2025年01月08日

雪かき&生け花に挑戦!

今季最大の寒波が到来しています。

昨夜からコンコンと降った雪は辺り一面を覆い尽くし、1日のスタートは雪かきとなりました。


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今まで写真や映像でしか見たことがなかった雪景色!


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藤波館前の道路を開通しました。今日は新雪のため、雪が軽く、かきやすかったです。

朝から体を動かすととても気持ちが良いですね!


段々と腰に負担がかかり、途中で雪かきの方法を調べました。

徐々にマスターしていきたいと思います。


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開通し、達成感に浸った途端、雪が降り始めましたショッキング

雪国で生きる大変さを身に染みて感じると共に、除雪車の方への感謝が込み上げました。


藤浪館の生け花に挑戦!


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以前の方の作品がとても素敵で、プレッシャーを感じました()

ちなみに長い花瓶は、クリスマス会でもお世話になったコーカサスセラー蒲lからいただいたスパークリングワインの瓶です。使用済みのものでも一工夫でオンリーワンの可愛いアイテムに変身させられるんです!


ないものはすぐに買う大量生産・大量消費社会の中で、一工夫で別の役割を与え活用する知恵が失われつつあると感じます。

私も、「使ったものを何かに活かせないか」「今ないものは身近なもので代用できないか」意識していこうと思いました。


花草木を探しに、藤浪館周辺を探索。意識して見ると多種類の植物があり、驚きました。

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健気に雪から顔を出しています。


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チョキッ!


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完成!いかがでしょうか()


初挑戦でしたが、今まではセンスがないからと遠ざける気持ちもありました。しかし、実際にやってみると、出来はどうあれ、想像の何倍も楽しいものであることに気づきました。配置や種類を考えることにワクワクが止まりませんでした。


生け花について調べてみますと、お花や花瓶によって最適な水の入れ方や配置などが違うことを知りました。

華道と呼ばれるだけあり、奥が深く、「道」を極めることは並大抵のことではないと感じます。そこには楽しさだけではなく苦しさもあります。


まだまだ初めてのことが多く、学んでばかりですが、私自身も自分の揺るぎない道を見つけ、極めていきたいと思います。



(くーぱー)

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能登町における活動報告

15日に能登に入り、早3日。既に能登の多くの方と関わり、気づきや学びがありました。

以下、活動を報告させていただきます。


1日目。

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空港の外に出たとたん一面の雪景色。長野出身のため雪には慣れているつもりでしたが、その多さに驚きました。

「能登イタリアンと発酵食の宿ふらっと」を営む船下智香子様ご夫妻とコミュニティダイニングに改装予定の古民家を視察。プロの視点から様々なアドバイスをいただきました。能登のため、身を粉にして動かれている本当に素敵なご夫妻です。

視察後、藤波館にて、栄養サミットサイドイベントについての話し合いをしました。能登を愛し、発酵食に対する深い知見や世界との交流を持つご夫妻だからこそのアイデアや気づきを共有いただきました。

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栄養サミットサイドイベントの話し合いの様子。


2日目は今職員と櫻井ボランティアと共に、実際に地域の方々のご自宅を訪問させていただきました。自己紹介をし、みなさまの生のお声をお伺いしました。

お一人お一人が別々の考えや悩みを抱えており、地域によっても違うと感じました。

地域に非常に詳しい方もいらっしゃり、人が住んでいる家と住んでいない家を把握していました。周りの人々のことを強く想う気持ちを知りました。

みなさまが、背筋がまっすぐで、すたすた歩かれており感動しました。

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お伺いしたお家の様子。地域の家のほとんどが歴史ある木造家屋のため、現代的な家屋が浮いて見えるようになりました。観光物として作られた伝統的建造物ではなく、実際に人が暮らす家屋だからこそ価値があり、残していかなければいけないと感じました。



また、地元で奮闘されてきた今職員と地域の方々との信頼関係を強く感じましたし、今職員と櫻井ボランティアの寄り添う力に非常に勉強になりました。


3日目。

午前中、能登町定住促進協議会事務局次長/移住コーディネーターをされている森進之介様、川畑様から能登町のお話をお伺いし、コミュニティダイニングについての意見交換を行いました。

森様は、10年前から現在のお仕事をされており、集落の方々と移住希望者の思いのマッチングに尽力されています。

「人々の中には能登町という行政区画とは別の集落概念があり、多くの集落が存在していてそれぞれに特徴がある。それを前提に物事を考えることが重要」というお話が非常に印象的でした。

午後は、三波公民館にお邪魔をしました。公民館の活動をお伺いしたり、コミュニティダイニングの調理場の参考として公民館内の調理実習室を見学させていただいたりしました。

地域の方は、にぎやかにお話しながらご飯を作って食べることが好きなこと、そのような場を実現するために公民館内に様々な工夫がなされていることを知りました。


3日間を通して感じたことは、まだまだ能登について何も知らないということです。これからも、みなさまとともに強い目的観を持って行動していきます。


(くーぱー)

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2025年01月07日

能登で感じた、自然と共存する暮らしと豊かさ

東京で耳にしていた能登の現状と、現地で目にした能登の姿。その間には大きな違いがありました。短い滞在の中で心に響いたこと、気づいたことをここに記します。


自宅から現地に向かう際、タクシー運転手さんが「何か手助けしたいけれど、何をしたらよいのかわからない」と話していたこと。それは私もリザルツに携わる前まで同じように感じていました。しかし今回、実際に能登で雪かきをし、被災された方々と直接話すことで、耳で聞くよりも現場で見て、触れることでしかわからない現実を実感しました。


地元スタッフの今さんと行動を共にし、地元の言葉で交わされる会話を聞く中で、能登の方々が見せる豊かさに気づかされました。彼らは「自分が大変だ」とは決して言わず、「もっと大変な人がいる」と笑顔で話すのです。その姿は、リアルな「能登はやさしや、土までも」でした。


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能登の金さん銀さんのような、助け合っているご姉妹にお会いしました。


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自宅で近所のお仲間と一緒に毎年作る干し柿もお土産でいただきました。


自然と共存する知恵が生む豊かさ


能登の暮らしには、不便だからこそ生まれる知恵や工夫が詰まっています。保存食の発酵文化もその象徴です。どこのスーパーでも、麹が売り場の入ってすぐの場所など前面で販売されている様子からどの家庭でも当たり前に作られていることがわかりました。また男性が作った柚子味噌をいただいた際には、性別を問わず保存食作りをされていることも知りました。男性のための「保存食ワークショップ」と題した酒のあての会を開催すれば、地域の新しい交流の場が生まれるかもしれません。


また寒い室内で厚着をしながら暮らす能登の人々の姿を見ていると、東京では声高にSDGsや温暖化を訴えているにもかかわらず、自宅でも会社でも薄着をしてエネルギーを大量に使い、自分たちだけ快適に暮らしていることに恥ずかしさを感じました。便利な暮らしは悪いことではありませんが、それが人間の知恵やたくましさが奪われているのだろうと。


課題を超えて未来をつなぐ


能登には課題もあります。仮設住宅の避難者と自宅避難者の間に生じる支援の格差や、役所の対応体制の整備など、解決すべき問題は少なくありません。それでも、現地の方々との対話を通じ、雪かきをしながら手を動かし、体を動かすことで見えてきたのは、机上の想像では決して見えないリアルな暮らしの風景であり、能登が持つ「豊かさ」を次世代へ繋ぐことの重要性です。羽田からわずか1時間の能登には、今も自然と共存する美しい暮らしが息づいています。この豊かさを守り、未来に繋ぐことが、私たちが能登から学ぶべきことではないでしょうか。

私にとっての今後の課題は、このような思いが絵空事にならないよう、どうやって実現していくかです。皆様の力を借りながら1歩づつ前進していきたいと思います。



(じじねろ)

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2025年01月04日

謹賀新年


新年あけましておめでとうございます。昨年一年間、日本リザルツの活動にご理解ご支援を賜りありがとうございます。本年も引き続きどうぞよろしくお願いします。

皆さまにおかれましては、3が日いかがお過ごしでしょうか。昨年は元旦から能登半島地震の発生など災害や事故が続いたことに比べると、穏やかなお正月となったのではないでしょうか。ただ元日は輪島市で令和6年能登半島地震・令和6年奥能登豪雨犠牲者追悼式が行われ、改めて被さいされた方に思いを新たにいたしました。

日本リザルツは、発災直後の昨年29日より石川県入りして活動を開始、9月からは能登町中斉に古民家を改装した拠点を設けて老眼鏡の配布(約5千本)や傾聴活動などを継続しています。今年は隣接する建物を活用して、「学び合い・教え合い」の場づくりや、コミュニティ・ダイニング(地元食材を一緒に調理しみんなで楽しく食べ、健康を目指す)の創設などを計画しています。そして、能登からさまざまな情報発信〜素晴らしい自然、食材、何より誠実に暮らす住民の皆さんの営み〜を展開していこうと考えています。これからも能登の皆さんと一緒に歩んでまいります

これ以外にも、昨年はパレスチナ・ガザ地区の紛争に苦しむUNRWAの支援活動や、本年3月に迫るパリ栄養サミットに向けた官民対話の場づくりなど様々な活動を行ってまいりました。今年もこうした活動を発展させてまいりますので、引き続きご支援、ご協力を心よりお願い申しあげます。

巳年は蛇が脱皮を繰り返して生長することから、「復活と再生」の年といわれるそうです。能登から、日本から、世界に向けて能登はじめさまざまな面で「復活と再生」をお伝えできるよう努力を続けてまいります。

皆さまのご多幸とご健康を一同心より祈念申し上げます。

特定非営利活動法人日本リザルツ

理事長 白須  紀子

職員・ボランティア一同

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2024年12月26日

クリスマス会をおえて

1221日、能登町「コンセールのと」にて、日本リザルツ主催のクリスマス会を開催しました。

私は、日本リザルツのインターンとして準備、運営、後片付けに関わらせていただきました。

準備から運営、後片付けまで、地元ボランティアの皆さまや遠くから駆け付けてくださったボランティアの皆さま、日本リザルツ理事・元参議院議員の姫井由美子先生、コンセールのと管理事務所の皆さまが率先して動き、働かれている様子に深く感銘を受けました。

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また、ご後援いただいた能登町教育委員会さま、ご寄付を下さった企業さまやゲームコーナーを担当し盛り上げてくださったNPO法人ワンネススクールの皆さま、食に関する学びと発見を提供してくださった下浦佳之専務理事をはじめとした日本栄養士会の皆さま、ご多忙の中駆けつけてくださった復興政務官・参議院議員の今井絵理子先生、心も体も温まる素敵なハーブティーを準備してくださった木村典子先生(愛知学泉短大教授)をはじめ、多くの方のご尽力があって成り立ったものだと実感しました。皆さまに厚く御礼申し上げます。

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400名以上の方にお越しいただき、大盛況で終えることができました。

多くの方のあたたかな気持ちに触れ、学ぶことが多くありました。

特に、一つ一つの活動の意義を、長期的・多角的な視野で考え、一つの活動を終えればすぐに次の活動に向けて動いていかなければならないと痛感しました。


私は来年の2月から古民家に住み込みで働かせていただきます。本当の意味で目の前の人を大切にするとはどういうことなのか、実行できているのかと悩む毎日ですが、進み続け、精一杯働かせていただく所存です。


くーぱー

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クリスマス会を終えて思うこと

1221日能登町のコンセールのと(宇出津公民館)でリザルツ主催のクリスマス会が開催されました。

その日は朝からみぞれ交じりの冷たい雨が降っており、足元が悪いうえに、その日は他の場所でも行事ごとが沢山、予定されていました。

「私が声を掛けた皆さんは来て下さるだろうか・・・」まず、地元職員の私に与えられたミッションは人を集めることでした。


1ヶ月程前から活動の隙間、隙間に「クリスマス会」の案内チラシを配ることと、スーパーなどで知り合いに会うと必ず宣伝しました。


1221()・・・その日は宇出津保育園の園児の発表会があると知りました。お母さま方には「大丈夫!午後2時までやっているし、終わったら来て下さいね!」と声をかけ・・・また、シルバー人材センターで門松づくりの催しがある。と聞けば、「コンセールは目の前だよ!せっかくだから寄ってってね!」と声掛けしました。


コンセールのとの近くにある、こども未来センターでもクリスマス会があり午後2時〜と知りました。

「リザルツのクリスマス会に参加してからこども未来センターへ・・・」などと、私は本当に集客に力を注ぎ声を掛けまくりました。


理事長のお知り合いの今井絵理子さんが、ボランティアで能登町の子供たちと遊ぶために来て下さるとの連絡をいただき、私は安堵しました。なぜならば、これで人集めのミッションは達成できた、と思えたからです。

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当日、今井絵理子さんをのと里山空港までお迎えに行く役割がいただけて、本当に幸せでした。田舎者があの有名な方にお会いできる。お目に掛るまで、私の心臓はドキドキして久しぶりに緊張感を持ちました。


今井さんは本当に気さくで話しやすい方でした。今回のクリスマス会にはたくさんの方が参加して下さり延べ400名。大盛況で終えることが出来ましたことに感謝するとともに、今回のクリスマス会を開催するにあたって沢山の物資を御寄附して下さった企業様や遠くから駆けつけて下さった日本リザルツ理事の姫井由美子元参議院議員、日本栄養士会の下浦佳之専務理事、その他ボランティアの皆様には本当に感謝いたします。また、癒しのハーブティーをふるまって下さった木村典子先生にも心より御礼申し上げます。

ありがとうございます。

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今回のこのクリスマス会では被災された方々の心を癒し、また子供たちには楽しい思い出を作ることができたのではないでしようか。

後日、道で出会った方から・・・「この間はありがとうね!たくさんいただいて・・・楽しかったよ!」と声を掛けていただきました。

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日本リザルツの職員として活動させていただいていることを念頭におき、来年も頑張りたいと思います。

(けいたん)

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2024年12月23日

クリスマス会はおおにぎわい!

ご案内の通り、122111時より、能登町「コンセールのと」にて日本リザルツ主催のクリスマス会を開催いたしました。お蔭をもちまして、400名以上の方にご来場いただき大変賑やかで楽しい会合となりました。ご後援頂いた能登町教育委員会さま、配布物品・ゲーム賞品をご提供いただいた協賛の各社さまはじめ、皆様のご協力の賜と厚く御礼申し上げます。


以下、写真を交えてご報告いたします。


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開会30分以上前から、お待ちいただきました。本当にありがとうございますあせあせ(飛び散る汗)

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復興政務官・参議院議員の今井絵理子先生には、お忙しい中、プライベートで開場前からご参加くださり、被さいされたみなさんへの労いの言葉と、能登の復興に向けた力強いメッセージを頂きました。
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リザルツ理事・元参議院議員の姫井由美子先生からも、末永く能登とお付き合いしたいとの温かいお言葉を頂きました。姫井先生には、前日の準備から当日の後片付けまで、フルにサポートを頂きました。
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日本栄養士会の下浦専務理事からもご挨拶を頂戴いたしました。

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ご支援いただいたお品物が所狭しと並びます。配布させていただいたエコバッグを手に、皆さん思い思いに好きな品物を取っていただきました。
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変わらない人気の老眼鏡コーナー。担当の今職員もてんてこ舞いの忙しさです。
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下浦専務理事の指揮の下、栄養相談のコーナーも大変な人だかりです。
みなさん本当に熱心に聞いておられます。
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目玉企画である味の素製品の試食コーナーです。新製品のスープを試食し、みなさん口々に「おいしいね」と満足そうにされ、製品を手に取っていただきました。
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一回りしたところでお休みいただくハーブティーのコーナーでサーブしてくださったのは木村典子先生(愛知学泉短大教授)です。

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七尾市、珠洲市でのボランティア活動の後、駆け付けてくださいました。
地元で作っていただいた、もちもちパン・お赤飯も大人気!
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お子さんには、お菓子の詰め合わせセットをお配りしました。サンタさんから手渡しで、みんな笑顔がこぼれます。
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本日の一大イベント。サンタさんとのじゃんけんゲームは大盛り上がりです!!
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11時から14時までの3時間、人が途切れることなく大賑わいでした。
子供さん向けのゲームコーナーを企画運営してくださったNPO法人ワンネススクールさま(代表森要作さん)、すばらしい環境を整えてくださいましたコンセールのと管理事務所の皆さま、お手伝いいただいた地元ボランティアの皆さまにも改めて御礼申し上げます。
物品をご提供いただきました、味の素梶Aアサヒグループ食品梶A椛蜥ヒ商会、コーカサスセラー梶A日清食品ホールディングス梶A日本ハム梶A富士フイルムホールディングス梶Aフードバンク能登、未来プランニング梶A竃セ治、潟<Kネトップの皆さま、本当にご協力ありがとうございます。
また平素より物心両面でご支援をいただいているNPO法人ジャパン・プラットフォームさまにも心より感謝申し上げます。
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日本リザルツは、能登町中斉に古民家を改装した拠点を設けて9月から活動を継続しています。
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今後、隣接する建物も活用して、「学び合い・教え合い」の場づくりや、コミュニティダイニング(地元食材を一緒に調理してみんなで楽しく食べ、健康になる)の創設を構想しています。そして、能登からさまざまな情報〜素晴らしい自然、食材、何より誠実に暮らしている住民の皆さんの営み〜を発信していこうと考えています。これからも能登の皆さんと一緒に歩んでまいります。

ひきつづきご支援、ご協力をお願いいたします。

追記


北國新聞さんにも1223日朝刊でご紹介を頂きました。ありがとうございます。

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2024年12月18日

能登でクリスマス会!

朝から冷たい雨が降っています。これがやがてみぞれになり雪に変わります。能登は本格的な冬に向かっています。クリスマス会まで残すところ3日となりました。

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(藤波館から西側の二号館を臨む)

地域の皆さんへの周知は頑張ったつもり。公民館、スーパー、コンビニ、入浴施設、道の駅、老人会、婦人会、学童保育施設。全てチラシを配布し玄関先に貼付してもらえる様、お願いして回りました。子供たちへの周知も町の教育委員会の協力のもと、学校配布していただきました。

ここ一週間、寝ても覚めても私の頭の中はクリスマス会のことばかり考えている。

私には参加者を集めるミッションがあるからです。目標は200!

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藤波館の部屋には、各企業様から御支援していただいた品物が、ところ狭しと積み上げられています。この品物は今度、12/21()に宇出津の「コンセールのと」で開催されるクリスマス会で、子供さんをはじめ、住民の方々にプレゼントとしてお渡しする品物です。

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どの企業様も、能登の為にこんなにたくさんの御支援をしていただき本当に感謝です。

ありがとうございます。

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当日、これを手にされた住民の方々も本当に喜んでいただけると思われる品物ばかりです。

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また、貴重な時間を使って遠方から、ボランティアに駆け付けていただける方も数多くいらっしゃいます。

もちろん、藤波館にお泊りいただき「古民家の宿」を体験していただく予定です。


そんなおり、能登町定住促進協議会様の御好意でお布団の寄贈がありました。本当にグットタイミングです。感謝の嵐。

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さあ、この物資に埋もれている場合ではない!

準備、準備。昨日より本部から1名、応援に来てくれています。皆さんに喜んでいただく為に何をどの様に、御提供するか考えるのもまたひとつの楽しみです。

皆さんの喜ぶ顔を思い描きながら、準備を進めます。

まだまだ、御寄附受け付けております。どうぞ宜しくお願いします

(けいたん)

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2024年12月13日

被災地の高齢者を元気に! 他団体と連携。

被災地域での生活は、心も体も疲れがたまっていることに加えて、普段と異なる生活により、不活発になりがちです。

身体を動かさない心身の疲れがたまるもっと動きにくくなる歩くことが難しくなる

12月より「能登町復興リハビリテーション」の作業療法士や理学療法士に同行させていただき、高齢者の生活不活発病の予防に取り組む活動に連携させていただいています。

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私が仮設住宅を一軒ずつ訪問し、老眼鏡配布活動をしていることを知った復興リハビリテーション能登町担当の方が、声を掛けて下さり、連携させていただくことになりました。地震の前と現在の様子をチェックリストを使い比較してみて「良い状態ではない」と判定が出た方にはとりあえず「外に出てこんけ?」とお声を掛けアクティビティーへの参加を促します。集会場までの道中が心配な方には仮設までの送迎もします。


体操・脳トレ・手芸・体力測定など、お一人お一人に合わせた時間を過ごしていただき理学療法士による体操指導。その時、私は傍らで高齢者の見守りです。「無理をされていないか」「転倒させないよう」見守っています。参加された方には一人一人のやりたいことに合わせたプログラムを作業療法士が用意されます。

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手芸を楽しみに参加されているAさん、マットを編んでいるのですが毎回、同じことを尋ねられます。何回、教えても必ず同じところで尋ねられるのです。すぐに忘れてしまわれるのです。そうです、この方は軽度の認知症の症状が出ていて、作業療法士の先生も気づいておられます。私は介護現場で働いていた経験もあり介護福祉士です。この様な方の対応は大丈夫です。何回も同じことを繰り返し尋ねられても、決して否定はしません。私も繰り返し教えてあげます。出来ないことは手伝ってあげます。尊厳をもって対応します。この方がここに来ることを「楽しみ」に思っていただく為にも、また他の周りの方とのコミニュテイを崩さない為にも目配り、気配りします。

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毎週木曜日、ここに出掛けて来られ、それぞれが好きな時間を過ごし、楽しくリフレッシュされています。「こころ」と「からだ」の健康づくりになっています。この度、「復興リハビリテーション協会」の方にお声を掛けていただき、一緒に活動させていただいていることに感謝します。

事業の計画にも掲げている「高齢者の心身への健康サポート」への取り組みにもなっていると思います。


この調子で被災地の高齢者を元気に・・・とは思いますが、必要性(生活不活発病症状)があるのに、男性の参加者が一人もいないことが課題です。理学療法士・作業療法士の先生方と一緒に智恵を出し合い考えていきたいと思います。

       (けいたん)

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2024年12月11日

UNRWA職員吉田美紀さんを知り思うこと

私が日本リザルツに働かせていただいてから約二か月が経ちました。何もわからずに飛び込んだこの世界。地元の求人情報に「現地のスタッフ募集」「高齢者の見守り支援」「ボランティアを泊める宿の管理人」等、記してあり・・・以前より、高齢者の見守り支援。高齢者交流会の企画等を立て開催することが好きだった私は、軽い気持ちで応募しました。それからWEBでの面接が実施され、すぐに「明日から勤務」と言われたのには驚きました。今までにこんな急に採用され、そく勤務する職場はなかったからです。とにかくこの「日本リザルツ」という船に乗ってしまった。後戻りはできない。私も地震を経験した被災者だけど、じっとしているよりは仕事をしていた方が気持ちが紛れる。そう思い、漕ぎだしました。


だけど、この仕事は考えていたような物ではありませんでした。現地で一人で活動。何をどうすれば良いのか、全然気持ちに余裕がありません。良かれと思ってやったことは注意され、そんなことが幾度か続いたある日、私の張り詰めていた気持ちが爆発したのです。日頃の思いをメールにて訴えました。


そんな時に、元日本リザルツに勤務されていた「吉田美紀」さんの記事やブログを読むことを薦められ、さっそく自宅でネット検索し熟読しました。


こころに残ることばは「現状はすぐには変えられないけれど、これはおかしい。と声を上げられる人がいないといけない。今後もその役割を担えたらと思う」と語っています。

その時、取材された記者も書かれていましたが、吉田美紀さんは只々、「格好いい女性」です。お会いしたことはありませんが、努力家で自分の意志をしっかり持たれている方だと感じます。


吉田さんは普通のレールとは異なる道を歩んで来られています。30歳の時に国連職員への挑戦。いろいろ困難はあってもしっかりと夢をかなえています。(凄い尊敬します)


いきなりですが、私の人生はどうだったろうか?

決して裕福な家で育った訳ではなく、親からはお金がないから高校へは行かず働いて欲しいと言われ悩んだあげく働きながら勉強する定時制高校の道を選びました。私の人生はその時に経験した「自己との闘いの4年間」で人間形成が出来ました。まだ1516歳の時に家に仕送りする生活でした。親は頼れない。何でも自分で決めて自分で生きて行かなければ・・・そんな思いがこの年齢になっても根付いています。

私の家族は福祉の支援に助けられて生きて来ました。私がずっと福祉業界で働いて来たのも、家族が世話になったお礼を恩送りさせていただきたいと思うからです。


もし、お金に余裕がある家庭に育ったならば、普通の高校生活を送れていたならば・・・。

まったく別の人生を歩んでいたのではないでしょうか?でも、今までの人生は決して不幸だとは思っていません。何事にも感謝し前を向いて歩んで来ました。


今朝もニュースでガザの子供たちの様子が流れました。

ガザの子供たちを守ってあげたい。私に「戦争を止めて」という力があるならば・・・助けてあげたい。この子供たちを・・・。

日本リザルツの理念「私たち一人ひとりに世界を変えていく力がある」の言葉を信じ平和な世界になるよう願わずにはおられません。


生まれた場所も親も自分では選べないけれど、吉田美紀さんの生き方や思想から今の私の気持ちはこう変わりました。復興にむけて「今、私にできることをこの能登でさせていただこう」そう思えるようになりました。                             

        (けいたん)

posted by resultsjp at 09:00| Comment(2) | UNRWA