2025年04月17日

ガザ地区傷病者の受入れについて

先般、外務省は、ガザ地区の戦闘において傷病を患った後にエジプトで入院していたパレスチナ人1名を日本に移送し、都内の自衛隊中央病院において、傷病に係る治療を開始した旨を発表しました(3月26日付報道発表https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/pressit_000001_01951.html)。また、報道によると2人目のパレスチナ人についても、日本に移送し、同様に治療が開始されました。202310月のイスラム組織ハマスとイスラエルによる戦闘開始以降、日本が傷病者を受け入れるのは初めてとなります。


本件は、ガザの深刻な人道状況や、これを受けた世界保健機関(WHO)の要請も踏まえた医療支援の一環として、エジプト政府の協力を得て実施したものです。石破茂首相は2月の衆院予算委員会で、ガザの住民について「病気、けがをした方々を日本に受け入れられないか、いま、鋭意努力をしている」と答弁していました。停戦協議が進展しない一方、ガザ地区の医療態勢は崩壊状態にあります。こうした対応が、人道状況改善のささやかな一助になることが期待されます。

(のーびっひ)


タグ:外務省 ガザ
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2025年04月10日

3月26日【能登半島復興作戦会議】メッセージ編

去る3月26日の作戦会議には、残念ながらお越しいただくことが叶わなかった方からも、様々なメッセージを頂いております。
以下、いくつかご紹介させていただきます。
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まず初めに、共催者である国際母子栄養改善議員連盟会長の山東昭子参議院議員からのごあいさつを紹介します。
「国際母子栄養改善議員連盟会長の山東昭子と申します。本日はみなさまお忙しい中、「能登半島復興作戦会議」にお越しくださいまして、心より御礼申し上げます。また開催に当たり格別のご協力を賜りました能登町役場はじめ関係者のご尽力に御礼申し上げます。

能登半島地震が起きて13か月、能登半島豪雨から半年が経ちました。被災された皆様が、力強く立ち上がり、復興に向け心を一つにされていることにあらためて感謝を申し上げます。私も一議員として、政府の取組に後押しができるよう従来以上に努めてまいります。

この度の作戦会議は、パリの栄養サミットに合わせて開催されました。栄養サミットは、オリンピック・パラリンピックの開催に前後して、栄養や健康に関する事柄をテーマに、より幸福な社会の実現を目指して世界各国の政府・国際機関、企業、市民団体などが集まって議論をいたします。世界中の目の集まるその場において、日本政府主催のサイドイベントで能登の食文化と復興に向けた取り組みに焦点を当てたご紹介をできますことは、能登の復興の一助になると思います。

能登半島は、世界農業遺産にも認定された、日本を代表する豊かな里山里海を有し、食をはじめその恵みは計り知れません。長い間皆さまが先祖代々培ってきた暮らしの知恵、ゆかしいしきたりや風俗、お祭りや伝統芸能など豊かな資産に恵まれています。こうした能登の素晴らしさを世界に向けて発信できることは、一議員としてだけでなく一人の日本人として、大変誇らしく感じるところでございます。

もとより、復興の道が平たんではないことは、私どもも十分承知しております。立法、行政の世界に身を置くものとして、今後も災害大国日本を、防災大国に進化・発展させるべく、鋭意努めてまいる所存です。本日の議論で出ましたさまざまな貴重なご意見を、国際母子栄養改善議員連盟として、取り組みに反映するよう各方面に働きかけていく所存であります。

本日は能登町の皆様にお集まりいただくとともに、能登の復興に関心を寄せる各界各分野の有識者にお集まりいただき、この後、座談会、グループワークが開催される予定と伺っています。どうか幅広い視点に立って、実りある議論をしていただき、復興に向けたヒントやアイデアを一つでも多くお持ち帰りいただけることを祈念して、私のご挨拶とさせていただきます。

本日は、誠にありがとうございます。」
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代読は、珠洲市で支援活動中のところ、わざわざ駆けつけてくださったピースウィンズ・ジャパンの橋本笙子さんにお願いいたしました。
お忙しいところ本当にありがとうございました。
挨拶の部の締めくくりは、石破総理からのメッセージを司会の上入佐慶太さん(日本航空)がご紹介してくださいましたが、緊張されたことだと思います。
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「「能登半島復興作戦会議」が、能登半島地震からの復興支援の一環として、多くの関係者の皆様のご尽力により開催されますことを、心よりお慶び申し上げます。

新たな年のはじまりである元日に発生し、能登地域を中心に甚大な被害をもたらした令和6年能登半島地震から一年と3か月、また、地震からの復興の最中に発生した奥能登豪雨から約半年の歳月が経ちました。

今年の元日、輪島市で行われた一周年追悼式典に私も参列をさせていただき、復旧・復興への思いを新たにしたところです。

二度にわたる災害により犠牲となられた方々、その無念さ、最愛の方を失われた御遺族の深い悲しみ、それに思いを致しますときに、痛恨の極みで、哀惜の念に堪えません。ここに改めて、心から哀悼の誠を捧げますとともに、被災された方々全てに心からお見舞いを申し上げます。

地震に加え、9月の豪雨という度重なる被災により、甚大な被害を受けた能登地域の被災者の生活及びなりわいの再建等の復旧・復興のため、「能登創造的復興支援交付金」を新設したところです。この交付金も活用しながら、能登の創造的復興に必要となる施策に対して、柔軟かつ機動的に対応してまいります。復旧・復興をできる限り早く成し遂げることが、犠牲となられた方々の御霊に報いる道だと考えております。

石川県は本年を『復興元年』と位置付けており、政府としても一丸となって、被災前の活気ある街並みと人々の笑顔を取り戻すため、生活と生業の再建、被災地の創造的復興に取り組んでおります。

今般、第4回目の栄養サミットがフランス政府の主催で、327日及び28日にパリで開催されます。この機会に、日本リザルツが開催された本日の能登半島復興作戦会議に参加されているみなさんと栄養の重要性について共有することは、大変意義深いことです。

健康的な食事は、私たちの社会的、経済的活動の基盤です。食事は、栄養摂取のみならず、どの国・地域でも、人々が調理を行い食卓を囲むことは文化のひとつであり、人々の幸福や生活の質との関わりも深く、身体的及び精神的な健康にとても大切なものです。

能登は、自然と調和した伝統文化・食文化が大変豊かな地域です。2009年には、「奥能登のあえのこと」として知られる豊作を祈願する農耕儀礼がユネスコ無形文化遺産に登録されました。また、2011年には、「能登の里山里海」が国連食糧農業機関(FAO)に日本で初めて世界農業遺産に認定され、伝統的な棚田、地域特産の農水産物、伝統的な発酵等の技術、農耕儀礼等の風習や文化、輪島塗といった伝統工芸等が今でも根付いており、地域で培われてきた風土に合う食文化とものづくりは世界的にも評価されております。こうした分野での今後の若い世代の活躍にも期待しています。

かつて保存食として生活の知恵と加工技術として継承されてきた発酵食が、地消地産といった持続可能な社会への関心の高まりで注目されてきています。手間をかけることで、原料の食材の栄養価がさらに高くなり免疫力の向上や腸内環境の改善が期待される等、食材の旬の時期以外もおいしく無駄なく栄養が摂取できる工夫が再認識されています。能登半島に古くから伝わる素材を余すところなく活用する魚醤「いしり・いしる」は、その味わいや栄養価に加え、昨今の食品ロス対策の観点からも有益です。寿司の原型とも言われる発酵食の「ひねずし・なれずし」も、先人の知恵と工夫が詰まっており、未来に繋げるべき能登の伝統文化と言えるでしょう。

日本政府としては、パリで行われるパリ栄養サミットの機会を捉え、こうした日本の食文化も踏まえ、様々な国や地域の特色を考慮に入れつつ、官民そしてアカデミアを含む多様なセクター間の連携を通じ、健康的な食環境を作り出すための議論に貢献する考えです。こうした日本の強みが、国際社会での議論に反映されるよう、日本政府としてもしっかり取り組んでまいります。

被災前の、あの活気ある街並み、皆様お一人お一人の笑顔、朝市のにぎわい、あるいは漁村の活力、それらを取り戻すために、被災者お一人お一人の方々のお気持ちを受け止め、公営住宅の建設、災害廃棄物処理の加速化、そのような生活再建を進めます。併せて、寒ぶりやいか、能登牛、牛乳、米、しいたけなど、里山里海の恵みを活かした農林水産業の復興など、なりわいの再建を支援してまいりたいと思います。

最後になりますが、能登の伝統文化・食文化が復興の支えと心身の栄養となることを心から願うとともに、引き続き、被災地の創造的復興を進め、以前よりももっとよくなったと、言っていただけるような復興のため、政府一丸となって取り組んでまいります。

この会議に参加された多くの皆様方と共に、能登の復旧・復興を実現し、被災前の活気ある能登をできるだけ早く取り戻していくことをお誓い申し上げまして、私の御挨拶といたします。」

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この他、世界銀行東京事務所はじめ各国際機関や、あさがおセミナー参加者の方など多数お寄せいただきました。本当に皆さまから心のこもったメッセージを頂き感謝に堪えません。また別の機会に是非ご紹介させていただきます。


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2025年04月06日

徳島県の阿波踊り団体「阿呆連」さんが藤波館に宿泊!

4/5の夜から4/6の朝にかけて、徳島県の阿波踊り団体「阿呆連」の皆さまが藤波館に宿泊されました。


阿呆連の皆さまは、4/562日間で能登町内の4か所(松波地区、柳田地区、宇出津地区、鵜川地区)で踊りを披露しました。阿呆連のメンバーの中には能登町出身の方もいらっしゃいました。

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イベントには、延べ1,000人以上が見学に訪れ、阿波踊りの体験コーナーもありました。地元の方からは能登町音頭や国重太鼓も披露され、盛会となりました。涙を流されている方の姿もあり、能登の方の励みになったと感じます。「震災で人が減ったが、多くの人がこうして集まり、うれしかったし、安心した」との声もお伺いしました。

私も見学させていただきましたが、初めて見る本場の阿波踊りは大迫力でキレがあり、感動でしました。

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夜は藤波館で、阿呆連の方と地元の方が交流をしました。イベントの感想や被さいされた時の状況、祭り文化の共通点など、思い思いのお話をされていました。

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NHKに紹介されている様子を皆さまと見ました!

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地元の方から、「藤波館があることで、多くの方に来ていただき、大変ありがたい」とのお言葉をいただきました。

今後も、能登の皆さまの心身の復興のために活動していきます。

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くーぱー
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2025年04月02日

素敵な焼き物をいただきました

日本リザルツの活動は、老若男女を問わず様々なサポーター様の物心両面のご支援によって支えていただいています。
日本料理店を経営する神田達治様もそのおひとりです。
今回の「能登半島復興作戦会議」にもお越しいただき、和食や調理に関する深い知識、経験に裏付けされた貴重なご発言をいただきました。
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また翌日には、復興状況の視察行にもご参加いただきました。
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途中、藤波館にも立ち寄られ、インスピレーションを得られたのか、翌日早速作陶して、早々に作品を送ってくださいました。
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こちらは「藤波館」の字が入った湯のみです。
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細身の湯のみですが、色つや、光沢が藤波館の周囲の木々や竹などに触発されたのでしょうか。
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コーヒーカップも、落ち着いた色合いで見ているだけで安らぎます。
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照明用のランプシェードも作ってくださいました。瑠璃色が映えますね。
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今回全部で31個も送ってくださいましたが、また近々第二弾を製作するとのことです。次回作も楽しみですね。
本当にありがとうございます。


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2025年04月01日

3月26日・日本政府主催【パリ栄養サミットサイドイベント】が開催されました

3月26日にフランスのパリで、日本政府主催の「パリ栄養サミットサイドイベント」が開催されました。
こちらは3月27日、28日に同じくフランスのパリで開催されたパリ栄養サミットのサイドイベントです。
同日開催の日本リザルツ主催「能登半島復興作戦会議〜パリ栄養サミットへの参加」にて、会場の皆様と一緒に視聴いたしました。

本サイドイベントは、世界の栄養問題の改善のためのアプローチの探求や機会の創出を目指し、政府、学術界、民間、市民社会などの代表が出席をして、議論をしました。

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日本リザルツは、かねてより能登の発酵食などの食文化、コミュニティの強さ、復興への取り組みが、世界の脆弱な立場に立たされた人々の栄養改善に役立つことに着目しています。また、世界の人々の意識を能登に向けてもらうことも狙いとして、本サイドイベントにて能登町役場と共同で制作した能登の災害状況の紹介映像、能登の文化や復興への取り組みの紹介映像を放映しました。

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能登町役場と共同制作の映像

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能登の文化や復興への取り組み映像

サイドイベント参加者の方からは「現地の方々の生の声に勝るものはないと改めて実感した」、「能登の方のお声はしっかりとパリにいた人々に届いたと確信する」とのお言葉をいただきました。

日頃、お世話になっている慶応義塾大学の野村周平教授、NJPPP事務局長の山口隆司様、農林水産省大臣官房の春日朱里様、国際児童栄養振興会代表理事の栗脇啓様、味の素 の黒岩卓様などもご参加されました。

日本リザルツは、世界的な視野を持ちながら能登の復興のために尽力をしていきます。


くーぱー
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2025年03月30日

3月26日【能登半島復興作戦会議〜パリ栄養サミットへの参加】北國新聞様に掲載していただきました!

本日3月30日付北國新聞朝刊14面に、日本リザルツが3月26日に開催した【能登半島復興作戦会議〜パリ栄養サミットへの参加】の模様をご紹介いただきました。ありがとうございます。

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実際には、延べ90人以上の皆さまにお越しいただきました。栄養・防災・医療・保健などの専門家の方や地元の方の間で、今の率直な思いや悩み、復興への道筋などについて、活発な意見交換が生まれ、非常に有意義な会議となりました。
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能登の災害状況や食文化、復興への道のりを記録した映像が、パリ栄養サミットサイドイベントにてフランスのパリで放映されました。
パリの会場をつなぎ、能登の皆さまとともにその様子を視聴いたしました。
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日本リザルツは、引き続き、能登の笑顔あふれる未来のため、粘り強く取り組みを推進して参ります。



くーぱー

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理事会開催のご案内

以下の通り、理事会を開催いたします。
日時:2025年3月31日(月)17時より
場所:日本リザルツ本部会議室(東京都千代田区霞が関3-6-14-501)
議題:令和6年度事業報告・決算報告、令和7年度事業計画・収支予算ほか
宜しくお願いいたします。
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2025年03月29日

【能登半島復興作戦会議】(番外編)

【能登半島復興作戦会議】の概要については、別エントリーでご紹介の通りですが、番外編として2,3写真でご紹介します。

今回の会議は、リザルツにとっていわばアウェーでの開催となりました。
不慣れな私どもをサポートしてくださった、能登町役場の皆さまには本当にお世話になり、ありがとうございました。
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手作りの看板を取り付け、掲示するのも手取り足取りで教えていただきました。

一方、日本栄養士会、石川県栄養士会の方は開場早々お越しになり、中村会長や下浦専務理事の指導の下、準備を整えられていました。役場の正面にはキッチンカーの展示をいただきました。
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会に先立ちお越しになるお客様もいらっしゃいます。隙間時間を使って意見交換にも余念がありません。
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(左:堂前県議、右:白須理事長)    
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(左:榛沢教授、右:田畑町議)
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西ふさえさんの展示にも注目が集まります。
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DOYAコーヒーさんの準備が始まり、いい匂いがします。
徐々に席に人が埋まり、いよいよ無事開会です。
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ご発言頂いた皆さん、ありがとうございました。
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posted by resultsjp at 17:56| Comment(0) | 能登半島地震

姫井先生、いつもありがとうございます!

能登半島復興作戦会議の前日、日本リザルツ理事で元参議院議員の姫井先生が、藤波館にお越しくださいました。
去る2月14日が先生のお誕生日なのですが、その際、チャリティーで作戦会議のための募金を集めてくださり、今回、会議のため遠路はるばるお届けくださいました(姫井先生の事務所は岡山市です)。
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地元の取れたてのイチゴも差入れてくださり、職員を激励し、翌日の会議の盛会をお祈りくださいました。
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姫井先生は、毎回毎回、節目の時にご来場くださり、日本リザルツの活動をサポートしてくださいます。
昨年も能登町クリスマス会にお越しになり、ご挨拶頂いたほか、自ら先頭に立って会を盛り上げてくださいました。
本当に感謝感謝です。
これからもご指導ご支援をよろしくお願いします。
(のーびっひ)

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2025年03月28日

3月26日【能登半島復興作戦会議〜パリ栄養サミットへの参加】開催報告

326日(水)に、「能登半島復興作戦会議〜パリ栄養サミットへの参加」が能登町役場において開催されました。

延べ90人以上の方々にご参加いただき、有意義な議論が行われました。

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1部では、座談会「社会で奮闘する女性と語ろう」と題し、プラン・インターナショナル・ジャパン理事長の池上清子先生、日清食品HDの浅野優子様、国立開発法人国立がん研究センターの堀拔文香様から、ご自身の生き方や考え方、皆様へのメッセージなどをお話いただきました。

お三方とも、赤裸々な思いや経験をお話いただき、会場の皆様の心を揺さぶられました。共感してうなずかれている方、真剣な表情で聞かれる方がたくさんいらっしゃいました。会場の皆様からも多くのご意見、ご感想が飛び交いました。

モデレーターは、農事組合法人のとっこの上野朋子様、数馬酒造の数馬しほり様に務めていただきました。


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農事組合法人のとっこ 上野朋子様

数馬酒造 数馬しほり様


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プラン・インターナショナル・ジャパン理事長 池上清子先生


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日清食品HD 浅野優子様


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国立開発法人国立がん研究センター 堀拔文香様


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能登町議員 田端雄市氏


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大学生 松村ゆずき様


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株式会社マルガー ゼネラルマネージャー 柴野幸介様


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日本最適化栄養食協会 前島秀樹様




2部は「能登半島復興作戦会議:能登の豊かな自然が育んだ食材をふんだんに使用した豪華お弁当を楽しみながら、能登のみなさまによるグループワーク」でした。豪華能登弁当と、世界一に輝いた柴野幸介様のジェラートをいただきながら、グループワークを行いました。

「関係人口と食・防災減災」、「子どもと食・防災減災」、「健康・医療と食・防災減災」、「女性・ジェンダーと食・防災減災」、「能登の文化・産業と食・防災減災」の5つのテーマに分かれました。地元の方と先生方が一緒になって能登の復興への道筋や課題などをざっくばらんに議論いたしました。様々な分野や所属の方が意見を言い合い、議論が盛り上がりました。


日本栄養士会会長の中村丁次先生からは、日本栄養士会の能登半島での活動紹介や能登の災害の特殊性、災害時の食のあり方についてお話いただきました。

また、新潟大学医歯学総合研究科特任教授の榛沢和彦先生からは、避難所における健康を守るための方法や課題についてお話をお伺いしました。


モデレーターは、日本アセアンセンター事務総長の平林国彦先生、中村丁次先生に務めていただきました。


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議論は大いに盛り上がりました!


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能登牛や季節の山菜、ふきのとう、能登牡蠣など能登の食材がふんだんに使用されたお弁当!


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ジェラート


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日本アセアンセンター事務総長 平林国彦先生


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日本栄養士会会長 中村丁次先生


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新村親友会会長 川端優介様


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日本料理小田原屋 神田達治様


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大学生 秋脇梨央様


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のとテラス 池崎千佳子様、松谷内あい様


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石川県栄養士会理事 徳丸季聡様


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DOYAコーヒー 國分まゆ穂様


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ピースウィンズ・ジャパン 橋本笙子様


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ふくべ鍛冶代表取締役 干場健太郎様


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新村新友会 舩本清香様


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新潟大学医歯学総合研究科特任教授 榛沢和彦先生


多岐にわたる意見や質問をうまく統合し、第2部をまとめ上げてくださったのは、平林先生、中村先生です。本当にありがとうございました。


続いて、来賓の方々からご挨拶を頂戴いたしました。


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副町長 田代信夫様


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参議院議員 山東昭子先生メッセージ

ピースウィンズ・ジャパン 橋本笙子様代読


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石川県議会議員 堂前利昭先生メッセージ

上入佐慶太様代読


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能登町議員 田端雄市先生


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世界銀行東京事務所特別代表の高見博様、国際連合人口基金駐日事務所所長の成田詠子様と所長補佐上野ふよう様、国際連合世界食糧計画日本事務所代表津村康博様、国際連合食糧農業機関駐日連絡事務所所長日比絵里子様よりいただいたメッセージ

日本リザルツ代読


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石破茂内閣総理大臣メッセージ

上入佐慶太様代読


ご挨拶の後、会場の皆様とともに、パリ栄養サミットサイドイベントを視聴いたしました。

日本リザルツと能登町役場で共同制作をした映像と、有馬尚史様にご制作いただいた映像がパリで放映されました。


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有馬尚史様


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パリ栄養サミットサイドイベント


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日本リザルツと能登町役場共同制作映像。


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有馬尚史様ご制作映像。


会場内展示も迫力があり、皆様の関心を集めておられました。

ご協力いただいたのは、新村新友会様、西ふさえ様、農事組合法人のとっこ様、ひらみきゆき農園様、ふくべ鍛冶様、日本栄養士会の皆様です。本当にありがとうございました。

また、DOYAコーヒー様にコーヒーをご提供いただきました。コーヒーの香ばしい薫りが会場一杯に広がり、皆様の気持ちがリラックスしました。


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新村新友会様。あばれ祭の展示。子供用神輿が迫力満点!


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西ふさえ様。日本で唯一のスラッシュキルトの技術をもった西様の作品。被災家屋から出てきた着物を再利用して作られた「Notoノート」も人気商品!


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農事組合法人のとっこ様。2020年の品評会で日本1位を獲得!


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ひらみゆき農園様。「ごろごろ果実の能登ブルーベリー」がソーシャルプロダクツ・アワード2025の年度テーマ「令和6年度能登半島地震からの震災復興につながる商品・サービス」にて大賞を受賞されました!ちょうどこの日はその授賞式が東京で開催されていました。


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ふくべ鍛冶様。地域創生に積極的に取り組んでおられ、包丁研ぎ宅配サービス「ポチスパ」も大人気!


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日本栄養士会様。JDA-DATの展示。能登半島での活動も紹介されていました!


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DOYAコーヒー様。コーヒー豆の豊かな香りが会場に漂い、来場者の方々が笑顔に!DOYAコーヒー様は、能登の人はもちろん、能登外から来店される方も多く、人と人をつなげるハブとなっています。


本作戦会議を通し、私も様々な気づきや学びを得ただけでなく、多くの方の熱い思いに触れ、身の引き締まる思いでした。

能登町に住みはじめて早2ヶ月が経とうとしております。葛藤もありますが、自分の役割を考え、頑張っていこうと思います。


最後になりますが、会議の開催の裏には、多くの方の挙げきれないご助力がありました。この場をお借りして、厚く御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。


くーぱー


■会議内容の議事録が完成しました。こちらからご覧いただけます。

https://drive.google.com/file/d/1YvubeKvFvsG6oxegfBJe0prnahF8TlVH/view?usp=drive_link

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posted by resultsjp at 14:37| Comment(1) | 情報