2020年08月30日

ノーベル平和賞受賞のムクウェゲ医師に殺害予告

国連のバチェレ人権高等弁務官は28日、紛争下の性暴力と闘い、2018年にノーベル平和賞を受賞したコンゴ(旧ザイール)東部の産婦人科医デニ・ムクウェゲ氏への殺害予告が急増しているとして、深刻な懸念を表明しました。

https://this.kiji.is/672051577969083489?c=39546741839462401


デニ・ムクウェゲ医師は、コンゴの産婦人科医。第二次コンゴ内戦以降の長年にわたり、紛争下の混乱によって性被害にあった女性や子どもを治療し、その精神的ケアに取り組んでいます。2018年にはその功績が認められノーベル平和賞を受賞されています。


紛争下における支援活動は決して安全とは言えません。アフガニスタンで人道・復興支援にあたっていた日本人の中村哲医師(当時73)が、昨年12月、武装勢力に襲撃され、亡くなったニュースは、皆さんの記憶にも新しいかと思います。

https://www.asahi.com/topics/word/%E4%B8%AD%E6%9D%91%E5%93%B2.html

ムクウェゲ医師も8年前に実際に襲撃にあったことがあり、警備員の方が亡くなっています。


本当に困っている人のために現場の最前線で汗を流している方に身の危険が生じることはあってはなりません。そうした方々が、安心・安全に活動を続けられるようなサポート体制が構築されることを願ってやみません。

(半沢直子)

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2020年08月29日

新型コロナワクチン共同購入の国際枠組みCOVAXファシリティーに関する新聞報道(2020年7月〜8月)

臨床試験まで進んでもワクチン開発が成功しない可能性もありますので、リスク低減という観点からも複数のワクチン候補に同時に投資する仕組みは有効です。この点、国際枠組みであるCOVAXが対象とするワクチン候補の数は現在13です。また、自国民のためのワクチン確保は理にかなっているものの、新型コロナは国境を超えますので、発展途上国にもワクチンを届けながら、先進国も裨益する仕組みが必要です。以下、COVAXに関する2020年7月〜8月の新聞報道を追ってみました。

2020年7月8日に日本経済新聞が「日欧、ワクチン確保へ協同買い付け 枠組みづくり調整」と題した記事の中で、日本政府が英独仏や欧州連合(EU)などと新型コロナウイルスのワクチンを共同で買い付ける枠組みを創設する調整に入ったと報じました。複数の国や機関が総額200億ドルを超す資金を、日本は最大約8億ドルの拠出を見込んでおり、開発企業から前払いで買い取ることで、企業にとっても開発の後押しになること、特定国のみでなく参加各国が受け取れるように人口の20%というワクチン供給の上限を設けること、Gaviワクチンアライアンスを通じて発展途上国にもワクチンが届くように工夫された仕組みであることが紹介されました。

8月3日には、公明党の新型コロナウイルス感染症ワクチン・治療開発推進プロジェクト(座長=高木美智代衆院議員)が、COVAXファシリティーについて、厚生労働省等から説明を受けました(公明新聞 2020年8月4日)。

8月11日の日本経済新聞によると、COVAXが2021年までにワクチン20億回分を確保する計画で各国の開発企業との交渉を本格化しました。米中は独自にワクチン確保に動いており、日英などが共同調達を模索。英国に加え、ノルウェー、カナダ、韓国、アルゼンチンなど約75カ国が参加に関心を示していますが、日本政府関係者によると、EUが慎重な姿勢を示すようになり現時点で独仏は消極的。ただし、EU域内でもポルトガルなどは関心を示しています。21年上半期にも参加国へのワクチン供給開始を目指すとのことです。

8月15日の公明新聞によれば、WHOからの情報として、8月11日にロシアが世界で初めて承認したワクチンについてはCOVAXファシリティー対象外であるとのことです。

8月18日に、公明党新型コロナウイルス感染症対策本部の斉藤鉄夫本部長(幹事長)らが稲津久厚労副大臣(公明党)、遠山清彦財務副大臣(同)に対してCOVAXファシリティーへの参加などを提言しました(公明新聞 2020年8月19日)。日本政府はこれまでに英製薬大手アストラゼネカ社から1億2000万回分、米製薬大手ファイザー社から6000万人分のワクチンを、いずれも開発が成功した場合に供給を受けることで基本合意しており、同提言では、ワクチンの有効性・安全性に関して必要十分な情報開示をさせる取り組みを求めました。その上で、効果が見られなかったり、重い副作用があったりする可能性などを踏まえ、さらに幅広くワクチンの確保を探るための選択肢の一つとして、国際枠組みである同ファシリティーへの参加を提案。また、COVAXについては、同党の山口那津男代表も「高・中所得国が資金拠出の度合いに応じて優先的に確保できるとともに、低所得国への支援にも生かせる」と力説されました(公明新聞 2020年8月19日)。

8月19日の日本経済新聞は、感染症流行対策イノベーション連合(CEPI)のリチャード・ハチェット最高経営責任者への取材記事の中で、CEPIはGaviワクチンアライアンスとともにCOVAXファシリティーを主導しており、COVAXの投資しているワクチン候補の中でも英アストラゼネカ・オックスフォード大学と米モデルナの2つは臨床試験が最終段階に来ていること、その他に米中独豪など7つに投資していることが紹介されました。ハチェット氏は、自国優先の国家主義は、自国民を守る上である程度は理にかなっていますが、各国政府がばらばらに動く国家主義が強まれば、配分の著しい不均衡をもたらす恐れがあると警告されました。

8月25日の日本経済新聞は「中南米、英から受託製造」という記事で、アルゼンチンとメキシコがワクチン受託製造の誘致を急いでおり、両国とも中南米のワクチン供給拠点となり周辺国に供給する構想を描いていますが、需要に対して供給能力が十分でないことも紹介しました。同記事は、ワクチンを世界に公平に供給する目的で設立されたCOVAXファシリティーへの参加をWHOが各国に呼びかけていますが、参加締切が近づいており、米国や中国などは参加に消極的とみられると結びました。

8月26日の朝日新聞は、COVAXを主導するGaviワクチンアライアンスのセス・バークレー事務局長への取材記事を掲載しました。バークレー氏は、ワクチン確保に関する自国優先の国家主義について2009年の新型インフルエンザ流行を振り返り「少数の国がすべての供給分を買い占め、残りの国は全く手に入らなかった。もし深刻な流行になっていたら多くの人がなくなっただろう。今回の共同購入が成功しなければ、また同じことが起こるうる」と述べ、各国の最終的な支払額は未確定ですが、平均すると1回分のコストは約920円になるとしました。また、国が複数社と単独で交渉する場合、それらすべてのワクチンの開発が失敗する可能性もあるので、その場合は獲得競争の最後尾に回ることになるとし、COVAXは現在開発中のワクチン候補13種類を対象とすることから、リスク低減の観点からもCOVAXへの参加意義を強調されました。

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2020年08月27日

お祭り?

遂に、東京大学も国際的な大学と並んだぞ、と感じたニュースです。
大学債。
大学の研究費、建物修繕など、国からの交付金・補助金(税金)だけに頼らない姿、素晴らしいなと思います。

大学債を購入するか否かの投資家目線が入る事により、大学の授業、研究も厳しい評価がなされ、
より素晴らしいシステムになる事が予測されます。                      (Nom)

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COVAXファシリティこそ、地球規模の解決策!

 8月26日の朝日新聞において、日本リザルツが推進している「COVAXファシリティ」について、Gaviワクチンアライアンスの事務局長であるセス・バークレー氏のインタビュー記事が掲載されました。バークレー氏は、「地球規模の解決策が必要だ。周辺国にもワクチンが行き渡ることが、結局は自国の利益にもなる」と述べられました。
 国際社会においてワクチン争奪戦やワクチン・ナショナリズムが危惧される中、COVAXは多国家間の協調とワクチンの公平な分配に大いに貢献すると考えられます。
 誰もが安心して暮らせる生活が待ち遠しいですね。

(園田)

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三久ビルの入り口に手すりが付きます!

日本リザルツが入居している三久ビルは建築後50年ほど経っている古いビルですが、最近内装をキレイにされています。
残念ながら、古いビルなので、バリアフリーではありません。

先日、オーナーの松野様にお会いした時に、入り口に手すりをつけて頂けないかとお願いしました。
理由は、日本リザルツの応援団のSさんから入り口に手すりが欲しいと聞いたからです。
Sさんは脳性麻痺で足に障がいがあり、入り口のたった3段の階段がSさんにとって大きな壁となっているのです。

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入り口の階段に手すりを付けて頂けるとオーナーの松野様からお聞きしたので、Sさんに伝えたところ、下記のようなメールをいただきましたので、紹介いたします。

嬉しいご連絡ありがとうございます。
涙がじわっとにじんでしまいました。
私おかしいですよね。
これで、私にとっての脅威が一つ減ります。
心が解放されていく感じがします。

こうやってひとつひとつ、少しずつでも環境が整備されていけば
私が特別な人でなくなる、普通の人になっていって、社会に抵抗な
受け入れていただける私になっていくのだと思います。

いつも、私の人生にご尽力いただいて心から感謝します。
ありがとうございます。
三久ビルには、小泉さんが私を用いていただけるならば
もうしばらく通わせていただけると思います。

お会いしたことはありませんが、ビルのオーナーの松野先生にも
私の感謝の気持ちをお伝えいただけますでしょうか。
私が涙が出るほど喜んでいたと。

心打たれるメールです。
(か)




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夏休みなしの三原議員事務所に訪問

日本・アフリカ連合 (AU) 友好議員連盟会長代行でもある、三原朝彦議員事務所に26日、日本リザルツの面々が訪れました。

三原議員は、日本リザルツの応援団でもあり、現職の議員の先生のなかで誰よりもアフリカの現場を訪問され、熟知されている方でいらっしゃいます。7月13日に行われたGGG+の教育のセッションでご挨拶してくださり、教育のためのグローバルパートナーシップ(GPE)の勉強会でも、一家言を披露してくださいました。

話題は、日本リザルツがアドボカシーをしている教育、栄養、食料、農業、民間を巻き込んだパートーナーシップと多岐にわたりました。

 三原議員が気にかけていたのは、ケニア中央医学研究所(KEMRI)にある長崎大のケニア拠点や、ガーナの野口医学研究所です。

 アフリカでも新型コロナの感染が広がっています。熱帯感染症のリスクが高く、アフターコロナ後の来るパンデミックに備えるため、感染症の研究拠点がアフリカでも必要です。三原議員の働きかけが大きく実を結ぶかもしれません。(杉)

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2020年08月25日

ガザ地区で初めて新型コロナウイルスの市中感染

本日の朝日新聞夕刊に「ガザ地区で初の市中感染」という記事が掲載されました。
ガザ中心部の難民キャンプに住む家族4人の感染が確認され、ガザ全域で48時間の外出禁止令が出されたそうです。

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懸念していたことがとうとう起こってしまいました。
日本リザルツが応援しているUNRWAの清田先生の心痛は如何ばかりかと推察されます。
(か)
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2020年08月24日

結核終息のためのパラダイムシフト 議員会館にお届けに

 日本リザルツが和訳した、「パラダイムシフト 結核終息のための世界計画:2018-2022」を24日、ストップ結核パートナーシップ推進議員連盟の議員の皆様の事務所に、お届けにあがりました。

 結核予防会結核名誉所長の森亨先生と、ストップ結核パートナーシップ・テクニカルアドバイザーの竹中伸一様のご指導のもと、リザルツスタッフ、OBが作りあげた力作です。

 つい最近、帰国されていた竹中様と日本リザルツメンバーがこの本を持っている写真を、竹中様がフェイスブックやツィッターにあげてくださり、世界に紹介されました。

 新型コロナ対策はもちろんですが、従来から課題となっている感染症対策としての結核を忘れてはなりません。(杉)


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2020年08月23日

ポリオ、アフリカ地域はWHO根絶宣言へ 残るは2か国

世界中で猛威を振るう感染症のポリオ。日本リザルツもポリオ根絶に向けた活動の応援団です。今日は嬉しいニュースが飛び込んできました。

この度、アフリカ地域での根絶が宣言される見通しとなりました。アフリカで最後までポリオが残っていたナイジェリアで、世界保健機関(WHO)が25日に根絶を認定する予定です。これにより、世界でポリオが根絶されていないのはアフガニスタンとパキスタンの2か国のみとなります。


https://news.yahoo.co.jp/articles/0189cfa9a17dfafc921d8350e003b8996b23af3d


尚、今回のナイジェリアでのポリオ根絶にあたっては、日本政府も無償資金協力や円借款などのスキームを活用し、大々的な支援をしてきました。


ポリオ根絶に向けた取り組みがさらに加速することを期待しています。

(半沢直子)

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2020年08月21日

GII、記念すべき第150回に

NGOと外務省が定期的に意見交換する「GII/IDI懇談会」の第150回が20日、開催されました。その記念すべき回に、7月13日に日本リザルツ主催で行われた「GGG+フォーラム東京」について報告させていただく時間をいただきました。

 同懇談会は、日本が提唱する「人口・エイズに関する地球規模問題イニシアティブ(GII)」実現にむけ、NGOとの連携強化のために1994年、発足しました。2000年の九州・沖縄サミットで「沖縄感染症イニシアティブ(IDI)」が発表されたことがきっかけで、エイズ以外の感染症も包括的に協議するため、同懇談会の名前に「IDI」も含まれるようになりました。

 この日、議題は新型コロナのワクチンの国際供給システムにはじまり、来年に延期された東京栄養サミット、マラリアウィークそしてGGG+フォーラムと多岐にわたりました。オンラインではありますが、参加者で記念撮影。直接、みなさんに会える日が早くきますように。(杉)


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