2025年02月04日

石破総理、ガザ地区住民への医療支援に前向きな発言

 石破茂首相は3日の衆院予算委員会で、パレスチナ自治区ガザ地区の住民について、「病気、けがをした方々を日本に受け入れられないか、いま、鋭意努力をしている」と語り、受け入れに前向きな姿勢を示しました。公明党・岡本三成政調会長の質問に答えたものです。

政治的には難しい側面を抱えていますが、病気や負傷者に対する人道支援としては一歩踏み込んだものと思います。関係の議員の方や、UNRWAで汗を流す清田局長、吉田美紀さんなど多くの方のご努力が実ることを祈ります。

(のーびっひ)

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2024年12月11日

UNRWA職員吉田美紀さんを知り思うこと

私が日本リザルツに働かせていただいてから約二か月が経ちました。何もわからずに飛び込んだこの世界。地元の求人情報に「現地のスタッフ募集」「高齢者の見守り支援」「ボランティアを泊める宿の管理人」等、記してあり・・・以前より、高齢者の見守り支援。高齢者交流会の企画等を立て開催することが好きだった私は、軽い気持ちで応募しました。それからWEBでの面接が実施され、すぐに「明日から勤務」と言われたのには驚きました。今までにこんな急に採用され、そく勤務する職場はなかったからです。とにかくこの「日本リザルツ」という船に乗ってしまった。後戻りはできない。私も地震を経験した被災者だけど、じっとしているよりは仕事をしていた方が気持ちが紛れる。そう思い、漕ぎだしました。


だけど、この仕事は考えていたような物ではありませんでした。現地で一人で活動。何をどうすれば良いのか、全然気持ちに余裕がありません。良かれと思ってやったことは注意され、そんなことが幾度か続いたある日、私の張り詰めていた気持ちが爆発したのです。日頃の思いをメールにて訴えました。


そんな時に、元日本リザルツに勤務されていた「吉田美紀」さんの記事やブログを読むことを薦められ、さっそく自宅でネット検索し熟読しました。


こころに残ることばは「現状はすぐには変えられないけれど、これはおかしい。と声を上げられる人がいないといけない。今後もその役割を担えたらと思う」と語っています。

その時、取材された記者も書かれていましたが、吉田美紀さんは只々、「格好いい女性」です。お会いしたことはありませんが、努力家で自分の意志をしっかり持たれている方だと感じます。


吉田さんは普通のレールとは異なる道を歩んで来られています。30歳の時に国連職員への挑戦。いろいろ困難はあってもしっかりと夢をかなえています。(凄い尊敬します)


いきなりですが、私の人生はどうだったろうか?

決して裕福な家で育った訳ではなく、親からはお金がないから高校へは行かず働いて欲しいと言われ悩んだあげく働きながら勉強する定時制高校の道を選びました。私の人生はその時に経験した「自己との闘いの4年間」で人間形成が出来ました。まだ1516歳の時に家に仕送りする生活でした。親は頼れない。何でも自分で決めて自分で生きて行かなければ・・・そんな思いがこの年齢になっても根付いています。

私の家族は福祉の支援に助けられて生きて来ました。私がずっと福祉業界で働いて来たのも、家族が世話になったお礼を恩送りさせていただきたいと思うからです。


もし、お金に余裕がある家庭に育ったならば、普通の高校生活を送れていたならば・・・。

まったく別の人生を歩んでいたのではないでしょうか?でも、今までの人生は決して不幸だとは思っていません。何事にも感謝し前を向いて歩んで来ました。


今朝もニュースでガザの子供たちの様子が流れました。

ガザの子供たちを守ってあげたい。私に「戦争を止めて」という力があるならば・・・助けてあげたい。この子供たちを・・・。

日本リザルツの理念「私たち一人ひとりに世界を変えていく力がある」の言葉を信じ平和な世界になるよう願わずにはおられません。


生まれた場所も親も自分では選べないけれど、吉田美紀さんの生き方や思想から今の私の気持ちはこう変わりました。復興にむけて「今、私にできることをこの能登でさせていただこう」そう思えるようになりました。                             

        (けいたん)

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2024年11月28日

人道外交議連での清田先生講演会

先日ご案内した、超党派人道外交議員連盟での清田先生の講演を聴講しに行きました。

国会議員の方を含め、100名以上の方が来場されていました。

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阿部知子先生の開会の辞、近藤昭一先生の挨拶ののち、清田先生の講演です。

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戦争の前までは、ガザは海に近く穏やかな場所でしたが、戦争が始まってから一変して「人の住めるところではなくなった」ことを、「家々の崩壊」「下水の崩壊」「人間の尊厳の崩壊」「生活の崩壊」など、いくつもの事例を挙げて、映像を交えながらお話されました。

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悲惨な状況の話の後、UNRWA現地職員のアブドラさんが爆撃で両脚を失い、カタールで治療を受けていること、まだ手術を今後も残しながら、お見舞いに来た清田さんに「早く現場に戻りたい」と訴えたことに清田先生が、大変力づけられたというお話を伺いました。「希望はひとの心の中にあり、それを繋ぐことで未来が開ける」

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講演の最後に、国連事務総長の「UNRWAなくしてプランBはない」という言葉を紹介し、UNRWAという組織が、医療、教育はじめガザの社会インフラを支えており、UNRWAの支援を諦めることは国際社会がガザを見放すということになるのだ、と支援を訴えて話を締めくくりました。

その後、外務省からの日本政府の対応姿勢についての説明がありました。

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中東研究者代表・長澤さんからの有志アピールの報告

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セーブ・ザ・チルドレン金子さん         パレスチナ子どものキャンペーン田中さん

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小池議員                     櫛淵議員

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国連広報センター根本さん               宮田さん    

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伊勢崎さんから意見、質問が活発に出されました。
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最後に阿部議員から、議連としても全力を尽くす、との力強いお言葉がありました。
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清田先生は、お忙しい合間を縫って、先日リザルツの事務所にもお越しくださいました。

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清田先生のご努力が実り、ガザの人々が笑顔で暮らせる日が早く訪れることを願ってやみません。

リザルツも清田先生とともに、微力ながら活動を真摯に進めていきたいと思います。

(のーびっひ)

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2024年11月22日

UNRWA清田局長が読売国際協力賞に選ばれました

UNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)の清田保健局長のご活躍は、リザルツのブログでも何度も取り上げさせていただいています。

この程、清田局長が、第31回読売国際協力賞受賞者に選ばれました。この賞は、さまざまな活動を通じて国際社会への貢献の重要性を身をもって示した個人や団体、企業を顕彰するため、1994年に読売新聞創刊120周年を記念して創設された賞です。

清田局長は、世界保健機関(WHO)などで30年以上、パレスチナ難民を中心に中東の人々の保健医療支援に尽力してきたことが評価されたものです(https://www.yomiuri.co.jp/choken/y-kyoryoku/20241112-OYT8T50093/)。

記事の末尾の略年譜を見ると、足かけもう15年もUNRWAの医療の第一線で奮闘されています。治療する傍ら、新たなけが人病人が運ばれてくる中で、長期間に渡り医療の責任者として指揮をとられることがどれほど大変なのか想像もつきません。

引用記事のインタビューでの清田局長の言葉です。

「(UNRWAの現地医療職員は、)朝から晩までテントや破壊された家にいるのがつらく、患者に感謝される勤務中だけは人としての尊厳を保てるというのだ。私は、彼らの苦悩の声を聞いてあげるしかできないでいる。戦争の前で医療は無力だ。」


今回、授賞式の前後に一時帰国され、人道外交議員連盟の臨時総会で特別講演をされるそうです。

日時:令和6年11月28日()15:30〜17:00

場所:衆議院第1議員会館 多目的ホール

貴重な機会ですので、ぜひ足を運んでいただけますと幸いです。

タグ:ガザ
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2024年10月07日

イゼルディン・アブラエーシュ医師来日

ドキュメンタリー映画にもなった「それでも、私は憎まない」の著者として知られる、イゼルディン・アブラエーシュ医師が、現在来日中です。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/358499(10月4日付東京新聞)

https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000376237.html(10月5日付テレビ朝日)


医師は、ガザ地区の貧困地域、ジャバリア難民キャンプ出身の医師で、パレスチナ人としてイスラエルの病院で働く初の医師となり、産婦人科でイスラエル人とパレスチナ人両方の赤ちゃんの誕生に携わってきました。そんな中、20091月にアブラエーシュ医師の自宅がイスラエル軍の戦車の砲撃を受け、3人の娘と姪が殺害されてしまうという悲劇が医師を襲いました。著書「私は憎まない」は医師のこうした経験に基づいて書かれた半生記で、平和と民族間の共存を強く訴えたものとして世界的なベストセラーにもなっています。

日本リザルツは何度か、この書籍をご紹介しております。

20140606日付ブログ「それでも、私は憎まない イゼルディン・アブラエイシュ」http://resultsjp.sblo.jp/article/99080636.html


日本リザルツとは、リザルツがキャンペーン事務局を務めている国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の清田局長を通じて親交があり、霞が関の事務所にもお越しくださいました。

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また、2014年2月に山口那津男公明党代表と会談の際には、白須理事長も同席いたしました。

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20140226日付ブログ「山口公明党代表とイゼルディン医師の会談」

http://resultsjp.sblo.jp/article/88365600.html

この来日の時には、アブラエーシュ医師の記念講演会“「憎まない」生き方”がなかのZEROホールで開催され、UNRWAの清田保健局長、チェルノブイリやイラクで医療活動を行う鎌田實医師も登壇されました。

20140217日付ブログ「『それでも、私は憎まない』著者来日」



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アブラエーシュ医師は、「ユダヤ教徒、イスラム教徒、キリスト教徒の赤ちゃんの違いは?みんな同じく生まれたての赤ちゃんだ」「すべての人の平等、正義、自由の上に共存は可能である」と、共存が可能であることを自らの医療で体現してきた方です。


イスラエルとハマスの紛争は泥沼化し、長期化と紛争の拡大が止まりません。二つの民族が平和的に共存する道は探れないものか。一日も早く平和が訪れることを願ってやみません。





タグ:ガザ
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