2017年08月02日

釜石生活83 〜釜石市の花 はまゆり〜

「青葉通り こどもの相談室」が入っている青葉ビルのラウンジには、テーブルと椅子がいくつか置いてあり、子どもたちが学校帰りに宿題をしていたり、手芸のお好きなグループがかわいらしい作品を作っておられたり、ちょっとしたミーティングをされていたり、いつも盛況です。
そのテーブルでよく書き物をされたり、本を読まれたりしている70代の男性に「はまゆり見たことある?」と聞かれました。
「本物は見たことないんです」と答えると、「偽物はあるの?偽物ってなんだ!?」とおっしゃるので、相談室の窓辺に飾っているリボンフラワーのはまゆりをお見せして、これまでのリザルツのはまゆりにまつわる活動を簡単にお話ししました。

2013年9月には「はまゆりサミット」を開催し、釜石の皆さまと「本当の豊かさをともに考え」ました。
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2014年8月には、みんなで作った1,200本のリボンフラワーを飾り「はまゆり追悼の集い」を開催しました。その翌日には、はまゆりに囲まれたイボンヌ・チャカチャカさんの写真を渋谷のスクランブル交差点のビジョンに映し出しました。
イボンヌさんはGAVIチャンピオンですが、熱心に東北の応援もしてくださいます。何度も釜石の仮設住宅を訪れ、はまゆりリボンフラワーも作られました。
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釜石市の花、はまゆりにまつわる様々な活動に、冒頭の男性は大変感心されていました。
そして、はまゆりは7月中が見頃であったらしいこと、自生しているのを見られるのはおそらく1か所だけだろうということ、岸壁なので釣り船から見るのがよいことなどを教えてくださいました。
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こんな風な岩場にひっそりと、でも力強く気高く咲くはまゆりは、釜石の人を表わしているようだと感じました。(鈴木)
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2017年08月01日

Gaviワクチンアライアンス特別セミナー

8月1日(火)午後2時より、Gaviワクチンアライアンスにて長年資金調達担当上級マネージャーを務められている北島千佳様が、ワクチン接種の重要性とGaviワクチンアライアンスの取り組みについてご講演下さいました。

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雨の降る中、内閣官房や製薬会社の方をはじめ多くの参加者がお話を聞きに来てくださいました。
Gaviは、世界中の全ての子ども、が公平に基礎的なワクチン接種が継続的にできる状態にすることを目的に設立され、品質の高いワクチンを手頃な価格で供給することを目指しています。

Gaviの注目すべきところは、官民、国際機関、そしてNGOなどの市民団体などが連携して取り組みを行っているところです。

北島様からは、こういったGaviの背景に加え、取り組み、課題について、お話をいただきました。

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Gaviが協力をしている国は、73か国あるのですが、2000年の設立以降、5.8億人の子どもへワクチン接種を行ってきたそうです。今は、2020年までに、500-600万人の子どもたちの命を救うことを目指し、様々なプロジェクトを実施しています。


狂犬病のワクチンを共有するのにドローンを使ったという最新の興味深いプロジェクトも紹介されました。
官民が連携し、最新技術を駆使して、子どもたちの命を救っているんだなと実感しました。

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一方、依然として、世界の1900万人の子どもたちにワクチンが行き渡っていないのが現状です。韓国やインドはすでにサプライヤーとしてGaviと連携を進めているそうです。北島様は、日本企業とも連携を図りたいと呼びかけていらっしゃいました。

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参加者の方からは、今後、Gaviがそれぞれの病気に対してワクチンの調達を進めていきたいのか?という質問が多く、出されていました。具体的に、エボラ出血熱やマラリアなどの名前も挙がり、闊達な意見交換が繰り広げられました。

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講演には、浅野理事長も来てくださいました。
「ワクチン接種は重要な課題で、Gaviに期待している」という力強いお言葉をいただきました。
来てくださったみなさま、本当に有難うございました。
(はるか)
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2017年07月31日

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン栄養アドボカシー担当者へのインタビュー

先週、栄養改善に共に取り組んでいるセーブ・ザ・チルドレン・ジャパン栄養アドボカシー担当者に、2016年世界栄養報告セミナーに関するインタビューをお願いし、ご協力頂きました。このインタビューは、日本リザルツ新聞10号に掲載する予定です。

世界栄養報告書とは、各国の栄養改善に向けた進捗状況や課題を明らかにするとともに、政策提言としてまとめている報告書です。その日本語版完成披露のために毎年開催されているのが、世界栄養報告セミナーです。

ご協力頂き、本当にありがとうございました。また、2016年世界栄養報告セミナーの議事録は、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンがまとめ、以下から閲覧できるそうです。ご参照ください。(トミー)

http://www.savechildren.or.jp/scjcms/dat/img/blog/2465/1501120094448.pdf
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[明日開催]Gaviワクチンアライアンス特別セミナー

皆様、いよいよ明日開催になりました。

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8月1日(火)午後2時より、Gaviワクチンアライアンスにて長年資金調達担当上級マネージャーを務められている北島千佳様が、ワクチン接種の重要性とGaviワクチンアライアンスの取り組みについてご講演下さいます!

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北島様は普段ジュネーヴで活動されており、貴重な意見交換のチャンスとなっております。
是非、足を運んでいただければ幸いです。


詳細は以下の通りです。
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日時:8月1日(火)14:00-15:00
場所:日本リザルツオフィス
http://resultsjp.org/about/access
講演者:Gaviワクチンアライアンス 北島千佳資金調達担当上級マネージャー
内容:ワクチン接種の重要性とGaviの役割
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出席される方は、長坂 yuko.nagasaka@resultsjp.orgまでご連絡下さいませ。
皆様のご参加をお待ちしております。
(はるか)
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2017年07月29日

ドーラの世界一周旅行記

そういえば、霞が関周辺で魔法使いを見ない…
そんな疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そうなんです!魔法使いドーラおばさんこと、代表の白須は、現在世界一周アドボカシーの旅に出ているのです。なんと、7月12日から8月6日まで24日間にもわたります。

7月12日に出国し、まずはケニアへ。国会議員の先生、イボンヌ・チャカチャカさんと感染症抑止イベントを行いました。

そのまま、19日からはワシントンへ。ワシントンでは、リザルツ教育基金の会議に出席。各国の代表を相手にし、熾烈な「議論」の戦いを繰り広げて参りました。なんと、世界銀行のジム・キム総裁との1時間ほどのミーティングにも出席しました。なんとジム・キム総裁、横浜のTICADで白須が会ったことを覚えてて下さったそうです。

その足で、25日からはジュネーブへ。現在、WHOやStop結核パートナーシップの幹部の方々に対して、積極的なアドボカシー活動を実施しております。

そろそろ帰国か?と思ったみなさん。
まだまだ続きます。
8月1日からは再びケニアを訪問。国際保健の権威である某有名教授の方と、ポリオに関する調査を行ってきます。何と盛りだくさんな世界一周旅行でしょう!

ドーラがいないなら、オフィスは静かだろうと思っているそこのあなた。
残念ながら、ドーラの携帯は全世界で使用可能です。
チャットのようにメールが飛び交い、職員をヒーヒー言わせているのは相変わらずなのでした。
(はるか)
posted by resultsjp at 18:19| Comment(4) | 情報

2017年07月28日

ナイロビ生活vol35 ""

皆さま、こんにちは。白石です。

前回のブログナイロビ生活vol34はこちら
ナイロビ生活vol34'雑感'

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今週、今年度最後のフォローアップ会合、マルチステークホルダー会合を開催しました。

フォローアップ会合は、各ユニットごとに、以下の議題について話し合う場です。

1.Challenges
各CHVsが現在抱えている問題点をあらいだします。
多くの意見があった中で一番重要だと感じたものは、医療従事者のストライキです。
カンゲミを含むナイロビ市郡では、医療従事者がストライキを行いました。しかし、カンゲミ保健センター、結核クリニックでは、CHVsは活動を続けました。患者を結核クリニックに連れて行こうとしても、対応できる医療従事者がいないという事態が発生しました。しかし、その事態を知ったセンター長シカンダ氏の判断で1日1人の保健省職員を保健センターに派遣していました。

さらに、興味深かったのは、CHVs同士で患者がどこに住んでいるのか共有することが難しいという意見でした。
あるCHVが話していたのは、「あの患者は明日薬を受け取らなければいけない日であるが、行ってくれるか分からず、お連れする必要がある。しかし私は仕事があって難しい。では、同じユニットのCHVに頼もうとしても、それができない。」ということです。
なぜかと言うと、カンゲミには住所がなく、道も入り組んでいるため、他のCHVがその患者宅を見つけることができないことがあるということです。特に「Self-stigma(内なる偏見)」を持っている患者の場合、外出することが少なく、近所の人に尋ねても知っている人がいない可能性があるとのことです。

2.Achievement
3カ月の間に達成することができた成果を報告します。
各ユニットの代表者がプレゼンテーションを行い、カンゲミ保健センターの方々からコメントをもらいます。

3.Best Practice
どのような活動が一番効果的であったか、発表します。
全ユニットで声が上がったのは、School health(学校保健)と清掃活動で、学校の先生方からの評価も非常に高かったように感じます。

4.Way of improvement
問題点に関して、改善する方法案を提案します。

5.Way forward
今後の活動について、話し合います。
「もっとDoor to Doorの訪問を増やそう」「学校ベースでの活動をもっと企画しよう」と様々な声が上がりました。私からも「CHVs間での情報共有をもっと増やし、お互いに協力し合える体制を整えよう。」と提案しました。

定期的にこのような会合を開催することで、モチベーションの向上やCHV同士の信頼関係の構築、ボランティア精神の育成につながっていると感じています。

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しらいし
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2017年07月27日

ワシントンより帰国

本日、無事に日本へ帰国した。
心強いサポートをしていただいた皆様、ブログを読んでいただいた皆様に心より御礼申し上げます。

出張先では、書類の調達や通訳などにも挑戦させていただき、責任のある仕事をこなすことで成長できたように思う。一方で、自身の語学力不足や、現地のリサーチ不足などの反省点も多く、その分新しいことをたくさん学べた。次回は海外へ出る前に、語学力や知識を向上させてさらに充実したものにしたい。
(もすが)
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アドボカシーセミナー

前回アドボカシーペーパー作成の基本を教わったこともあり、2回目の今日は池田講師から、完成度を高め最終稿
のつもりで作成されたいと、私にとっては初稿でも最終稿でも、Power Pointなる道具をいかに使いこなすかが
先に立ってしまう。それでも前回の講義内容でペーパー作成のポイントに多く気付かされたにも拘らず、今回
更に説明の言葉数は前回より少なかったものの、暗示の部分に深く考えさせられたようだ。人への発信は、自分
の専門外であればなお更、いかに惹きつけ楽しさをにじませ主旨を分からせるか、と思っている。残念ながら
私のセンスが追い付くにはまだ回数をこなさないといけない。

局チョー
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ナイロビ生活vol34'雑感'

皆さま、こんにちは。白石です。

前回のブログナイロビ生活vol33はこちら
ナイロビ生活vol33 "エンドライン調査の分析編"

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本日は7月27日。プロジェクト終盤です。
ここでプロジェクトの背景や事業内容を振り返り、雑感を書き記してみようと思います。

案件名は「ナイロビ市のスラム居住区におけるコミュニティ主導の結核予防・啓発活動の拡大支援事業」で英語だと「Scaling up Community-led Responses to Tuberculosis in Slum of Nairobi, Kenya」と表現されます。

ケニアにおける結核の現状
ケニアはWHOが指定する結核高負担国22カ国の一つであり、2012年の罹患率は10万人当たり272と世界で13番目に高いと報告されており、結核対策は急務の課題となっている。

カンゲミにおける結核の現状
カンゲミは人口約5万人が生活する、スラム居住区である。社会的地位の低さから保健医療サービスへのアクセスが悪く、人口密度も高いことから結核負担が高くなっていると指摘される。カンゲミにおける結核患者の正確な数は把握されていないが、2015年にカンゲミ保健センターで登録している患者数だけでも235とされ、(国の平均有病率272/10万(136/5万))カンゲミは、ナイロビの中でも結核の負担が最も高い地区の一つである。

カンゲミ唯一の公的保健医療施設である「カンゲミ保健センター」には、プロジェクト開始以前、結核クリニックが併設されているが、保健省の予算不足から、結核診断室の屋根が壊れ、患者の待合場所が、同保健センターの入口に面しており、感染予防及び患者のプライバシーや人道的配慮の観点から、結核クリニック専用の待合室を設けることが急務であった。
また、カンゲミでは4つのCU(コミュニティユニット)に各20名のCHV(コミュニティ・ヘルス・ボランティア)が設置されており、無給ながら強い責任感と義務感を持ち地区の保健衛生環境の向上に取り組んでいる。
しかし、彼らは通常保健戦略ガイドラインに則って採用、3日間の研修を受けて活動するが、養成体制の整備
不足のために十分な研修を受けていなかった。特に結核に関する専門的な知識には乏しく、未治療患者の発見、結核啓発・教育活動はできずいた。

事業内容
そこで本事業では、以下の4点を実施した。
1.カンゲミ保健センターに併設されている結核クリニックの施設改修
2.CHV及びCHEWを対象として結核予防・啓発活動の技術研修
3.上記の研修で習得した技術を生かした、CHV及びCHEWに結核予防・啓発活動の拡大及びモニタリング
4.事業の成果を図るための調査の実施及び結果の活用

つまりカンゲミ唯一の公的保健医療施設の設備を強化し、コミュニティレベルで活動を行っていたCHVsの活動をさらに拡大し効果的なものにするために、研修を行い、活動のモニタリング、それを評価、今後の活動に活用しようという一連の流れがある。(と私は理解しています。)

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「対象地域のスラム居住区の住民の間で、結核の発見率・治癒率が向上し、新たな発症が阻止されることを目指す」と言う上位目標はどれだけ達成できたのか、それを分析し数値化するのが、前回のブログでお伝えしたエンドライン調査です。

現在、「カンゲミ1万人アンケート」と題してプロジェクトの認知度・満足度調査を行っています。現在(27日)、7,000以上のアンケート用紙が回収され事務所に山積みになっています。
また、小倉先生の訪問(詳細はこちらのブログをご覧ください)によって、CHVsのモチベーション・やる気も向上しています。
結核の経験があり結核予防・対策に関して高い意識を持って、プロジェクト開始時にもやる気があふれていたCHVsですが、やはり日々生活に困窮している彼らにとって、保健省職員にすり寄って媚を売っているように
見えることもありますが、安定した収入を得られるのが望みのようです。時には「日本リザルツで雇ってくれ」と直接言われることもありました。
しかし、昨日開催したフォローアップ会合の際にはそのようなものは一切感じず、「本当のボランティア精神」が育ってきていると感じました。

昨日のフォローアップ会合後には、CHVの活動維持のための募金箱が会場の隅に設置され、多くの方が寄付していました。設置したCHVに聞けば、「これはCHVの中でも、患者さんを施設に連れて行くためにお金が必要な人、またCHVでも仕事がない人と仕事がある人がいる、それをチームとして支えあうためのもの」「私は昨年末の会合のときから寄付を募っているけど、最近は10倍以上の寄付金が集まる。絆と言うか、団結力が強くなっている」と話してくれました。

またCHV会合でエンドライン調査への協力依頼をした時、即座に「OK やろう。1人200名にアンケートすればいいだけだ、確かに多いが2週間あればできる。」と言ってくれた方もいました。CHVの中にはその提案に、疑問を感じている人もいましたが、CHV同士で励ましあい、支え合っている場面をよく目にします。

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同じことに向かって、同じ経験をしていると、絆が生まれます。それを目の当たりにしています。
CHVが絆を感じて、チームとして活動できている、今だからこそできることがたくさんあると思います。今年度の事業の中でより多くのことができるようにしたいと考えています。

しらいし
posted by resultsjp at 19:08| Comment(2) | 情報

トイレ革命(エコトイレ)

今日、トイレ革命を目指す上で、トイレに係わる様々な状況や活動についての貴重な話を聞かせて
いただいた。講師は京都大学名誉教授の松井先生、もう1枚の名刺には何故かしら「いばらき大使」、
多分何かのご縁で、矢張りトイレに係わることなのかと勘ぐってしまう。当然のことながら話題は
糞・尿にが中心になった。、現在の日本にとっては、後処理は自治体に任せてしまうが、昔は農産物の
生産(肥料)にとって、大切な役割を担っていたとお聞きし、感謝しなければならないと思った。
先生がケニアなどで手掛けられているエコサントイレのシステムは、まさにエコであった。トイレの
構造もレンガと木材、糞の処理には木灰(微生物が細菌を処理)、更にこの糞尿を肥料として利用して
いる。この発想も元を辿ると日本など東(南)アジアらしい。アフリカの諸国では一般的に、糞尿は
忌避されるべきものとして扱われているらしい。従って見た目も、匂いも全く別物の肥料に生まれ
変わっても、余り恩恵を感じていただけない不遇な糞・尿たちである。しかしこれが農産物の生産向上、
商品としての現金収入更に農作業に携わる女性・母親の支援に結び付いてくる。途上国での支援には、
支援を受ける側の自立が一つの目標であり、継続性を担保する仕組みも整えて上げる必要がある。
主催側のリザルツスタッフだけでなく、参加いただいた外部からの11名の方々も、トイレ革命に更に
関心を持たれたと思う。

局チョー
posted by resultsjp at 18:05| Comment(4) | 情報