2021年04月30日

グリーンリカバリー促進事業

日本の企業が、ミャンマー・ヤンゴン市で「グリーンリカバリー促進事業」を開始しているという報告を拝見しました。廃棄物分野における支援です。

ミャンマーといえば、現在、クーデターが起き情勢が緊迫していることが毎日のように報じられています。
一方、ミャンマーは、経済成長率が6%台とアジア諸国の中で高い伸びを示しており、それに伴い、廃棄物問題が深刻化していました。特に経済活動の中心地であるヤンゴン市では、ゴミ収集量が2011年以降5年間で1.7倍に増加しているということです。

そこで、日本企業の技術、量子コンピューター、ビックデータ及び人工知能AIを駆使して、安全性・エネルギー効率・社会環境保全の3つの要素を視野に入れながら、廃棄物収集、運搬システムの整備、構築、最適な人材配置、業務効率化、燃料消費、二酸化炭素削減に繋げる取り組みを行っているそうです。
この取り組みは、2020年度、環境省の「脱炭素社会実現のための都市間連携事業」に採択されそうです。

日本リザルツでは、国際機関や市民団体とだけではなく、民間企業様とも連携をし、政府へのアドボカシー活動を行っています。 開発ジャーナルを通じて、各企業の皆さんがどのような取り組みをされているのか知ることができました。(Nom)
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2019年11月27日

ODAペーパー作成/ODAの意義

ODAペーパー作成と意義

ODAは資金の流れから二国間援助(bilateral development assistance)と多国間援助(multilateral development assistance)に分類されます。

二国間援助 −贈与−無償資金協力―技術協力

       円借款

多国間援助 −国際機関に対する出資・拠出

2019年の日本のODA予算額を一般会計総額で割りますと

556556202000÷1014564000000000.0054851141/200

となり、約0.54%であるという数字が出ます。

また2019329日の財務省の調査によりますと、G7諸国のODA実績推移【ネット】は日本は米国、ドイツ、英国、につぐ順位で、フランスとほぼ同じ、イタリアとカナダをわずかに上回る数字となります。

これは決して多い額ではありません。OECDの調査でも同様な結果が見られます。

https://data.oecd.org/oda/net-oda.htm

Net ODA

Total, % of gross national income, 2000 2017


次に貧困率に目を向けてみましょう。世界銀行の調査では世界の貧困率は約9.98%となっています。

http://iresearch.worldbank.org/PovcalNet/povDuplicateWB.aspx


2015


Region

Pov.line
(PPP$/day)

Headcount
(%)

Pov. gap
(%)

Squared
pov. gap

Num of
poor (mil.)

Population
(mil.)

Survey
coverage

World Total

1.90

9.98

3.06

1.45

734.47

7,357.80

67.59



日本は豊かになってきました。しかし戦後の復興期に、まるで地に倒れ伏した子どもの手を引いて助け起こすように、多くの国々が支援してくれました。今日本は貧困と闘う国々のために、力をつくす、そのことに大きな意義があるのではないでしょうか。(K)

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