTION)ことを呼びかけ、その様子を収めた写真を集めて1つの「声」をつくる活動を行っています。)


フェルナンドさんの笑顔、とっても素敵ですね!
posted by resultsjp at 23:45| Comment(0) | 世界基金