2018年09月27日

結核のない世界へ 〜東京タワー レッドライトアップ〜

9月24日から9月30日は結核予防週間です。
また、9月26日にはニューヨークの国連本部において、初めての「結核に関する国連総会ハイレベル会合」が開催されています。日本は共同議長です。それに合わせて、東京でも「結核のない世界」への願いを込めて東京タワーを結核のシンボルカラーである赤にライトアップし、東京タワー来場者に対して啓発活動を行いました。
東京タワーの向かいにあるThe Place of Tokyoで開催された点灯式では、ストップ結核パートナーシップ推進議員連盟 高階副会長を始め、結核予防会、厚生労働省、外務省、国際協力機構の代表者からのあいさつの後、秋篠宮紀子妃殿下の点灯スイッチ押下によりタワーが赤くライトアップされました。
その後東京タワーへ移動し、来場者に対して結核が過去の病気ではないこと、タンがからむ咳、微熱や身体のだるさが2週間以上続くような場合は結核の可能性があるので医師の診断を受けるよう呼びかけました。

点灯式の模様がNHKのニュースで報道されました。下のリンクから動画付きのニュースをご覧になれます。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180926/k10011645371000.html

結核を終息させるためには世界全体での取り組みが欠かせません。東京タワーの明かりがニューヨークにも届き、ハイレベル会合の成功、そしてそれ以降の結核対策の成果に結びつくことを願います。
UME

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2018年09月26日

結核に関する国連総会ハイレベル会合

24日にケニアスタッフCalvinが掲示した記事の和訳文をご紹介します。

ニューヨークの国連本部で開催される「結核に関する国連総会ハイレベル会合」に、国家元首、政府代表者、結核関係者、NGO等が参加します。
2018年9月26日に開催される会合のテーマは、「団結して結核を終息させる:地球規模の伝染病に対する世界の緊急対応」というものです。
この会合は、結核に対する取組みを加速させ、患者を含め影響を受けている全ての人に予防及び治療のサービスを届けることを目的としています。
WHOの統計によると、昨年1,000万人が新たに結核を発症したとされています。640万人は各国の公式な報告システムに登録されたものの、360万人は診断を受けていないか、結核と診断されたにもかかわらず報告されていないということです。
会合の主な目的は、よりよい報告のツール、診断法、予防・治療・管理へのアクセスにより、報告がされないという人をなくすことです。
話し合われる内容としては、次のものが挙げられます。

1.取り残された人に手を差し伸べる:結核診断、治療及び予防における格差をなくす。
2.世界で最も多くの犠牲者を出している感染症を終息させるために投資する。
3.結核を終息させる技術革新:新たな器具や手法
4.成功への連携―公平で人間中心の、人権に基づいた対応における地域の役割

発展途上国、特にアフリカ各国は、地域における結核との闘いに活かすことを念頭に、ハイレベル会合においてどのような宣言がなされるか期待しています。

Calvin


今回が結核に関する初の国連総会ハイレベル会合ということで、どのような成果を上げられるか、いかにその勢いを開催後に維持、加速して行けるかということを念頭に、市民社会も様々な取組みを行ってきました。会合の成果に注目したいと思います。
UME
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2018年09月13日

ケニア事務所スタッフの投稿記事がメディアに掲載されました。その2

昨日ご紹介しましたケニア事務所スタッフの記事に続きまして、2件目をご紹介します。

こちらは「The Standard」誌に掲載された記事です。

TB Lamp診断機器の導入でアフリカ・ケニアにおける結核との闘いが加速する可能性

執筆 Abuta Ogeto

先月、ナイロビにあるカンゲミヘルスセンターにおいて、ナイロビ郡知事及び駐ケニア日本大使により新結核検査所の発足式が行われた。
検査所には、Loop mediated amplification method (LAMP法)を用いた新しい診断機器、
TB LAMPが導入され、結核に対するより強力な取り組みが可能となった。
ソンコ知事はスピーチの中で、新しい診断機器に感銘を受けたと述べ、ケニアにおけるTB LAMPの認知に向けた取り組みを支援すると約束した。
世界保健機関(WHO)の認証を受けているこの機器は、結核の診断を1時間以内で行うことができる。このことは、GeneXpertやその他の機器が結核の検出に数時間を要することと比べて大きな違いがある。
TB LAMPは非常に高い検出能力を持つため結核の検出が容易となり、これまでは検出が難しかった結核のケースを検出できる可能性があるということは、とても重要である。
このことだけで検出される結核感染者が100倍も増え、検出までに要する時間が短縮されるであろう。
日本の技術で作られたこの機器は、多くの検体を一度に扱うことができるため、多数の患者をまとめて診断することで、診断にかかるコストを下げることができる。

ケニアのように医療費、中でも結核治療費が高額な国では、TB LAMPが低所得者を救うこととなる。

近年の国家結核プログラムの統計によると、検出技術水準、診断に要す長い時間、そしてそれに伴う莫大な費用が原因で新規結核感染者の40%以上が見過ごされていると推定されている。そのような状況に立ち向かい、この穴を埋めるためにこの機器が登場した。
ケニアで初となるこの機器をカンゲミヘルスセンターに導入した日本リザルツというNGOは、ケニアにおいてこの診断法が認知されるよう、精力的に活動している。
結核との闘いにおいては、診断及び治療の大幅な短縮が求められているが、それはTB LAMPのような優れた機器を用いることでのみ可能となる。
結核高まん延国であるケニアでは、この病気についてまわる高額な費用を削減するために、この診断機器が多数必要である。年間何千人の死者を出し、何百、何千という人の経済状況を悪化させるこの病気との闘いを加速させるため、政府はこの機器がもつ他に類を見ない特性や機能を鑑み、投資を行う必要がある。
日本リザルツは、この機器の効果及び結核の根絶へ向けた取組みにおける有効性を広めるために、ケニア国内の様々な保健関連の組織と話し合ってきた。この機器をリストに載せるべきであるという交渉は、最終段階に差し掛かっているという点は注目に値する。
事実、2019年から2021年までの国家結核戦略の中に、この構想が含められている。承認され次第、この機器がケニア中の様々な施設に導入され、患者はより速く、より正確に、そしてより安価に診断を受けられるようになる。
この機器は優れた特性を持つため、アフリカではケニア以外の7か国、さらに世界の14か国で承認されているということに触れておく。
それらの国々では大きな成果が得られ、結核との闘いを大いに進展させている。
ケニアもそれらの国々に混ざり、TB LAMPの活用により長きにわたる結核との闘いを加速させるべきであると私は信じている。

TB LAMP TO BOOST FIGHT AGAINST TB IN KENYA.pdf

Abutaが述べているように、世界でどんどんTB LAMPの優れたところが認知され、結核根絶に役立てられて欲しいと思います。
UME


posted by resultsjp at 21:29| Comment(3) | 結核

2018年08月31日

第140回GII/IDIに関する外務省/NGO懇談会

8月30日に外務省で標記懇談会が開催され、結核に関しては次のような内容が話し合われました。

・国連総会結核に関するハイレベル会合の情報共有
・HLPF(ハイレベル政治フォーラム)サイドイベント(結核)の報告
・国連総会へむけた結核に関する市民社会の記者会見(8/30)
・結核のない世界へ ―東京タワーレッドライトアップ−

今年の9月26日に、国連総会結核に関するハイレベル会合が初めて開催されます。日本リザルツでは、この会合に総理大臣が出席し、日本のリーダーシップを発揮するよう提言を強めていきます。
UME
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2018年08月24日

ケニアが2019年から2023年までの国家結核戦略策定へ

8月20日にAbutaさんが掲載した記事を和訳しました。ご参考にしていだけましたら幸いです。
UME

ケニア保健省は、次期(2019年-2023年)結核・ハンセン病及び肺の健康に関する国家戦略の策定に資するため、信頼性の高いエビデンス評価の取り組みを開始した。
2017年4月17日から19日まで開催されたワークショップでは、統合整理された国内データを評価するとともに、結核の現況についての重要な研究及び調査を集めた広範なデータベースの情報も取り入れた。
このワークショップは、これらの感染症の根元にある原因を突き止め、優先順位を定め、今後の活動の道筋を描き出すことを目的として行われた。
ビル&メリンダ・ゲイツ財団、グローバルファンド(世界エイズ・結核・マラリア対策基金)、日本政府及びWHOの支援を受けたこのワークショップには、AMREF、ケニア中央医学研究所、ストップ結核パートナーシップ及びUSAIDの専門家を含め50人以上が参加した。
「ケニアは、結核を終息させるための取り組みを加速させなくてはならない」と、国家結核プログラムの責任者であるモーリーン・カメネ博士は語った。
本ワークショップは、今ある全てのエビデンスを評価し、ケニアにおいて結核を終息させるための大胆な活動に関する力強い政策を導き出す上で重要な第一歩となった。
「結核対策強化のための、エビデンスに基づいたこの参加型計画手法を高く評価します。」と、グローバルファンドの上級資金ポートフォリオマネージャーのジョン・オチェロ氏は語った。
本ワークショップに先立って行われた結核有病率調査では、結核有病者の半数以上が診断を受けていないか、罹患について知らされていないというように、治療へのアクセスに大きな差があることが強調された。
「ケニアは結核の終息に向けて大いに進展を遂げたが、いまだ高い負荷にさらされている」と、WHOケニア代表のルディ・エガース博士は訴えかけた。
国家戦略は2018年9月に策定を完了する予定である。
posted by resultsjp at 19:28| Comment(3) | 結核