2019年10月17日

食欲の秋―「うま味」の出番です

 いつの間にか秋。食欲の秋です。元気で健康な生活を送るには、何よりも食事を欠かさず、十分な栄養を摂取することが必須です。食欲を促進するのがうま味です。うま味の勉強を始めましたが、味覚と食嗜好研究所代表の山口静子先生が数年前に関西の大学の栄養学科でされた講義の概要が大変分かり易かったですので紹介いたします。 

 まず、うま味とは、「甘味・塩味・酸味・苦味・うまみ味」の5種類の味(「五味」)のひとつです。味には5種類あるということです。ところで、うま味といえば昆布だし。昆布のうま味成分がアミノ酸の一つであるグルタミン酸です。生まれてはじめて口にする母乳にも豊富に含まれているそうです。人体、健康とも元々なじみ深い成分なのですね。うま味要素の仲間であるイノシン酸の溶液をグルタミン酸溶液と組み合わせて飲むことでより深い味わいを感じるそうです。これを、専門用語では、「味覚の相乗効果」というのだそうです。講義に参加した学生たちも実験体験により確かめたそうです。
 また、うま味は、「いろいろな味成分や食材を互いに生かしあい、調和させることによって生まれ、食物の選択や摂取を生存のためのよりよい方向に導く要」とのことです。うま味とは、思いの他奥が深そうです。

MK

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GGG+フォーラム@TICAD7議事録郵送作業

本日は職員、ボランティアでGGG+フォーラム@TICAD7の議事録郵送作業に励んでいます。
名刺をいただいた方はそのまま封筒に宛先を書けるのですが、当日名刺をいただかなかった方々へは送付先の住所を調べてからになり、相当数がありますので、なかなか大変な作業となっています。
(か)
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2019年10月16日

ノーベル経済学賞ー貧困問題研究ーフランス人女性

こんにちは。

皆さま 今月はノーベル賞の話題に日本中が明るい気持ちになりましたね。

旭化成研究フェローの吉野 彰氏がノーベル化学賞受賞決定しました。

吉野氏は電気化学を専門とする日本のエンジニア、研究者です。

受賞理由はリチウムイオン二次電池の開発で、環境への優れた影響が評価されました。


私たち日本リザルツも、「貧困問題研究に経済学賞―ノーベル賞 米大学の3氏」

(朝日新聞 夕刊 2019(令和元年)1015()の記事に湧きました。

インド出身のバナジー氏、フランス出身のデュロフ氏、米国出身のクレマー氏の3氏の研究は、世界的な貧困の緩和と解消を厳密な実験手法を導入することにより試みたことが高く評価されました。


研究成果は現実の貧困問題に応用されました。インドで500万人以上の生徒が、受賞者らが築いた教育プログラムの成果を享受したとされています。

学校教育や子どもの公衆衛生の改善が目指されました。


3人は、医療分野で使われている二重盲検法などの「ランダム化比較試験(RTC)」という研究方法をいち早く開発経済学に応用し、漫然と教科書の提供や無料給食を実施しても効果が少ない一方、本当に手助けが必要な生徒に的を絞った支援をすると、全体の教育水準が大きく改善することなどをフィールドワークで突き止めました。


わたしがもう一つの喜びと思うのは、女性として二人目のノーベル経済学賞の受賞者が決定したことです。以下の図表をどうぞご覧ください[i]。「Gender Bias in Nobel Prizes 」【ノーベル賞におけるジェンダー・バイアス】という論文です。


赤が女性のノーベル賞受章者です。1901年から2018年までです。女性はなんとまだ少ないことでしょう。


女性の研究が正当に高く評価される、そんな未来を構想したいものです。  (京ちゃま)

Fig. 1 Gender distribution of Nobel Prizes. Bar plot of the scientific Nobel Prizes from 1901 to 2018



[i] Per Lunnemanna, Mogens H. Jensenb, and Liselotte Jauffredb, Gender Bias in Nobel Prizes, Palgrave Communications 5,46,2019.








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2019年10月13日

ケニアの子どもたちの食生活

日本リザルツケニア事務所では、ウエストランズサブカウンティの8つの小学校で栄養指導を実施しています。

子どもたちの食生活を分析したところ、以下の課題が浮き彫りになってきました。栄養士のペリスさんが結果をまとめてくれました。

@タンパク質不足
栄養不良の子どもはタンパク質の摂取量が不足している。またタンパク質を摂っていたとしても植物性タンパク質しか摂取していない子どもが多い。なぜならケニアでは動物性タンパク質(肉や卵)より、植物性タンパク質の方が安いからである。しかし、豆に含まれるタンパク質の量は動物性のものより少ない上、摂取できるアミノ酸の種類も限られてくる。
成長期の子どもにとって、タンパク質は身体をつくるための重要な栄養素になる。肉や卵は必須アミノ酸が摂取できる優良なタンパク質であるので積極的に摂って欲しい。

A野菜の摂取不足
栄養不良の子どもたちは野菜や果物をほとんど摂取していなかった。なぜなら、炭水化物(ウガリや米)に比べて、それらが高価であるからだ。学校、子どもたちはもちろん、母親への知識啓発も必要である。

貧しい世帯の子どもたちは、甘いチャイとウガリやパン、マンダジ(日本のドーナツ)だけでお腹を満たす傾向にあり、食べているものの種類も少なかったです。これらが安価に手に入るからです。
栄養不良の子どもたちと面談したペリスさんは同じものばかりではなく、色々な物を食べることが大切であると、子どもたちに伝えていました。

一連の取り組みを通じて、子どもの栄養改善は子どもだけでなく、ご飯を用意するお父さんやお母さんの知識と意識の啓発も重要であることを実感しました。
(かめ)
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2019年10月12日

「ノーベル平和賞のユヌス氏に逮捕状」との報道

「ノーベル平和賞のユヌス氏に逮捕状 首相との確執背景か」とのタイトルの報道が10月12日付け朝日新聞にありました。報道ぶりを下記に掲載します。

同氏は、貧困層への無担保小口金融として世界的に有名なバングラデシュの「グラミン銀行」の創設者であり、2006年のノーベル平和賞の受賞者でもあります。そしてまた、日本リザルツの名誉理事でもあります。同報道では「同国の裁判所が9日、逮捕状を出した。従業員の解雇をめぐる裁判で出廷命令に応じなかったためだが、ハシナ首相との確執を背景にした政治的な動きとみられる」、とも報じていますが、詳細は不明であり、今後の動向を注視する必要があります。いずれにしましても、同氏の名誉回復が早くなされることを心よりお祈りしています。   MK



https://www.asahi.com/articles/ASMBC5256MBCUHBI01R.html


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2019年10月10日

原ひろ子氏訃報

GII/IDI懇談会の前代表の原ひろ子さんが10月7日に亡くなられました。
原さんは文化人類学やジェンダーが専門でした。
白須も大変お世話になりましたので、非常に残念がっております。

お通夜:13日(日)午後6時
葬儀 :14日(月)午前10時
場所 :代々幡斎場 東京都渋谷区西原2-42-1
喪主 :長男、裕(ゆたか)氏

原さんの人類学者としての研究活動や、ジェンダーに関する市民活動などについて、
一橋大学の「ジェンダー社会科学研究センター」のウェブにかなり詳しく載っています。

原様のご冥福をお祈りいたします。
(か)
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2019年10月09日

財務省訪問


こんにちは。


戸澤京子です。皆さん、お元気ですか?


さて、本日109日 午前中に、財務省の幹部をお尋ねしました。


アジアの現状と課題について、1時間ほどお話いただきました。


Save the Children からもお二人が聴講者として参加しました。

日本リザルツからは、白須紀子代表と私が参加しました。


財務省では、為替および国際金融市場の安定化、国際経済の調査・分析、国際機関での交渉、途上国支援の企画・立案なども主な業務としています。


お話いただいた内容は次のようなものです。


  1. 変わるアジア

    1930-40年代 アジアではインフラの整備が求められていました。1960年代 アジアは今のアフリカより貧しかったという現状がありました。現在、アジアは経済成長しましたが、貧困や餓死ではなく、新たな課題を抱えるようになりました。

  2. アジアが現在抱える課題

    現在アジア全体が抱える課題は、@高齢化  A都市化の問題です。農村でも核家族化が進みました。所得が高くなり生活水準の高さが求められるようになりました。医療に対する要求も多様化しています。

  3. アジアの中の成功例

    成功事例はタイです。タイでは、国民皆保険制度を作りました。薬は病院が一括購入するようにしました。総額管理制度ができています。地方勤務しないと医師が昇給できない制度をつくりました。

  4. 私たちの今後の課題

    先ずは、医療制度について考えることです。保健および健康を推進する人が、今後具体的に必要となります。

    国際社会の中で私たちのできること、一人一人が考えていくときがきているのではないでしょうか? 

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タイの夜景(PIXAの無料画像より)


お話は大変興味深かったです。一人一人にできることとはなにか。ちなみに、私は「国境なき医師団」にこの15年間 毎月3000円寄付させていただいていますよ。京子


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はじめまして。戸澤京子です。

おはようございます。

戸澤京子と申します。


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はじめてのブログです。よろしくお願い致します。

初仕事は、GGG TICAD 議事録 英文校閲です。

これは、得意の‘Grammarly’というAIソフトをフル活用して、間違いゼロ、

どこに出しても恥ずかしくない英文を目指しました。


・笑っちゃう間違いの例:AIはeverybodyがeveryboyになっているのを見つけてくれました。これでは、100% anglophoneの人々は笑っちゃいますね。


・ぐっと来た例:AIはこのようなことを言ってきましたよ。


「Friendship is to everyone. このeveryoneを、every oneに換えなさい」。


確かに友情は、ひっくるめた全体のみんなのものではなく、個人個人みんなのものなのです。誰でも愛される権利がある。誰でも人を愛する権利がある。私は、ぐっと来てしまいました。


・なるほどと思った例:AIは客観的に述べるように次のように言葉を換えるよう指摘してきました。


例えば、important→significant

        good→crucial

        real→essential


確かに、重要であるかどうかは主観に寄ります。良し悪しや、真否も主観に寄るのです。

ですから客観的な言葉に換えるように、とのことでした。


大切な指摘をGrammarly有難う!!!  京子

posted by resultsjp at 13:26| Comment(2) | リサーチ&アドボカシー

2019年10月08日

UNRWAアドボカシー

国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)への支援をお願いする資料を、衆参約200名の国会議員に配布しました。
今回も心のこもった手書きのメッセージが添えられています。メッセージの手書き、UNRWAに関する情報の提供、資料のデザイン、資料の封入、配布作業等、様々な方のご協力をいただきました。ありがとうございました。
UNRWAの清田保健局長はGGG+フォーラム@TICAD7において、素晴らしい進行をしてくださいました。
また、10月3日に上智大学で開催された「国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)キャリアセミナー」において、約80名の参加者に対して、UNRWAで働くやりがいについてお話をされました。
資金的にも、人的にも支援が拡大されることを願っています。
UME

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posted by resultsjp at 18:56| Comment(3) | UNRWA

2019年10月06日

KokoPlusの展開を国際開発ジャーナルが紹介!


日頃からご指導を頂いている公益財団法人味の素ファンデーション様のガーナでのKokoPlus事業の模様が、国際開発ジャーナル誌10月号の「Toward 2030 SDGsフロントランナー」コーナーに、「ガーナ、ベトナムで栄養改善事業を展開」というタイトルで掲載されていますので、紹介させて頂きます。

KokoPlusの開発は、味の素(株)によりガーナ大学との共同プロジェクトとして2009年に始まりました。そもそもKokoとは、発酵トウモロコシで作られたガーナの伝統食です。このプロジェクトにより、地元の大豆原料、パーム油、リジン(アミノ酸)にビタミンとミネラルを加えることでバランスのとれた製品が完成されました。このことで、蛋白質や鉄分などの微量栄養素の不足による幼児の低身長などの発育阻害の予防に貢献する製品ができたのです。その後、栄養効果試験、地域別流通モデル試験等を重ねられ、2018年にはガーナ保健サービス局との協力覚書の締結に至ることで、全国展開の基礎ができたということです。

こうした現地での着実な展開にとどまらず、事業主体が味の素本社から味の素ファンデーションに移管されたという組織の高度化も注目されます。同ファンデーションの重宗之雄専務理事は、「社会課題の解決にインパクトある成果を出すため、SDGs実現においては、他団体との連携がし易い財団の形にして長期的視点に立って取り組むべき」、と指摘されています。

こうした多面的なご努力により、KokoPlusの受益者は、現在の15,000人(対象とする子供のカバー率2%)が、2023年には20万人(カバー率30%)に拡大する見通しとのことです。栄養改善事業を牽引する素晴らしいビジネスモデルがファンデーション様の主導で行われていることを学ばせて頂き本当にありがとうございます。                  MK


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posted by resultsjp at 16:56| Comment(3) | 情報