2019年05月09日

カンゲミの結核患者の状況

日本リザルツケニアスタッフCalvinのブログ記事和訳文をご紹介します。

結核有病率調査は、患者がしっかりと服薬治療を完了することを目指して行われています。

しかし、ヘルスケア従事者の怠慢や、患者本人の服薬拒否により、非常に多くの患者が亡くなっています。

この結果をもたらしているその他の要因として、がん、高血圧、糖尿病、エイズ、飲酒、喫煙などがあげられます。

好ましいこととしては、カンゲミヘルスセンターの結核診療所において2018年の4半期で結核患者の治療成果が90%というとてつもない改善を見せたことが挙げられます。

この成果には、積極的な患者のフォローアップ、結核担当看護師による先進的な保健講話、そしてリザルツの支援が関係しています。

最新の結核有病率調査では、結核患者が比較的高い率で登録されており、カンゲミでは依然として感染率が高いということをしめしています。

カンゲミで結核を根絶するには、結核との戦いにおける様々なパートナーやステークホルダーと連携し、啓発活動を活発化及び拡大し、基礎的な予防及び治療を強化する必要があります。

カンゲミヘルスセンターには、結核の検出精度を高めるため、顕微鏡法よりも感度が高いTB Lampと言う名の診断機器が設置されています。


Calvin

posted by resultsjp at 17:04| Comment(4) | 結核

2019年04月24日

カンゲミの多剤耐性結核患者が置かれた現状

日本リザルツケニアスタッフ事務所 Calvin によるブログ記事の和訳文をご紹介します。

ケニアは1.結核、2.多剤耐性結核、3.結核とHIVの重複感染という

3つの分類全てにおいて、疾病の負荷が高い国のリストに入っています。

薬剤耐性結核は、少なくとも一種類の一次抗結核薬に耐性を持った細菌により引き起こされ、耐性を持たない結核と比べて治療に長い期間を要します。

多剤耐性結核とは、リファンピシン及びイソニアジドという2大抗結核薬に耐性を持ったものを言います。

カンゲミヘルスセンターの結核診療所には、昨年10月から治療を受けている多剤耐性結核患者が一人います。

治療の経過は良く、喀痰検査の結果では大幅な改善を示し、抗結核薬に対する耐性を見極める培養試験においてもいい結果が出ています。

多剤耐性結核患者の治療を続けることは政府にとって高い出費となりますが、感染率を最小限に抑えるためには、国、地方といった各政府において、迅速な取組みとコミュニティーに対する結核の啓発を最優先課題とする必要があります。

患者のデイビッドさんは、結核コーディネーターのペレス夫人及び保健省の看護師であるメアリー夫人の支援を受けながら結核診療所での治療を全て受け入れましたが、そのことは、培養試験、GeneXpertによる試験の双方において喀痰試験結果が陰性であったことからも明らかです。

彼は体調も良く、治療の成果が表れていることから、4か月ほどで治療を完了するでしょう。


posted by resultsjp at 11:07| Comment(3) | 結核

2019年04月11日

カンゲミの結核患者の声

日本リザルツケニアスタッフ、Calvinの投稿を和訳した文をご紹介します。

研究所による推計のデータと沿うように、結核の疑いありと診断される件数が急増しています。
このことは、結核の感染リスクを軽減するためにあらゆる予防措置が取られたにもかかわらず、結核感染率が上昇していることを表しています。
取られた措置には、コミュニティ・ヘルス・ボランティア(CHV)、ヘルスケア従事者、ヘルスセンターや日本リザルツなどのNGOによる保健教育や啓発活動も含まれます。
カンゲミ地区の結核検査所で、TB-Lampという名の、結核診断に有効な新機種を使用していることが、結核患者発見の増加につながっていることも事実です。
この機器により病気の早期発見が可能となりますが、結核患者であるということが分かりしだい、治療を開始することが重要です。
例えば、19歳のオスカーさんは非常に体力が低下しており、バガティ地区病院を含めいくつもの医療機関を受診したものの結核の発見には至らず、そうする内に彼の症状はさらに悪化してしまいました。
カンゲミ地区の結核検査所で彼が結核を患っていると発覚しました。それ以降彼は健康を取り戻し、今年の5月の新学期から学校に戻って学業を修める予定です。
今年に入ってから、結核による死者の報告はありません。この方法は結核と診断された人の死亡率を低下させる助けとなると信じています。
Calvin
posted by resultsjp at 17:27| Comment(3) | 結核

2019年04月08日

ディーン・ルイス氏

インドの結核対策活動家、ディーン・ルイス氏が4月6日にご逝去されました。氏は昨年の国連総会結核ハイレベル会合の前頃に体調を崩されていました。
氏は昨年開催された国連総会結核ハイレベル会合の市民社会組織共同議長を務められ、4月の世界結核議員連盟コンサルテーション会合、6月の市民社会組織ヒアリング等で精力的に活動されていました。
ルイス氏は、自身が中産階級の子ども時代、またホームレスの大人時代に患った結核のみならず、HIV、糖尿病、COPD(慢性閉塞性肺疾患)等の患者、そして薬物使用者に関する政策やプログラムを向上させることに生涯を費やしました。
ルイス氏は、歯に衣着せぬ物言いとドライなユーモアセンスを武器に、情熱的な活動を行う人でした。
氏のご冥福をお祈りします。
UME
posted by resultsjp at 13:26| Comment(3) | 結核

2019年04月05日

技術と研究開発が必要

ケニアスタッフDickenの投稿を和訳した文をご紹介します。(3月26日付)

結核研究所の加藤誠也所長によると、日本は結核の終息に向けて大きなうねりを起こしてきました。このことは、国民健康保険法に基づいた、医療への平等なアクセスにより可能となりました。
日本政府は公的資金によるスクリーニングの仕組みを作り、そのプログラムを適切に実施しました。適切な報告システムによる保健所の徹底管理も行われました、
このことが、結核高まん延国に対する支援を日本が主導することのゆえんとなりました。栄研化学のTB Lamp のような技術の進歩は、簡単で早い結核診断を可能としました。
富士フイルムによる取組みで、喀痰の代わりとして尿を使用する試験法もあります。この取組みは、患者の大半が唾液など誤った検体を提出することで誤った診断結果が出るということを考慮すると、意義があります。
最も重要なのは、結核を抑制及び予防するための技術革新に充てる予算が増額されたということです。世界で結核を終わらせるためには、研究開発もまた鍵であるとされています。


Dicken
posted by resultsjp at 15:55| Comment(3) | 結核