母子家庭の事件のニュースが後を絶たないですね。
母子家庭と聞く度に、胸が締め付けられる思いです。
特に千葉県銚子のニュースは、涙がこぼれました。
http://www.chibanippo.co.jp/news/national/216108
どんな事があっても、手を下してしまうことは、決して許される事ではないけれど…
母親は極限まで追い詰められてしまったのだと思います。
そして、ひとり親家庭の子どものニュースのたびに耳にするのが「行政の対応」という言葉です。
「もう一歩踏み込んだ対応をしていれば…」、「横との連携が取れていれば…」
「行政の対応」といえば、私が離婚後に子育て福祉課に母子家庭申請に行った際に、「頻繁に父親と合わせていると、離婚したと見なさず、母子家庭手当をカットしますから。」と言われた事を思い出します。子育て福祉と名乗っているのに、子の福祉という観点からかなり外れた発言だと感じたのです。
確かに銚子の事件は「行政の対応」が責任を問われるべきでしょう。
母子家庭の事件でもう一つ思うことは、別れた父親はどうしていたのだろうということです。
離婚しても親は親。それを自分の離婚を通して、子どもたちから教えられた私は、そこにも疑問を持ちます。
離婚したからと
養育費も払わず、全く子どもと関わろうとしない人。
養育費の受け取りを拒否し、子どもをあわせない人。
養育費だけは受け取り、子どもにはあわせない人。
養育費は払うけど、子どもとは関わろうとしない人。
私は、どれも違うと思っています。
離婚したからといって、責任を取らなくていいのでしょうか?
離婚したからといって、片親にあわせなくていいのでしょうか?
離婚して親権を取れなかった親は、親でなくなるのでしょうか?
子どもの健全な成長には、両親を含めたより多くの温かい眼差しが必要と誰もがわかっているのに、なぜ離婚家庭の子どもを、そこから切り離してしまうのでしょう…
離婚した子どもほど、両親を含めた多くの温かい眼差しが必要なのに。
両親の離婚により、生活が困窮したり、虐待や育児放棄で子どもの命が亡くなること、これは絶対にあってはならないことです。
そして両親の離婚により、子どもの心身が健全に育まれなくなってしまうことも、考えていかなければならない重要な問題です。
それには、離婚しても親は親であるという意識の啓蒙と、親として感情と行動を区別すべきと(どこかで誰かが)訓えることは、とても大切だと思いました。
そして親へのアプローチとは別に、行政への働き掛けもとても重要です。
日本リザルツは政策提言をするNGOです。活動の重要さと緊急性をいま身にしみて感じています。(H.K.)
2015年06月17日
母子家庭の事件に思うこと
posted by resultsjp at 20:30| Comment(1)
| 親子断絶防止
2015年06月11日
両親の離婚と子どもの気持ち。
「親子断絶防止」の活動に縁あって参加させていただいています。
私は3人の子どもを監護する母親です。
6月15日が近くなって思い出すことがあります。
あれから2年・・・。
忘れもしません。子ども達それぞれから言われた言葉。
「なんで最近パパと会えないの・・」
当時離婚するにあたり別居していました。
離婚しても養育費を払わないという元夫の言葉に腹をたてた私は、別居以来3ケ月間子どもとあわせていませんでした。
そして3ケ月後に子どもから言われた「なんで最近パパと会えないの・・」
という言葉に、私は言葉を失ったのです。
同居していた際は子どもたちそろって「パパなんて嫌いだ!」と言っていたのに…
絶対に私の味方だと思っていた子どもから言われた言葉でした。
涙がでてきました。
自分は何をしているのだろうか!
私はなんて事をしたのだろうか!
飲めないお酒を夜通し飲み続け、泣き続けました。
翌朝一番で元夫に連絡し、「子どもたちが、あいたがっている。」「これ以上子どもを巻き込むのはやめよう。子どもとは自由にあっていいから、離婚届にサインして欲しい。」と伝え、そのまま仕事で長野に一泊で行き、東京に戻った翌月曜日に離婚届を提出しました。
あの時、素直に自分の思いを表現してくれた子どもに感謝するとともに頭があがりません。様々な感情はあったけど、今は、子どもと父親が自由にあえるようにしてよかったと心から思えます。
京都・奈良の修学旅行に行ってきた長男が、お土産を父親に渡すため、本日子どもたち皆で、父親とあっています。そして「ただいま!」と元気に無邪気に帰宅してくる姿が、何より幸せを感じる日です。(H.K)
私は3人の子どもを監護する母親です。
6月15日が近くなって思い出すことがあります。
あれから2年・・・。
忘れもしません。子ども達それぞれから言われた言葉。
「なんで最近パパと会えないの・・」
当時離婚するにあたり別居していました。
離婚しても養育費を払わないという元夫の言葉に腹をたてた私は、別居以来3ケ月間子どもとあわせていませんでした。
そして3ケ月後に子どもから言われた「なんで最近パパと会えないの・・」
という言葉に、私は言葉を失ったのです。
同居していた際は子どもたちそろって「パパなんて嫌いだ!」と言っていたのに…
絶対に私の味方だと思っていた子どもから言われた言葉でした。
涙がでてきました。
自分は何をしているのだろうか!
私はなんて事をしたのだろうか!
飲めないお酒を夜通し飲み続け、泣き続けました。
翌朝一番で元夫に連絡し、「子どもたちが、あいたがっている。」「これ以上子どもを巻き込むのはやめよう。子どもとは自由にあっていいから、離婚届にサインして欲しい。」と伝え、そのまま仕事で長野に一泊で行き、東京に戻った翌月曜日に離婚届を提出しました。
あの時、素直に自分の思いを表現してくれた子どもに感謝するとともに頭があがりません。様々な感情はあったけど、今は、子どもと父親が自由にあえるようにしてよかったと心から思えます。
京都・奈良の修学旅行に行ってきた長男が、お土産を父親に渡すため、本日子どもたち皆で、父親とあっています。そして「ただいま!」と元気に無邪気に帰宅してくる姿が、何より幸せを感じる日です。(H.K)
posted by resultsjp at 18:55| Comment(1)
| 親子断絶防止
2015年06月08日
らぽーる事業開設に向けてのミーティング
本日、14時よりらぽーる事業開設に向けてのミーティングを行いました。
提携弁護士として迎田由紀先生、横粂勝仁先生、三谷英弘先生にお越しいただき、らぽーるでの相談の振り分けや、進め方、事例勉強会の開催等について話し合いました。
事例勉強会については、月に1回開催し、ヒアリングシートから1件ピックアップし、どうすればよかったか、
等を話し合い、日々の相談業務に活かしていきたいと思います。また、講師の方もお招きし、意見を伺うという風にして進めて行ければと考えています。
事業開設に向けて、まだまだ課題はたくさんありますが、皆様のご協力のもと、前に進んでいきたいと思います。
インターン大宅
posted by resultsjp at 16:52| Comment(1)
| 親子断絶防止
2015年06月02日
親子断絶防止アドボカシー
別居や離婚によって子どもに会えなくなった、または会いにくくなった親たちでつくる当事者団体は、全国に20ほどありますが、会員数が一番多いのが「親子の面会交流を実現する全国ネットワーク」、通称「親子ネット」です。
日本リザルツと親子ネットのご縁は、2012年の夏、親子ネットの運営委員の私ともう1名で、「日本リザルツの白須さんなら、この問題の重大さを理解してくださるから」と紹介され、当時の水道橋事務所を訪ねたのが始まりでした。今は上司となった白須が、真剣に耳を傾け、理解、賛同して、すぐに動いてくれたことに、こちらが感動したことを今でも鮮明に覚えています。
そして、「りこちゃんリーフレット」を作っていただいたり、様々なアイディアや素晴らしい機会をいただいたりして、細々とやってきた活動が広がって横のつながりができたり、前にも進むことができました。
「アドボカシー」を学ぶこともできました。先日のラジオ出演時にも、アドボカシーを「一般市民が市民の立場で地球的規模の課題を考え、国会議員、官庁、マスコミに直接提案し、政策転換を働きかけるというものです」と説明しましたが、親子ネットの活動もまた、アドボカシーそのものなのでした。
前置きが長くなりましたが、日本リザルツのアドボカシー手法のひとつに、「Tシャツ アドボカシー」があります。このブログをお読みの皆さまなら、白須が出勤日の98%くらい、「WE LOVE JAPAN」の復興Tシャツを着ていることはご存じだと思います。時々、親子ネットがつくったキミドリTシャツも着てくれます。これが、ダークスーツの方々の中でひときわ目立って印象に残るんです。
ということで、6月1日のとある集いに、「親子断絶防止 議員連盟」事務局次長でワーキングチームでは事務局長を務めてくださっている、牧原秀樹先生の応援に、「親子断絶防止法 全国連絡会」(20ほどの当事者団体からなる連絡会。親子ネットも構成団体のひとつ)の有志グループと一緒に参加して、会場内で「Tシャツアドボカシー」を行いました。
牧原先生からも「かわいいの着てるね」などと言われました。また、まだ議連にお入りいただいていない先生方にも「今度時間を取ってお話聞かせてください」と言っていただいたり…
Tシャツアドボカシー、大成功!といえると思います。
親子ネットの話題が出たついでに、最近のニュースをお知らせさせていただきます。
5月30日(土)、親子ネット総会が開催され、佐々木昇新代表が就任しました。親子ネットの理念である「別居・離婚後も親子が自然に会える社会の実現を目指して」、法的枠組み作りに向けて、これからも協力し合っていきたい(リザルツに甘えている部分が大きいのですが…)と思います。
総会後は、講演会を開催しました。「離婚後の子ども養育に関してできること」というタイトルで、東京国際大学教授で心理学博士の小田切紀子先生と、翻訳家で家事調停委員の丸井妙子先生がご登壇されました。親の離婚が子どもに及ぼす大きな動揺と不安、そしてそれを最小限に留めるために親としてどうあるべきかを考えるよい機会となりました。会場はほぼ満席となる盛況ぶりでした。今回は、こちらのブログでの事前告知をしないままでした。今後はブログ上でも事前告知を行うようにいたします。(鈴木)
日本リザルツと親子ネットのご縁は、2012年の夏、親子ネットの運営委員の私ともう1名で、「日本リザルツの白須さんなら、この問題の重大さを理解してくださるから」と紹介され、当時の水道橋事務所を訪ねたのが始まりでした。今は上司となった白須が、真剣に耳を傾け、理解、賛同して、すぐに動いてくれたことに、こちらが感動したことを今でも鮮明に覚えています。
そして、「りこちゃんリーフレット」を作っていただいたり、様々なアイディアや素晴らしい機会をいただいたりして、細々とやってきた活動が広がって横のつながりができたり、前にも進むことができました。
「アドボカシー」を学ぶこともできました。先日のラジオ出演時にも、アドボカシーを「一般市民が市民の立場で地球的規模の課題を考え、国会議員、官庁、マスコミに直接提案し、政策転換を働きかけるというものです」と説明しましたが、親子ネットの活動もまた、アドボカシーそのものなのでした。
前置きが長くなりましたが、日本リザルツのアドボカシー手法のひとつに、「Tシャツ アドボカシー」があります。このブログをお読みの皆さまなら、白須が出勤日の98%くらい、「WE LOVE JAPAN」の復興Tシャツを着ていることはご存じだと思います。時々、親子ネットがつくったキミドリTシャツも着てくれます。これが、ダークスーツの方々の中でひときわ目立って印象に残るんです。

ということで、6月1日のとある集いに、「親子断絶防止 議員連盟」事務局次長でワーキングチームでは事務局長を務めてくださっている、牧原秀樹先生の応援に、「親子断絶防止法 全国連絡会」(20ほどの当事者団体からなる連絡会。親子ネットも構成団体のひとつ)の有志グループと一緒に参加して、会場内で「Tシャツアドボカシー」を行いました。
牧原先生からも「かわいいの着てるね」などと言われました。また、まだ議連にお入りいただいていない先生方にも「今度時間を取ってお話聞かせてください」と言っていただいたり…
Tシャツアドボカシー、大成功!といえると思います。
親子ネットの話題が出たついでに、最近のニュースをお知らせさせていただきます。
5月30日(土)、親子ネット総会が開催され、佐々木昇新代表が就任しました。親子ネットの理念である「別居・離婚後も親子が自然に会える社会の実現を目指して」、法的枠組み作りに向けて、これからも協力し合っていきたい(リザルツに甘えている部分が大きいのですが…)と思います。
総会後は、講演会を開催しました。「離婚後の子ども養育に関してできること」というタイトルで、東京国際大学教授で心理学博士の小田切紀子先生と、翻訳家で家事調停委員の丸井妙子先生がご登壇されました。親の離婚が子どもに及ぼす大きな動揺と不安、そしてそれを最小限に留めるために親としてどうあるべきかを考えるよい機会となりました。会場はほぼ満席となる盛況ぶりでした。今回は、こちらのブログでの事前告知をしないままでした。今後はブログ上でも事前告知を行うようにいたします。(鈴木)
posted by resultsjp at 15:09| Comment(2)
| 親子断絶防止
2015年05月25日
「別居・離婚後の親子の断絶を防止する法整備に関する署名」提出状況
親子断絶防止法 全国連絡会では、「別居・離婚後の親子の断絶を防止する法整備に関する署名」を集めて参りました。
5月10日のブログでご報告いたしました(http://resultsjp.sblo.jp/article/128621844.html)とおり、集まった14,600筆ほどの署名を分類してひもで綴じて、紹介議員になっていただける先生方へお渡ししてきました。
紹介議員をお受けいただきましたのは、現在のところ、下記の25名の先生方です。あと、1〜2名様増える可能性があり、その場合はまたご報告いたします。
(敬称略、五十音順)
荒木清寛、伊佐進一、泉健太、伊藤渉、漆原良夫、大口善徳、大西健介、小熊慎司、亀岡偉民、工藤彰三、佐々木さやか、柴山昌彦、鈴木貴子、高野光二郎、冨岡勉、富田茂之、豊田真由子、長尾敬、馳浩、濱村進、平沢勝栄、牧原秀樹、松浪健太、丸山和也、保岡興治
すでに上記の先生方からは衆議院議長、参議院議長宛てに提出されておりまして、それぞれ手続きが完了するとHP上で詳細について公開されます。
ちなみに衆議院HPではこのように掲載されています。手続き完了次第追記されて行きますので、日々チェックしていると筆数がどんどん増えて、見ていて楽しいです。(参議院HP掲載はこれからのようです。)
http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_seigan.nsf/html/seigan/1891072.htm
重ね重ね、署名していただいた皆さまに心から御礼申し上げます。
そして、紹介議員をお受けいただきました先生方、ご協力ありがとうございました。(鈴木)
5月10日のブログでご報告いたしました(http://resultsjp.sblo.jp/article/128621844.html)とおり、集まった14,600筆ほどの署名を分類してひもで綴じて、紹介議員になっていただける先生方へお渡ししてきました。
紹介議員をお受けいただきましたのは、現在のところ、下記の25名の先生方です。あと、1〜2名様増える可能性があり、その場合はまたご報告いたします。
(敬称略、五十音順)
荒木清寛、伊佐進一、泉健太、伊藤渉、漆原良夫、大口善徳、大西健介、小熊慎司、亀岡偉民、工藤彰三、佐々木さやか、柴山昌彦、鈴木貴子、高野光二郎、冨岡勉、富田茂之、豊田真由子、長尾敬、馳浩、濱村進、平沢勝栄、牧原秀樹、松浪健太、丸山和也、保岡興治
すでに上記の先生方からは衆議院議長、参議院議長宛てに提出されておりまして、それぞれ手続きが完了するとHP上で詳細について公開されます。
ちなみに衆議院HPではこのように掲載されています。手続き完了次第追記されて行きますので、日々チェックしていると筆数がどんどん増えて、見ていて楽しいです。(参議院HP掲載はこれからのようです。)
http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_seigan.nsf/html/seigan/1891072.htm
重ね重ね、署名していただいた皆さまに心から御礼申し上げます。
そして、紹介議員をお受けいただきました先生方、ご協力ありがとうございました。(鈴木)
posted by resultsjp at 00:10| Comment(1)
| 親子断絶防止