2015年11月18日

【12/17セミナー案内】感染症とワクチン・予防接種の役割〜日本の民間セクターへの期待


(ご案内)【一般社団法人平和と健康の会 設立記念セミナー】*ぜひご参加ください!

感染症とワクチン・予防接種の役割〜日本の民間セクターへの期待〜

Infectious Diseases and Roles of Vaccines and Immunization
  -Fostering Japanese Private Sector’s Engagement-

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■日時 2015年12月17日(木)18:00-20:00
■会場 ホテル ルポール麹町 3階 エメラルド

■主催 一般社団法人平和と健康の会、特定非営利活動法人日本リザルツ
■共催 Gaviワクチンアライアンス、ストップ結核パートナーシップ、一般社団法人ジェイ・アイ・ジー・エイチ(JIGH)
■日英同時通訳付、参加費無料(要参加登録、定員100名)

■開催趣旨
日本政府は国際保健分野に多くのイニシアティブを打ち出し、すべての人々が医療を受けられるユニバーサル・ヘルス・カバレッジを推進しようとしています。9月には「平和と健康の基本方針」、「国際的に脅威となる感染症対策の強化に関する基本方針」を発表するなど、来年のG7サミットやTICAD VI、そして2030年までの国連・持続可能な開発目標(SDGs)の達成にも貢献しようとしています。

一方、WHOチャン事務局長が指摘するように、世界の感染症対策は「予防の時代」を迎えています。特にワクチン・予防接種への投資は、費用対効果が高く、その後の医療費を大幅に抑えることができます。またワクチン研究開発の進歩により、HIV/エイズ、マラリア、結核、エボラ出血熱のワクチン開発も進められています。

今回のセミナーでは、バークレーGavi事務局長、シディベUNAIDS事務局長、ディトゥー・ストップ結核パートナーシップ事務局長等の海外ゲストをお迎えし、日本企業が世界の感染症対策にどのように貢献し、ビジネス機会を拡大できるのか、主にワクチン・予防接種の観点から考えます。本年10月に設立された一般社団法人「平和と健康の会」は、こうした日本の民間セクターの貢献を後押しすることを目的の一つに掲げております。ぜひご参加ください。

■プログラム
モデレーター: 梅村 聡 前参議院議員、内科医師

18:00-18:10 開会挨拶 伊藤 雅治 (一社)平和と健康の会 理事長
            大島 一博  内閣官房 健康・医療戦略室次長

18:10-18:30 スピーチ1「感染症対策と予防接種の役割、日本の民間セクターへの期待」
            セス・バークレー Gaviワクチンアライアンス事務局長

18:30-18:50 スピーチ2「世界のHIV/エイズ対策と民間セクターの役割」
            ミシェル・シディベ UNAIDS事務局長

18:50-19:10 スピーチ3「世界の結核対策への取り組みとワクチン開発」 
ルチカ・ディトゥー ストップ結核パートナーシップ事務局長

19:10-19:55 コメント「感染症対策と日本の民間セクターの役割」、質疑応答
            ジョアン・カーター リザルツ、リザルツ教育基金代表
            渋谷 健司 東京大学大学院医学系研究科国際保健政策学教室教授、
                (一社)ジェイ・アイ・ジー・エイチ(JIGH)代表理事
            
19:55-20:00 閉会挨拶 高久 史麿 日本医学会長           

■20:15-21:15 第2部 ミシェル・シディベUNAIDS事務局長との意見交換会 

UNAIDS事務局長のミシェル・シディベ氏の来日機会を活用し、日本の市民・NGO、企業等と意見交換会を開催致します(同会場)。第2部からのご参加からも可能です。

モデレーター:ハンナ・ボウェン ACTION(リザルツ)ディレクター
20:15-20:20 冒頭挨拶
       伊藤 雅治 (一社)平和と健康の会 理事長
       山本 尚子 厚生労働省大臣官房審議官(がん対策、国際保健担当)
20:20-20:25 モデレーターコメント
20:25-20:35 ミシェル・シディベUNAIDS事務局長コメント
20:35-21:10 質疑応答、参加者との意見交換
21:10-21:15 総括、閉会挨拶

*会場に軽食をご用意しております。
*PDFのご案内はhttp://resultsjp.org/top-japaneseに掲載しております。

■参加申し込み方法:http://goo.gl/forms/kl2ilBeo9cよりお申込みください。
うまく登録できない場合には、Eメールにてinfo.jahp@gmail.com までお名前・所属・役職・電話番号を送付ください。

■会場アクセス Google Map https://goo.gl/maps/NLqkguQDBsH2
ホテル ルポール麹町(〒102-0093 東京都千代田区平河町2-4-3)
TEL 03−3265−5361
http://www.leport.jp/index.html
有楽町線「麹町駅」1番出口より徒歩3分
有楽町線・半蔵門線「永田町駅」 5番出口より徒歩5分
南北線「永田町駅」9a番出口より徒歩5分
丸の内線・銀座線「赤坂見附駅」 D番出口より徒歩8分

【平和と健康の会】世界の平和と健康、貧困問題解消のために、政府、関係機関や団体等に対する諸問題への政策提言とその支援活動、民間企業との連携、または市民社会への啓発活動を通じて、健康の外交と貧困のない平和な世界の創造に日本がさらに貢献できるよう寄与することを目的として、2015年10月設立(事務局:千代田区霞が関)。伊藤雅治理事長。

【Gavi】Gaviワクチンアライアンス(以下Gavi)(本部:ジュネーブ)は、2000年の設立以来、世界で約5億人の子どもたちにワクチン接種し、約700万人の死を未然に防ぎ、280回以上の新ワクチン・キャンペーンの導入を達成。現在では全世界の子どもたちへの予防接種の約60%にGaviの支援が関与し、対象国は73か国に上る。

【本セミナーに関するお問い合わせ】
一般社団法人平和と健康の会 事務局 高木
Tel: 03-6268-8744  Fax: 03-3597-3448
E-Mail: info.jahp@gmail.com

以上
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2015年11月13日

2015年世界ポリオデーシンポジウム 「最終段階にきたポリオ根絶の危機に向けた日本の挑戦」

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10月26日(月)、参議院議員会館にて、「2015年世界ポリオデーシンポジウム 「最終段階にきたポリオ根絶の危機に向けた日本の挑戦」(主催:一般社団法人ジェイ・アイ・ジー・エイチ(JIGH))が開催され、参加してきました。

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武見敬三参議院議員、世界の子どもたちのためにポリオ根絶を目指す議員連盟(以下ポリオ議連)幹事長より、パキスタンへのポリオ議員連盟の視察団の紹介がなされ、同国のポリオ根絶支援では、ゲイツ財団の支援を得て保健円借款(ローン・コンバージョン)を初めて活用した事例であり世界で高く評価されている。日本政府もグローバルヘルスを戦略的に進めようとしており、根絶可能であるポリオはその重要な柱である、との力強いメッセージがありました。

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ゲイツ財団クリス・エイリアス氏(国際開発プログラムプレジデント)、WHOハミッド・ジャハリ氏(世界ポリオ根絶推進活動ディレクター)からはビデオメッセージが寄せられ、ともにこれまでの日本の貢献を評価するとともに、来年G7サミット議長国としてポリオ根絶への日本のリーダーシップを期待するコメントがありました。

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今回の視察に参加したポリオ議連事務局次長である岸本周平衆議院議員より、パキスタンではここ半年間で前線で働くヘルスワーカーが80人殺害されており治安は非常に厳しい状況にあるが、パキスタン政府・関係者は優秀でありその大変な努力により成果が出ていること、同国の保健システムがポリオ事業により作られていること、金融部門はJICAの支援を受けていること等が報告され、ビデオにより実際の視察の様子が流されました。

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その後、NHK飯田香織氏のモデレートのもと、パネルディスカッションが行われました。

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阿部俊子衆議院議員(ポリオ議連)はビデオの報告から大変熱心な現地視察の様子が伝わってきましたが、ポリオ根絶に向けた「ラスト1マイル」への日本の役割を強調されました。

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戸田隆夫JICA人間開発部長は、治安状況は確かに厳しいもののポリオ根絶は可能であるがその条件として@治安状況の急変がないことA国際的コミットメントが継続することの2点を指摘し、現在パキスタン向けに第2回目のローンコンバージョンを検討中であるとコメントしました。

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平林国彦UNICEF東京事務所長は、ポリオ根絶には7つの力(保健人材、計画されたワクチン共有、保健政策、データに基づいた事業実施、資金、リーダーシップ等)が必要であると思う、ナイジェリアではポリオの計画モニタリングがエボラ出血熱終息に夏だった、パキスタンでは特にサブナショナルなリーダーシップが強く明るい兆しを感じたと述べました。

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藤末健三参議院議員(ポリオ議連事務局長)は、携帯電話を活用した事業の有効性、正しい認識の普及が重要(ポリオ・ワクチンは生殖機能に悪影響を与えるといったうわさがある)と報告し、またG7に向けて提言できるよう議論していきたいと述べました。

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渋谷健司東京大学国際保健政策学教室教授・JIGH理事長は、ナイジェリアのポリオ根絶について日本が円借款で最後の一押ししたことは世界で高く評価されている、パキスタンは根絶への大きなチャンスだが、残り1%だからといって手を緩めると逆戻りしてしまう、リーチするのが難しい人々をカバーするのは簡単ではないと指摘しました。

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小坂憲次参議院議員(ポリオ議連会長)は、懸案となっていたポリオ視察がようやく実現でき、ポリオ根絶への支援は日本にしかできないことは何かを示すことができた、ポリオ根絶の道は平たんではないがナイジェリアでは9月に終息できた、今後も尽力していきたいと締めくくりました。(高木)

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2015年11月05日

阪大微研理事長の山西弘一先生講演会

11月4日(水)、前参議院議員の梅村聡先生(元・ストップ結核パートナーシップ推進議員連盟会長)の勉強会に出席しました。講師は阪大微生物病研究会理事長の山西弘一先生で、テーマは「わが国のワクチン開発事情」について。山西先生はワクチン研究の第一人者で、突発性麻疹ウィルスのワクチン開発に世界で初めて成功した方です。

人間の歴史はウィルス病との闘いであったとして、天然痘、狂犬病、ポリオ、エボラ出血熱、エイズ、インフルエンザ等とワクチン開発について解説され、その後世界のワクチン開発の外観と日本の現状について分かりやすくお話しされていました。興味深かった点としては、

@世界のワクチン市場は2兆円規模で、全医薬品の3%を占めるが、GSK(グラクソスミスクライン:英国)、SANOFI(仏)、メルク(米)等の大手が市場の大部分を占めている。日本のワクチン市場は2000億円規模で、世界の10%を占める計算。

A国内人口は少子化によって2030年には現在の76%にまで減少すると見込まれる。ワクチンは子どもを主な対象としているので、日本国内のワクチン業界は国内市場だけでは将来がないということになる。海外の市場については、今後は富裕層が増加しているアジア市場で小児用の高品質なワクチンの需要が高まり、またアフリカも同様に伸びるだろう。

B阪大微研は職員800人で300-350億円ぐらいの事業規模。水痘、不活化ポリオワクチンは国内で唯一生産。これまですでにタイ、ブラジル、インドネシア、ベトナム、中国等で技術協力をしているが、東南アジアに出ていきたい。

Cワクチンは国防であると考えるが、ワクチン開発には莫大な費用がかかる。科学的なエビデンスがあれば治験の簡略化をして良いのではないか。開発のコストと時間がかかりすぎ、中国と比べても後れを取っている。また、海外に展開するためのファンドが必要。JICAのベトナム支援(麻疹・風疹ワクチン製造の技術協力)は成功しており、先方から大変感謝されている。ワクチン開発・研究は自分の組織内で閉鎖的にやっていてもワクチンはできない。オールジャパンでやっていく必要がある。

以上、大変勉強させていただきました(高木)。

(参考:ワクチン開発の歴史と今後 一般社団法人日本ワクチン産業協会「わが国のワクチン産業と
市場の動向
」より抜粋)
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2015年11月04日

Gaviワクチンアライアンス「予防接種における日本の民間セクターとGaviの協働の可能性」

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11月2日(月)、Gaviワクチンアライアンス、日本リザルツ、一般社団法人平和と健康の会主催のセミナー「予防接種における日本の民間セクターとGaviの協働の可能性」を開催致しました。21企業・団体より約40名の参加を得て、Gaviが実施する事業概要と調達動向、民間企業とのパートナーシップの現状について、Gaviマリアンジュ・サラカ-ヤオ専務理事、メリッサ・マラメ市場形成担当局長がプレゼンを行いました。

そのうえで、JICA民間連携事業部の前原充宏次長のモデレートのもと、日本企業との連携機会の拡大について意見交換を行いました。参加企業からは、Gaviの調達機能を担っているUNICEFやワクチン研究開発を支援するゲイツ財団とGaviとの役割分担の在り方や、十分なワクチン供給ができるインド支援の動向、質の高いワクチンを届けるためのコールドチェーン調達、今後のGaviのワクチンの投入戦略、Gavi支援卒業国へのフォローアップ等について質問がありました。

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その後、内閣官房(内閣府本府)において、セミナー全参加者と日本政府との意見交換会が行われました。
衆議院議員の古屋範子公明党副代表(ワクチン予防議連会長代理兼幹事長)より開会のご挨拶をいただき、内閣官房国際感染症対策調整室の吉岡てつを室長、内閣官房健康・医療戦略室の大島一博次長、財務省主計局山崎翼主計官、外務省国際協力局竹若敬三審議官、同国際保健政策室の日下英司室長、厚生労働省山本尚子大臣官房審議官、山谷裕幸大臣官房国際課国際協力室長、JICA戸田隆夫人間開発部長、同民間連携事業部前原次長、公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金(GHITファンド)鹿角契CEOオフィス戦略担当部長などにご参加・発言いただきました。

UNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)の清田明宏保健局長の司会のもと、日本の民間企業がGaviのワクチン支援事業にどう関与し貢献できるのか、官民双方による活発な意見交換が行われ、ワクチン価格・コスト面や知的財産権の問題、Gaviの調達モデル、今後のワクチン開発に関する情報共有の必要性、コールドチェーンやシリンジ(注射筒)等に求められる日本と海外(途上国)での仕様・価格の違いなど、今後の課題も共有されました。

ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。詳細は別途ご報告予定です。(高木)

【ご参加いただいた企業】
アイ・ティ・イー、栄研化学、エーザイ、MSD、Envirotainer、大塚製薬、北里第一三共ワクチン、協和発酵キリン、塩野義製薬、ジェイ・ピートレーディング、大日本住友製薬、大和証券、武田薬品工業、二プロ、日本ベクトン・ディッキンソン、富士フィルムほか
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ガザとガビとで大忙しの日々

連日、当ブログでお伝えしておりますとおり、11月2日(月)にはGaviの大切な会合といいますかセミナーがあり、前半は当会議室にお客様にお集まりいただきましたので、「らぽーる」チームも業務の合間を見て会場のセッティングや後片付けをお手伝いしました。
同日、ガザの子どもたちと引率の先生は一度リザルツ事務所にいらっしゃいましたが、すぐにお出かけされました。一言二言言葉を交わしただけですが、澄んだ瞳でまっすぐ見つめられて、礼儀正しいご挨拶をしていただき、胸がいっぱいになりました。短い滞在でも、一生の思い出に残る大冒険となることでしょう。
ガザとガビのお客様をお迎えして大忙しの、そしてスタッフにとっても大変に貴重な時間を過ごしているのを、お隣のお部屋から見守っている「らぽーる」チームなのでした。(鈴木)
posted by resultsjp at 09:38| Comment(2) | GAVIキャンペーン