2025年02月06日

餅つき大会@岩井戸公民館

2月6日、岩井戸公民館にて、餅つき大会が開催されました。

岩井戸公民館の目の前の仮設住宅に住む方々をはじめとした地域の方々が集まりました。震災から1年が経過した1月を乗り越えたことをみなさんでねぎらい合いました。


私も参加させていただきました!

思ったよりも杵が重く、とっても難しいあせあせ(飛び散る汗)

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みなさん、餅つきをお楽しみになっています。

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地元の方は体の軸を全くブラすことなく、力強く杵を振り下ろされていて、見ているこちらが見とれていました。もち米を返す方も、蒸したもち米の熱さを感じさせない動きでした。

地元の方がペアを組んだ餅つきは、ほれぼれするものでした。

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成形作業も手際よく!

みなさん、お餅の中にあんこを入れ、大福をつくるという技も持っていました。すごい!

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食事会スタート!

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実食!みなさんと一緒についたお餅は絶品でした。特に、お餅を大根おろしで包んだ「おろし餅」は、初めて食べるものでしたが、おかずにもなるもので、大好きな味でした。来年のお正月の定番メニューになりそうです。

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きな粉やずんだ、クルミなど。最前列一番左のカップの中が「おろし餅」。


終始談笑が続き、なごやかなひと時が流れました。みなさん、「来年もまたやろうね!」と言い合いながら解散していきました。


今回の餅つき大会も自然に開催されたのではなく、企画、準備をした人たちがいました。人のことを考え、動いていける人間になりたいと感じました。

また、公民館に来ることが難しい人たちにも光を当てていかないといけないと思いました。

「冬は必ず春となる」 大好きな言葉です。全ての人に春が訪れるように生きていけたらと思います。



くーぱー

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2025年02月05日

岩井戸公民館・のとテラス様との活動

2月4日・5日の2日間、岩井戸公民館にて、雪かき、餅つき大会の準備を行いました。


〇小学校を活用した岩井戸公民館

岩井戸公民館は、廃校になった小学校を活用しています。

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〇雪かき

岩井戸は山奥に位置し、非常に雪深い地域です。

雪かきも除雪機を使うなど一苦労あせあせ(飛び散る汗) 

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ですが、猿鬼伝説の舞台となったり、平家の末裔がいたり。国重要文化財の大型古民家があったり。たくさんの魅力があふれる地域です。

公民館館長様のご厚意で、みなで竹スキーに挑戦!難しいですが、滑れると気持ちがいいです

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〇餅つき大会準備

餅つき大会の準備は、仮設住宅に住む高齢者を中心に行われました。1月は震災の記憶が蘇ってしまい、正月気分になれなかったそうです。「1月を乗り越えたら旧正月に餅つき大会をしよう」とみなで約し合った餅つき大会。準備にも自然と気合が入ります。当日は明日2月6日。私も参加させていただきます。杵と臼を使う餅つきはほぼ初ですが、がんばります!

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〇のとテラス様とタオル仕分け作業

2/4の午後は、のとテラス様とタオル仕分け作業を行いました。

のとテラス様は、水害後、奥能登出身者など5人で、支援の行き届きにくい地域を中心に活動されています。

今回は、寄付で集まったタオルを仕分ける作業を行いました。水害直後は、泥を拭くためにタオルが必要だったのですが、物流がストップし、タオルが届かない状態でした。タオルが届いたのは状況が落ち着いてからであり、余剰タオルも出たそうです。

しかし、みなさまの真心で集まったタオルを活用させていただこうと、仕分けて必要としている場所に送る作業を行いました。

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お一人は、金沢在住、岩井戸出身の方でした。「私も岩井戸で震災を経験した。一気に生活が変わった。奥地にある岩井戸には支援が行き届かず、本当につらかった。ならば私がみんなのために動こうと思った」とおっしゃっていました。毎週金沢から岩井戸に来ているそうです。

今日、「誰よりも 誰よりも 苦しんだあなたたちこそ 誰よりも 誰よりも 幸せになる権利がある」との言葉を知りました。この数日間で、人のあたたかさや自分の弱さなど多くのことを感じましたが、この言葉を命に刻み、進んでいきます。



くーぱー

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2025年01月23日

能登の里山のひとこま

今年の冬は大雪だと騒がれていたわりには、大寒に入っても雪は少なく暖冬です。

年が明けてやがて一ヶ月も終わろうとしています。


世の中ではインフルエンザが猛威を奮って、私も大変な思いをしました。


やっと体調も少しずつ戻り、久しぶりに山里へと足を踏み入れ在宅者を一軒ずつ訪問。


「けいたんの贈り物」と題して皆さんには小袋に詰めたお菓子をおみやげに、訪問しました。

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雪は少ないとはいえその集落に行くまでの道は凸凹であちらこちらにがけ崩れの後があり、途中で引き返そうかと思案しながらも「この先の集落にも人は住んでいるんだ・・・」と、やっとの思いで辿り着きました。


地震前だと30軒程の集落ですが現在、在宅で生活されているのは半分以下と聞きました。


人が生活しているかいないかは家の前の除雪の状況で分かります。

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そんな中に私はある高齢の女性にお会いすることが出来ました。年齢は96才・・・なんと一人暮らし。腰は90度に曲がり、その方とお話する時にはこちらが、しゃがまないと目を合わせて話が出来ません。耳も遠く・・・山里に大きな声で話掛けます。その方の玄関先にはお米の山。もち米です。このお米を冷たい水に浸す作業をされていました。

「明日、かき餅をつくるんや!」と言うではありませんか・・・私は驚きました。かき餅づくりは大寒のこの時期に毎年、行われている恒例行事だそうです。この高齢女性の中では地震後のわだかまりも不自由さも感じることなく、能登の恒例行事を普通に淡々と作業されているのでした。

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彼女に労いのことばを掛けると「今は機械(餅つき機)がついてくれるから楽や!」と言われました。


また、傾聴する中でこの女性の娘さんが昨年の10月にコロナで亡くなられた。と知りました。何でこんな年寄りが生きとって娘が・・・と涙されました。毎年、かき餅を作り県外に嫁いだ娘さんに送るのを楽しみにしていたそうです。私はただ、うなづき話をじっと聞いてあげました。


これからもこのかき餅作りが継続されることを祈りながら、その場を後にしました。

                      (けいたん)

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2025年01月11日

豪雪の中での活動秘話

いよいよ能登も本格的に雪が降り積もり、寒さも厳しい。こんな日は室内での仕事がいいなぁ〜。と思いながら目的の場所に向った。

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年が明けたら、在宅者への戸別訪問に力を入れよう、と自分で決めた。昨年末も社会福祉協議会に繋げる必要のある緊迫した状態の住人に遭遇したから・・・尚更、この活動は必要だと確信している。


まず、在宅者の把握をしなければ・・・区長は把握しているだろう。そう思い訪ねたのだが、全てを把握している訳ではなかった。その区の解体状況・高齢者のみの家、または一人暮らしの高齢者宅などの情報を掴む為に、手っ取り早い方法を選んだのだが・・・考えは甘かった。


役場では絶対に教えてもらえない。すぐに「個人情報になるので、教えられません。ご自分たちでお調べ下さい。」と言われてしまう。


個人保護法という規制はあるだろうが、公的に手の回らないことを民間ボランティアが協力しているのに、なぜもう少し連携体制にはなれないのだろうか?と愚痴を言いたくなる。


とりあえず、在宅で生活されている方と面談し何かお役に立てればと思い。雪の降る中、気持ちを奮い立たせて活動している。「こんにちは〜」と明るく呼びかける。奥の方から住人が出で来られる。緊張する瞬間だ。いくら私は地元の人間とは言えども、初対面の方に対してはお互いに警戒しながらの御対面ですからね。


私の訪問手法としては、まず奥の方から出て来られる数秒間の間に、玄関のつくりや家の状態(崩壊状態)履物などを瞬時に読み取り、頭の中で整理。挨拶(日本リザルツの職員であること)と訪問目的(支援物資の老眼鏡を配らせていただいている)と言うことはきちんと説明します。「老眼鏡は必要ない!」「使っていない!」と言われても実際に老眼鏡を掛けて文字を読んでいただくと「大きくはっきり見えるね」と皆さん、喜んで戴ける、という流れです。


皆さん、話始めると地震後の経験された話や、それぞれの思いを語られます。話を聞いて欲しいのです。話を一時間も傾聴した方もいました。また、明らかに玄関の天井の壁も落ちて損傷あるのにも関わらず、罹災証明の申請をしていない、というお宅がありました。なぜ、申請しないのか・・・?知り合いに「これくらいならしてもダメや」と言われた、とその間違った情報を信じ、申請をしないできたとのことでした。

例え「一部損壊」と判断されても、「罹災証明書」の申請は必ず必要であること。それにより義援金が支給されること、をお伝えしました。

残念ながら罹災証明書の交付申請は20241225日で受付終了となっているので言わなければ良かった情報だったかも知れません。


でも、この事例のように情報がうまく伝わっておらず「取り残されている高齢者」がいることは確かです。主に仮設住宅にばっかり支援の目が向き在宅者への支援が疎かになっているのでは・・・という「課題」に対して、これからは在宅で頑張っている方の話を聞き、手助けが出来ればと今日も雪の中を進みます。


         (けいたん)

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2024年12月26日

クリスマス会を終えて思うこと

1221日能登町のコンセールのと(宇出津公民館)でリザルツ主催のクリスマス会が開催されました。

その日は朝からみぞれ交じりの冷たい雨が降っており、足元が悪いうえに、その日は他の場所でも行事ごとが沢山、予定されていました。

「私が声を掛けた皆さんは来て下さるだろうか・・・」まず、地元職員の私に与えられたミッションは人を集めることでした。


1ヶ月程前から活動の隙間、隙間に「クリスマス会」の案内チラシを配ることと、スーパーなどで知り合いに会うと必ず宣伝しました。


1221()・・・その日は宇出津保育園の園児の発表会があると知りました。お母さま方には「大丈夫!午後2時までやっているし、終わったら来て下さいね!」と声をかけ・・・また、シルバー人材センターで門松づくりの催しがある。と聞けば、「コンセールは目の前だよ!せっかくだから寄ってってね!」と声掛けしました。


コンセールのとの近くにある、こども未来センターでもクリスマス会があり午後2時〜と知りました。

「リザルツのクリスマス会に参加してからこども未来センターへ・・・」などと、私は本当に集客に力を注ぎ声を掛けまくりました。


理事長のお知り合いの今井絵理子さんが、ボランティアで能登町の子供たちと遊ぶために来て下さるとの連絡をいただき、私は安堵しました。なぜならば、これで人集めのミッションは達成できた、と思えたからです。

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当日、今井絵理子さんをのと里山空港までお迎えに行く役割がいただけて、本当に幸せでした。田舎者があの有名な方にお会いできる。お目に掛るまで、私の心臓はドキドキして久しぶりに緊張感を持ちました。


今井さんは本当に気さくで話しやすい方でした。今回のクリスマス会にはたくさんの方が参加して下さり延べ400名。大盛況で終えることが出来ましたことに感謝するとともに、今回のクリスマス会を開催するにあたって沢山の物資を御寄附して下さった企業様や遠くから駆けつけて下さった日本リザルツ理事の姫井由美子元参議院議員、日本栄養士会の下浦佳之専務理事、その他ボランティアの皆様には本当に感謝いたします。また、癒しのハーブティーをふるまって下さった木村典子先生にも心より御礼申し上げます。

ありがとうございます。

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今回のこのクリスマス会では被災された方々の心を癒し、また子供たちには楽しい思い出を作ることができたのではないでしようか。

後日、道で出会った方から・・・「この間はありがとうね!たくさんいただいて・・・楽しかったよ!」と声を掛けていただきました。

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日本リザルツの職員として活動させていただいていることを念頭におき、来年も頑張りたいと思います。

(けいたん)

posted by resultsjp at 09:20| Comment(0) | 能登半島地震