2018年11月26日

ストップ結核パートナーシップ推進議員連盟総会

本日、参議院議員会館においてストップ結核パートナーシップ推進議員連盟総会が開催されました。今回の総会では、一つ目のテーマとして、今年の9月に開催された、国連総会では初となる結核に関するハイレベル会合及びサイドイベント、そしてハイレベル会合に先立って今年の4月に開催された世界結核議員連盟の会合についてそれぞれ報告がなされた後、二つ目のテーマである平成31年度結核対策関係予算について厚生労働省及び外務省から説明があり、その後質疑応答及びその他の発言という流れで行われました。
質疑応答において厳しい質問や意見が多く出されましたが、それは結核を終息させる道のりの険しさについての自覚と、それでも成し遂げるという決意の表れなのだろうと感じました。
また、世界で唯一の胸部疾患等の学術的非営利組織、国際結核肺疾患予防連合会(The Union)により、アドボカシー活動における貢献に対する初めての例として秋篠宮妃殿下が名誉会員に選ばれたというニュースや、潜在感染者の血清診断キット開発、未発症患者の検出、発症予防ワクチンの開発等についての新潟大学からの情報提供、結核対策と栄養改善についての公益財団法人味の素ファンデーションからの提言などがあり、中身の濃い総会となりました。
UME

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posted by resultsjp at 19:30| Comment(2) | 結核

2018年11月05日

途上国における結核発見率向上のためのクラウドファンディング

途上国における結核発見率を向上させるために開発した新製品の、臨床試験を行う費用を
調達するため、クラウドファンディングを活用する企業の情報をお伝えします。
リンクは次の通りです。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000039018.html

クラウドファンディングのサイトはこちら
https://readyfor.jp/projects/paperlungflute

この製品は、息を吹き込むことで発生する音波を利用して気道からの粘液の排出を
促進し、検査の精度を上げるという医療機器を、開発途上国でも利用できるように
紙製にしたものだそうです。
先日のブログで、喀痰ではなく便を用いた結核検査法の紹介がありましたが、
色々な人が様々な技術を開発し、適材適所で用いて行くのがいいのではないかと
思います。

また、日本リザルツでもクラウドファンディングでスナノミ患者のための靴の
輸送費を募っています。リンクはこちら
https://readyfor.jp/projects/kamaishigaza2018

人々の健康を守るためのクラウドファンディングがどんどん成立して行って欲しいです。
UME
posted by resultsjp at 18:50| Comment(3) | 結核

2018年10月30日

世界規模の結核対策の中で導き出された新たな方策

ケニア人スタッフDickenのブログ記事の和訳文をご紹介します。

インドネシアとエチオピアの研究者が、子供には難しい結核喀痰検査の代わりに、大便を用いて結核検査を行う方法を見出した。

2018年10月25日木曜日、ハーグに4000人以上の肺医療の専門家達が集まり、結核との闘いにおけるいくつかの新兵器を発表した。

その中で、結核との闘いを大きく変える可能性を秘めているものとして、5歳未満児の大便を検査することにより結核を診断するこの新たな方法が挙げられる。この方法は、子供達が自分で喀痰を吐き出すことができないという理由から、彼らに痛みを強いる形で検体を取り出す吸入パイプを使った方法と、全く異なっている。

毎年、24万人の子供達が結核で亡くなっていると見積もられている結核は、早期の診察と治療により治癒させることができ、幼児が死に至ることはほとんどない。一方で、結核で子供達が命を落とす事例の内おおよそ90%は、治療を受けていないか結核と診断されていないケースである。

加えて、新薬、ベダキリンは、ベラルーシ、南アフリカやベトナムといった、多剤耐性結核菌の比率が高い国々で、すばらしい結果を見せた。

これらの困難を突き破る技術は、定められた期限内に全世界で結核を根絶するための取り組みに活用される。そうした手法や薬は、複製されて世界中に広まり、最も遠い地域にまで届くであろう。


キリマンジャロの白い雪
posted by resultsjp at 22:36| Comment(3) | 結核

2018年10月24日

結核対策は薬だけでは不十分

日本リザルツケニアスタッフHildaのブログ記事の和訳文をご紹介します。

多くのケースにおいて、心理学的手法が結核治療による経過に好ましい結果を生んでいます。
結核により数百万人が世界中で亡くなっており、結核は命を奪う病気の上位に位置しています。それにもかかわらず、結核が患者の精神状態に与える影響や、心理学的見地から治療の成果を向上させるための取組みについては目を向けられることがなく、そのことは途上国において顕著でした。
心理学的手法が結核治療に及ぼす影響についての研究から、とても興味深い結果が得られています。結核患者は大きなストレスを感じているというものです。
ケニアにおける事例では、結核患者は他の地域の患者と同様に巨大なストレスにさらされていました。心理学的手法により患者は人生に対する新たな希望を見出し、服薬をしっかり行うようになり、それにより治療結果が向上しています。そのような心理学的手法はケニアの診療所では行われていません。
私の見たところ、政府とNGOが協力して、心理学的手法を結核治療に必須の要素とするための戦略を練る必要があると思います。心理学的手法なくして、ケニアにおける結核との闘いを完遂することはできないでしょう。
Hilda

結核との闘いには、今までと同じ人達だけでなく、これまで結核とあまり関わってこなかった人を巻き込む必要があると、ストップ結核パートナーシップのルチカ事務局長が話していたことを思い出しました。より多角的な手法により、結核治療に革新がもたらされたら素晴らしいと思います。
また、結核に対する迷信や偏見をなくすための活動も、患者のストレスを軽減することに寄与するのではないかと思いました。
UME
posted by resultsjp at 14:48| Comment(4) | 結核

2018年10月11日

ケニアにおける新抗結核薬の躍進

ケニアスタッフCalvinのブログ記事和訳文をご紹介します。

2013年に世界保健機関(WHO)が新抗結核薬のベダキリン及びデラマニドを承認しましたが、ケニアでは少数の患者にしか使用されていません。
ベダキリン及びデラマニドは超多剤耐性結核(XDR-TB)及び多剤耐性結核(MDR-TB)患者の治療用として米国で承認されました。WHOは両方を多剤耐性結核治療に推奨しています。
ケニアのハンセン病・結核及び肺疾患局長、モーリーン・カメメ博士は、超多剤耐性結核患者のみに試験投与を行うと語っています。
国家結核・ハンセン病及び肺疾患プログラムのデータによると、ケニアでは薬剤耐性結核が3,000件報告されています。
しかし、多剤耐性結核患者まで処方を拡大する計画もあり、その場合毎年300から500人の患者がこれらの薬を使用することになると予想されています。
ケニアは国家結核・ハンセン病及び肺疾患プログラムを通じて、年末までに650人の患者に新薬を処方します。
ベダキリンとデラマニドの服用には共に5万ケニアシリングかかることから、結核プログラムは本年少数の患者から取り掛かり、今後徐々に、より多くの患者に拡大してゆくことを予定しています。
現在、カンゲミ保健センターには2人の多剤耐性結核患者がいますが、1人はほぼ治療が完了しており、もう1人は先月から結核クリニックにかかっている患者です。新たな治療法に関して、国家結核プログラムでは手続きや準備が進められています。
Calvin

このような施策により薬剤耐性結核が減少し、それが日本の製薬企業のさらなる研究開発を促すことにつながるといいと思います。
UME
posted by resultsjp at 10:59| Comment(2) | 結核