2025年12月22日

清田先生の寄稿から

UNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)の清田保健局長は、定期的に新聞に寄稿し、UNRWAの活動や最近のガザの状況などを分かりやすく伝えています。
下記は、12月21日付西日本新聞への寄稿です。

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この中で今年8月のガザ市での飢饉や子供の栄養失調を取り上げています。
UNRWAの医療施設で、毎週3千〜4千人を計測していますが、国際標準で急性栄養失調に当たる、二の腕の太さが12.5センチを下回る子供が1割程度いるとのことです。この子らに、ピーナッツバターを基にした高カロリーの治療用補助食品を与えて治療します。
清田局長が愕然としたのは、回復の遅さです。3か月から5か月以上治療しても、なかなか想定したようには腕が太くなりません。「ただ食べるだけでは回復できない。清潔な水、調理用の燃料、安全な寝場所、安定した食事時間、感染症の少ない環境、どれも欠かせない。しかし、今のガザには、そのどれもがない。」栄養補助食品は不可欠ですが、いくら食べても生活環境が安定していなければ栄養は体に吸収される回復につながらない、と指摘します。停戦は実現したものの、長期間の戦闘で十分な住居や暖房が確保されないまま、厳しい冬に突入しています。今年は雨も多く、避難テントや簡易シェルターも水に浸かった状態です。
清田局長は文章をこのように結んでいます。
「停戦が実現しても、すべてがすぐ良くなるわけではない。この子たちのためにも人道支援を長期的に続けなければならない。そう強く実感している。」

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(超党派人道議連総会にて(11月5日、第一議員会館))

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2025年11月07日

UNRWA清田局長とともに

UNRWAの清田明宏保健局長が、11月1日から学会発表、超党派議連出席のため一時帰国されています。
日程の合間を縫って、関係する議員、省庁にガザの現状やUNRWAの活動、今後の課題などの説明に奔走されています。



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日本リザルツも、UNRWA応援団として、ご縁のある先生方をご紹介させていただいています。

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【外務省公式サイトから】国光副大臣表敬(11月6日)

日本記者クラブでの講演(11月6日)

10月の和平合意ののち、いわゆる第一段階の合意内容が履行されており、今後ガザの人道状況が改善することが期待されています。ガザ地区の教育・保健のインフラを担うUNRWAの役割は大きく、掛け替えのない存在です。日本リザルツも、清田局長とともに、今後も各方面への支援の呼び掛けを続けてまいります。


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2025年02月04日

石破総理、ガザ地区住民への医療支援に前向きな発言

 石破茂首相は3日の衆院予算委員会で、パレスチナ自治区ガザ地区の住民について、「病気、けがをした方々を日本に受け入れられないか、いま、鋭意努力をしている」と語り、受け入れに前向きな姿勢を示しました。公明党・岡本三成政調会長の質問に答えたものです。

政治的には難しい側面を抱えていますが、病気や負傷者に対する人道支援としては一歩踏み込んだものと思います。関係の議員の方や、UNRWAで汗を流す清田局長、吉田美紀さんなど多くの方のご努力が実ることを祈ります。

(のーびっひ)

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2024年12月11日

UNRWA職員吉田美紀さんを知り思うこと

私が日本リザルツに働かせていただいてから約二か月が経ちました。何もわからずに飛び込んだこの世界。地元の求人情報に「現地のスタッフ募集」「高齢者の見守り支援」「ボランティアを泊める宿の管理人」等、記してあり・・・以前より、高齢者の見守り支援。高齢者交流会の企画等を立て開催することが好きだった私は、軽い気持ちで応募しました。それからWEBでの面接が実施され、すぐに「明日から勤務」と言われたのには驚きました。今までにこんな急に採用され、そく勤務する職場はなかったからです。とにかくこの「日本リザルツ」という船に乗ってしまった。後戻りはできない。私も地震を経験した被災者だけど、じっとしているよりは仕事をしていた方が気持ちが紛れる。そう思い、漕ぎだしました。


だけど、この仕事は考えていたような物ではありませんでした。現地で一人で活動。何をどうすれば良いのか、全然気持ちに余裕がありません。良かれと思ってやったことは注意され、そんなことが幾度か続いたある日、私の張り詰めていた気持ちが爆発したのです。日頃の思いをメールにて訴えました。


そんな時に、元日本リザルツに勤務されていた「吉田美紀」さんの記事やブログを読むことを薦められ、さっそく自宅でネット検索し熟読しました。


こころに残ることばは「現状はすぐには変えられないけれど、これはおかしい。と声を上げられる人がいないといけない。今後もその役割を担えたらと思う」と語っています。

その時、取材された記者も書かれていましたが、吉田美紀さんは只々、「格好いい女性」です。お会いしたことはありませんが、努力家で自分の意志をしっかり持たれている方だと感じます。


吉田さんは普通のレールとは異なる道を歩んで来られています。30歳の時に国連職員への挑戦。いろいろ困難はあってもしっかりと夢をかなえています。(凄い尊敬します)


いきなりですが、私の人生はどうだったろうか?

決して裕福な家で育った訳ではなく、親からはお金がないから高校へは行かず働いて欲しいと言われ悩んだあげく働きながら勉強する定時制高校の道を選びました。私の人生はその時に経験した「自己との闘いの4年間」で人間形成が出来ました。まだ1516歳の時に家に仕送りする生活でした。親は頼れない。何でも自分で決めて自分で生きて行かなければ・・・そんな思いがこの年齢になっても根付いています。

私の家族は福祉の支援に助けられて生きて来ました。私がずっと福祉業界で働いて来たのも、家族が世話になったお礼を恩送りさせていただきたいと思うからです。


もし、お金に余裕がある家庭に育ったならば、普通の高校生活を送れていたならば・・・。

まったく別の人生を歩んでいたのではないでしょうか?でも、今までの人生は決して不幸だとは思っていません。何事にも感謝し前を向いて歩んで来ました。


今朝もニュースでガザの子供たちの様子が流れました。

ガザの子供たちを守ってあげたい。私に「戦争を止めて」という力があるならば・・・助けてあげたい。この子供たちを・・・。

日本リザルツの理念「私たち一人ひとりに世界を変えていく力がある」の言葉を信じ平和な世界になるよう願わずにはおられません。


生まれた場所も親も自分では選べないけれど、吉田美紀さんの生き方や思想から今の私の気持ちはこう変わりました。復興にむけて「今、私にできることをこの能登でさせていただこう」そう思えるようになりました。                             

        (けいたん)

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2024年11月28日

人道外交議連での清田先生講演会

先日ご案内した、超党派人道外交議員連盟での清田先生の講演を聴講しに行きました。

国会議員の方を含め、100名以上の方が来場されていました。

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阿部知子先生の開会の辞、近藤昭一先生の挨拶ののち、清田先生の講演です。

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戦争の前までは、ガザは海に近く穏やかな場所でしたが、戦争が始まってから一変して「人の住めるところではなくなった」ことを、「家々の崩壊」「下水の崩壊」「人間の尊厳の崩壊」「生活の崩壊」など、いくつもの事例を挙げて、映像を交えながらお話されました。

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悲惨な状況の話の後、UNRWA現地職員のアブドラさんが爆撃で両脚を失い、カタールで治療を受けていること、まだ手術を今後も残しながら、お見舞いに来た清田さんに「早く現場に戻りたい」と訴えたことに清田先生が、大変力づけられたというお話を伺いました。「希望はひとの心の中にあり、それを繋ぐことで未来が開ける」

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講演の最後に、国連事務総長の「UNRWAなくしてプランBはない」という言葉を紹介し、UNRWAという組織が、医療、教育はじめガザの社会インフラを支えており、UNRWAの支援を諦めることは国際社会がガザを見放すということになるのだ、と支援を訴えて話を締めくくりました。

その後、外務省からの日本政府の対応姿勢についての説明がありました。

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中東研究者代表・長澤さんからの有志アピールの報告

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セーブ・ザ・チルドレン金子さん         パレスチナ子どものキャンペーン田中さん

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小池議員                     櫛淵議員

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国連広報センター根本さん               宮田さん    

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伊勢崎さんから意見、質問が活発に出されました。
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最後に阿部議員から、議連としても全力を尽くす、との力強いお言葉がありました。
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清田先生は、お忙しい合間を縫って、先日リザルツの事務所にもお越しくださいました。

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清田先生のご努力が実り、ガザの人々が笑顔で暮らせる日が早く訪れることを願ってやみません。

リザルツも清田先生とともに、微力ながら活動を真摯に進めていきたいと思います。

(のーびっひ)

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posted by resultsjp at 18:41| Comment(0) | UNRWA