2019年01月19日

河野外相、革新的な資金調達に関するLGの議長国就任を報告(1月18日)

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河野太郎外務大臣が昨日の記者会見で「(開発のための)革新的な資金調達に関するリーディンググループ」への議長国就任を記者のみなさんにご披露しました。が、これを報じているメディアはありませんね。ともあれ、会見を紹介します。

【河野外務大臣会見記録 平成31年1月18日】
  
◎冒頭発言
(1)新年挨拶
【河野外務大臣】あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。2019年,即位の礼,G20,TICAD,さらにラグビーのワールドカップ等,外国から多くの要人も来日される日程が目白押しでございますので,外務省としてもしっかりそうした機会を有効に活用して外交を進めてまいりたいと思います。
…中略…

◎今年の抱負
【NHK 奥住記者】今年1回目の会見ということで,今年の抱負を伺いたいのですが。特に日露交渉,日露平和条約交渉とか日韓関係,北朝鮮の諸問題について,どのように臨むのか。また最近,総裁候補としてよく名前が巷間あがりますけれども,そういったことも踏まえてどのような1年にしたいかお聞かせください。

【河野外務大臣】日露の平和条約交渉も始まりましたので,しっかりとまとめていけるように努力をしていきたいと思っております。日韓は様々,懸案が山積みでございますが,しっかりと両国関係を維持できるようにですね,早期にこの問題を解決してまいりたいと思います。
 北朝鮮に関しましては,国際社会としっかりと連携をして,非核化ならびにあらゆる射程のミサイルの廃棄,そして拉致問題の解決に向けての努力をしていきたいと思います。
 このたび革新的な資金調達に関するリーディンググループの議長に日本がなりましたので,このSDGsの達成のためのファンディング・ギャップを含め,こうした問題についてリーダーシップをしっかりととっていきたいというふうに思っております。
 総裁候補と言っていただくのは非常にありがたいと思いますし,これはいつかしっかりと総理総裁になって自分の目指す政策の実現をしたい,これは政治家誰しもが思うことだと思いますので,いつの日かしっかりとやってみたいと思いますが,当面は自分のやるべき仕事が山積みでございますので,しっかりと自分の仕事をやってまいりたいと思います。
…後略…

※動画は、こちらから https://www.youtube.com/watch?v=Vum6UwxVmI8

★写真は、1月18日の記者会見のもよう(外務省動画より)

(報告:田中徹二・グローバル連帯税フォーラム/日本リザルツ理事)

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2019年01月17日

金子 宏先生(18年度文化勲章受章者)からの便り

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国際連帯税の理論的な指針とも言える「国際人道税」を提唱した金子 宏先生(東京大学名誉教授 租税法学)が昨年度文化勲章を受章されました(11月3日)。それで、早速お祝いの電報を打たせていただきました。

年が明けてから、先生より御礼の封書が寄せられまして、それに手書きで次のように書かれていましたので、ご紹介します。

『私も体調が回復するのをまってお手伝いしたいと思います』

先生は御年88歳になられていますが、なお人道税(連帯税)実現に向けて頑張ろうとしている姿勢に頭が下がります。先生! 体調が回復されましたら、ぜひご講演などをよろしくお願いします。

◎先生の国際人道税等の資料はコチラから読むことができます。
『人道支援の税制創設を』(政府税制調査会・専門家委員会・国際課税小委員会 2010 年)

★写真は朝日新聞からお借りしました。「(左から)長尾真、一柳慧、金子宏、今井政之、山崎正和の各氏」

(報告:田中徹二・グローバル連帯税フォーラム/日本リザルツ理事)



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2019年01月14日

欧州10か国金融取引税再起動か?>共通予算(財政)の第一歩へ!

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ドイツのメルケル首相とフランスのマクロン大統領の政治的な求心力は低下していますが、昨年6月の両首脳会合で2021年以降中期のユーロ圏財政確立のための一手段として金融取引税(FTT)導入も射程に入れ合意していました。しかし、その後準備が遅れていまして、ようやくここにきて「両国はユーロ圏を強化するための努力の一環として、7年以上もの間続いてきた税の交渉に弾みをつけようとし…新しいドラフトを作成した」(下記、ブルームバーグ)ようです。

内容は、現在フランスが実施している株式取引税をベースに制度設計を考えているようで、具体的には「時価総額が10億ユーロ(12億ドル)を超える企業の株式」取引(購入)に0.2%課税するというもの。また税収はFTT参加国で一定程度分配し、小規模国も利益を得るようにするようです。

【bloomberg】Germany, France Push for 0.2% Tax on European Stock Trades

昨年6月の独仏首脳案では、欧州改革の一環としてのユーロ圏財源確立のためのFTTでしたが、今回の新しい案ではまず2013年にFTTが合意された10か国(当初11か国)で実施していくというもののようです。

欧州委員会による欧州FTT提案は最初が2011年でしたから(*)、それから時間的に8年ほども経とうとしています。また、今回の案では、取引額が最も多く、したがって税収が最も上がるはずのデリバティブ取引が外されていますので、かなり小型のFTTになろうかと思います。またFTTによる税収は財源補填が主目的ですから、国際連帯税のような役割を負ってもらうまでにはいかないいようです(各国の開発大臣クラスからそういう要望も上がっていますが)。金融セクター、とくに欧州の大銀行はどこもデリバティブ取引が最大の収入源ですから、相当の抵抗があったと思われます。

(*)2011年欧州委員会提案とその後:全欧州規模で、株・債券・デリバティブ取引に課税するという内容。が、英国等の反対でとん挫してしまい、2013年「強化された協力」手続きを用いて11か国で先行実施するということになった。

ともあれ、まずは実施することを優先して低率の株式取引税から行っていくというのが独仏当局の考えのようです。小型FTTでも各国が課税主権の壁を越え、共通の税制を敷くことになれば(しかもその税収の一部をシェアし合う)、共通予算(財政)の第一歩になるということで税収以上に意義のあるシステムになるでしょう。注目していきましょう!

(報告:田中徹二・グローバル連帯税フォーラム/日本リザルツ理事)
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2019年01月13日

【訃報】阿久根武志さん(前世界連邦運動協会事務局長)ご逝去

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みなさま、新年早々悲しいお知らせです。

昨年の9月まで世界連邦運動協会の事務局長を務めていて、またグローバル連帯
税フォーラムの理事を長く務めていただいた阿久根武志さんが1月11日(金)の
未明に持病による発作でお亡くなりになったとのことです。

阿久根さんのフェイスブックを調べましたら、1月10日まで記事がUPされてい
ましたから、本当に急な発作に襲われたのだと思います。ネットに上がっている
阿久根さんのプロフィールを見ますと、「1993年白血病と診断され、闘病生活」
を3年ほど送ったとありますから、これが原因だったのでしょうか。

また、阿久根さんは1965年生まれとのことですから、まだ53歳ほどで、本当に
お亡くなるには早すぎて、まことに残念・無念な事態と言わざるを得ません。

ご冥福をお祈りいたします。

念のため、葬儀等につきお知らせしておきます(木戸寛孝さんFBより)。

お通夜:2019年1月13日18時?

喪主 阿久根 実智香 様

告別式:2019年1月14日11時?
〈注〉14日の告別式は 家族だけの家族葬にしたいというご意向です。

場 所
(有)山川公益社本社家原総本家山川会館
〒593-8304 大阪府堺市西区家原寺町1-10-16
Tel:072-271-0042

★写真は、阿久根さんのフェイスブックより。

(報告:田中徹二・グローバル連帯税フォーラム/日本リザルツ理事)
posted by resultsjp at 15:23| Comment(3) | 国際連帯税の推進

2019年01月12日

【緊急】日本政府「革新的資金調達に関するリーディング・グループ」議長国に就任

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国際連帯税創設に意欲的な河野太郎外務大臣のイニシアチブもあり、日本政府は2019年の「開発のための革新的資金調達に関するリーディング・グループ」(以下、LGと略)の議長国に就任しました。昨日フランス・ナントで開催された「第5回日仏外務・防衛閣僚会合」の共同声明で、次のように謳われています。

18. 両国は,持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて機運を高めるべく協力していくことを改めて確認し,貧困からの脱却のために必要な経済成長及び持続可能な開発を支えるために,国際開発のための革新的資金調達を支援する必要性を確認した。この文脈で,フランスは,開発のための革新的資金調達に関するリーディング・グループの新議長国に日本が再び就任したことを歓迎した。フランスは,UNITAIDに対する資金拠出を行う日本の意図を好意的に受け止めた。

◎第5回日仏外務・防衛閣僚会合 共同声明 (2019年1月11日,ブレスト)

LGとは、2006年国際連帯税旗揚げパリ国際会議で、国際連帯税など革新的資金調達システムに関して前向きな政府の集まりとして創設され、最盛期には65か国を数えました。常設事務局はフランス外務省が担っており、年1〜2回議長国の首都で総会が開催されてきました。

日本は2008年にLGに参加し、2010年後期に議長国となり、東京において第8回LG総会を開催しています。この総会には「56か国の代表と世界銀行,IMF,WHO,UNICEF等の20の国際機関,更には各国のNGO等18団体の代表や有識者が参加しました」。

◎開発のための革新的資金調達に関するリーディング・グループ第8回総会(概要) 

ということで、本年は6月G20サミット、8月TICAD7、9月国連SDGsのためのHLPF首脳会合が開催されるなど、たいへん盛りだくさんのイベントが行われますが、LG総会を成功させ、国際連帯税を実現していきたいと考えています。

★写真は、外務省のHPより

(報告:田中徹二・グローバル連帯税フォーラム/日本リザルツ理事)

posted by resultsjp at 14:18| Comment(2) | 国際連帯税の推進