2019年10月06日

栄養改善指導の課題

日本リザルツケニア事務所では、今年度、ウエストランズサブカウンティにある8つの小学校を対象に栄養・食事指導を行っています。
計170人分の一連の身長と体重の計測結果を分析したところ、ケニア保健省が定める成長ガイドラインに数値が満たない低身長・低体重の子どもが40人以上いました。つまり4人に1人が低身長、もしくは低体重なのです。
今回は低身長・低体重の子どもたちへのフォローアップも実施しました。栄養士のペリスさんは、卵や牛乳などの低価格なタンパク質を多く摂取するようアドバイスをしていました。
特に深刻な症状がみられる2人の子どもに関しては学校から保護者に連絡を入れ、公立の医療施設を受診し、無償でもらえる栄養サプリメントを早急に入手するよう通達を入れました。
ウエストランズサブカウンティには、カンゲミ、Deep Seaなどのスラムがあり、スラム街から学校に通っている子どもも少なくありません。
現にある学校では、ペリスと私が学校を訪問した際も、1セメスター500円ほどの学校管理費が支払えないため授業を受けられず、自宅に追い返されている生徒がいました。こうした生徒は1回30円の給食費を支払うこともできません。
改めて栄養と貧困が深い結びつきがあることを知り、抜本的な対策が必要だと痛感しました。
(かめ)
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2019年10月03日

LG国連イベント開催「SDGs達成のための革新的資金調達に関するハイレベル会合」

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国連SDGsのためのハイレベル政治フォーラム(HLPF)ウィーク最中の926日、「開発のための革新的資金調達に関するリーディング・グループ(LG)」が「SDGs達成のための革新的資金調達に関するハイレベル会合」を開催しました。内容については、下記外務省HPを参照ください。

LGの本年の議長国は日本政府で、茂木敏充新外務大臣が開会あいさつをされました。

なお、このイベントには、去る724日の国際連帯税シンポジウム2019で確認しましたように、当日シンポジウムに参加した学生たちの中から4人が出席し、発言を行いました。日本リザルツはじめ多大な派遣費カンパを寄せられた団体・個人に感謝します。

学生たちは元気に帰ってきましたので、報告を待ちたいと思います。

【外務省報道】SDGs達成のための革新的資金調達に関するハイレベル会合の開催

1 926, 本年「開発のための革新的資金調達リーディング・グループ」の議長国である日本はニューヨークにおいて, SDGs達成のための革新的資金調達に関するハイレベル会合を開催しました。

2 開会挨拶では,茂木敏充外務大臣から,本年日本が議長国を務めたG20大阪サミットで発出した「G20大阪首脳宣言」の中で,SDGsの達成のために革新的資金調達が担う役割の重要性を首脳レベルで確認した旨紹介しました。その上で,SDGsを達成するために必要とされる年間約25千億ドルを埋めるため,今次会合における各国の取組の共有を通じて,革新的資金調達のさらなる推進に向けた機運を高めたいと述べました。

3 会合においては,経済協力開発機構(OECD)及び国連経済社会局からのプレゼンテーションに続いて,フィリップ・ドゥスト=ブラジー元仏外務大臣,ジャン=バティスト・ルモワンヌ・仏・欧州・外務担当国務大臣,ウングボ国際農業開発基金(IFAD)総裁,アクセル・ヤコブセン・ノルウェー国際開発副大臣等から,ブレンディッド・ファイナンスや社会的インパクト投資等の様々な革新的資金調達に関する各国・機関の取組事例や,今後の資金調達拡大に向けた協力の在り方等について発言があり,有意義な意見交換が行われました。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/ic/gic/page1_000922.html

★写真は、外務省のHPより

(報告:田中徹二・グローバル連帯税フォーラム/日本リザルツ理事)

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2019年10月02日

ケニアスタッフの新聞掲載が続きます!

昨日、共同通信社編集局科学部の池内次長が日本リザルツにお越しになり、佐賀新聞と徳島新聞での長坂職員の投稿記事(912日付けブログ)に加えて、地方5紙、福井新聞(820日付け)、秋田新聞(820日付け)、日本海新聞(823日付け)、神奈川新聞(824日付け)、そして高知新聞(831日付け)、での掲載記事をお忙しい中でお持ちいただきました。池内次長様、本当に有難うございます。最後に5社の記事を参考までに掲載しておきます。記事夫々のタイトルも少しずつ異なることがよくわかります。各社の関心の所在も異なっているのでしょうか。それだけ読み応えのある記事なのだと思いました。皆さんはどのように読んだでしょうか?                       MK


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2019年10月01日

手洗い&栄養フォローアップ講習

日本リザルツケニア事務所では、今週、ウエストランズサブカウンティにある8つの小学校で、手洗いと栄養改善に関する啓発活動を行っています。
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今回も栄養士のペリスさんがサポートして下さっています。まずは子どもたちが前回学んだことを覚えているかテストをしました。
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そして、子どもたちに実際にデモンストレーションをしてもらい、手洗い方法を再確認しました。
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子どもたちは指先の間などをしっかりと洗うことなどの大切さを覚えててくれました。
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続いて、前回計測した身長と体重の推移を子どもたちにフィードバックしていきます。
栄養指導を担当する先生にも立ち合ってもらいます。ほとんどの子どもたちが順調に成長をしていました。
しかし中には、ケニア保険省が定める標準身長と体重に満たない子どもたちもいました。こうした子どもたちは先生に情報を共有し、保護者に連絡を入れてもらうことにしています。
また、特に深刻な栄養不良の子どもには、ケニア保健省から無償でサプリメントが提供されます。こうしたサービスがあることを知らない教員と保護者もいるため、ペリスさんから先生に指導を行っていもらいました。
こうした取り組みがきっかけで、子どもたちがすくすく健康に勉強できる環境を整えていけるといいなと思います。
(かめ)
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伊藤雅治氏

一般社団法人平和と健康の会の初代理事長、伊藤雅治さんが9月1日に亡くなられ、9月5日のブログで紹介いたしましたが、9月27日の日本経済新聞にも記事が出ましたので紹介いたします。(か)

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9月5日のブログは以下から




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【追悼】ジャック・シラク元フランス大統領

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ジャック・シラク元フランス大統領が去る926日にご逝去され、昨日国葬が厳かに執り行われました。


シラク元大統領は、ご承知のように、国際連帯税の生みの親です。20051月世界経済フォーラム(ダボス会議)でその第一声を上げました。翌年には、国際連帯税を国際社会に広めようとして「国際連帯税に関するパリ国際会議」を主催し、世界から93か国の政府代表、18の国際機関代表、60NGO代表が参加しました。


この会議には、日本からも当時のNGOオルタモンドが招待され、私や上村雄彦先生も参加しました(日本政府はこの時はオブザーバー参加)。228日オープニングセレモニーがエリゼ宮(大統領府)で開催されました。冒頭シラク元大統領が演説され、貧困を根絶すべき国際社会のあり方を世界に向けて提示されました。


元大統領のもうひとつの功績は、米国のイラク戦争に断固ノンを突きつけたことです。(最後の)ドゴール主義者らしく自己の信じる正義に従順でありました。その後イラク戦争が米国の間違った証拠にもとづく無益な戦争であったことが証明されました。このことからも元大統領が慧眼の持ち主であったことが分かります。


シラク元大統領、どうぞ安らかにお眠りください。

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  パリ国際会議開会直前の緊張した雰囲気の会場 


(報告:田中徹二・グローバル連帯税フォーラム/日本リザルツ理事)


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2019年09月30日

グローバルフェスタJAPAN2019


今年も、9月28日、29日と恒例のグローバルフェスタJAPANがお台場公園で開催されました。令和になって第一回目のフェスタを祝うべく、当日は晴天に恵まれ、数多くの訪問者と多数の展示ブースで盛り上がり、盛況な一日となりました。


日本リザルツでは、代表の白須以下、スタッフに加えて、ご多忙の中、春日さんも加わってオール日本リザルツチームが一丸となって、ポリオ、結核、Gavi、ウンルワ、栄養等のアドボカシー活動をはじめとする日頃の活動の成果を、来場者一人一人に心を込めて伝えることができました。また、TICAD7はじめ各所で大好評だった令和記念金太郎飴がここでも大活躍でした。なお、筆者は企業ブースも訪問してアドボカシーを行いました。名だたる企業の皆様から熱心にご説明を受け、却って恐縮した次第です。以下に、スナップ写真を掲載いたします。最後に、カメラマンのMr Umekiと大活躍の金太郎飴の写真です。お疲れ様でした。                                     MK


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国際食糧研究所(IFPRI)サイドイベント報告ページのご紹介

このブログでもご紹介した国際食糧政策研究所(IFPRI)によるTICAD7サイドイベントにつきまして、
開催結果が公開されました。開催結果のページへはこちらをクリック (記事は英語です)

飢餓の問題も肥満増加の問題も比較的少ない国は世界に2つしかなく、その1つである日本に対する期待が述べられ、実際にアフリカにおいて日本の企業やNGO等が行っている取組みについて紹介があった他、日本の給食制度についての言及、太陽光発電パネルや冷蔵といった日本の先進技術を活用している現地のスタートアップ企業の紹介などがあったそうです。

記事の最後の部分では、GGG+フォーラムにおいてハーベスト・プラスの事務局長代行、ハワーズ・ブイ博士が登壇されたことも、写真付きで紹介してくださっています。
UME
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2019年09月28日

「オリンピック・パラリンピックに関する打合せ」の開催

9月27日午後345分から、「栄養関する特別講座」に引き続いて、「オリンピック・パラリンピックに関する打合せ」を行いました。前半の栄養会議の参加メンバーが、こちらにも参加して、オリパラを契機とした栄養問題について皆で考えました。

会合は、冒頭、ゲイツ財団の東京事務所の面々がこれまで検討している構想を披露して下さいました。それに続いて、参加者がそれぞれの活動を発表したり、コメントを述べたりし、非常に闊達な意見交換の場となりました。

食品企業からも3社、栄養改善事業推進プラットフォームも参加するなど、オリパラを活用して如何に栄養の問題を考えるのかを検討するいい機会になったように思われました。

さらに、オリパラの協賛企業になっている企業からの情報共有もあり、まだこれから準備を進めようと考えている企業にとってもいい刺激になったのではないかと思います。

会合の終わりころには、堅い話から一転、A社の「勝ちメシ」の話題で盛り上がりました。楽しい話になってきて本当に良かったです。

「食」とは楽しいものだということを再認識しました。日本リザルツ、あるいは今日のメンバーの皆さんで、ゲイツ財団東京事務所の取組みを応援するような形に持っていけるといいですね。最後はそのような雰囲気が出てきてよかったです。これもA社のお蔭です。オリパラは、トップアスリートの大会ですが、一般のスポーツマンも栄養という課題は重要です。筆者もsenior rowerです。栄養、スポーツ、健康、この3本柱で頑張っていきましょう!                             MK


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「栄養に関する特別講座」の開催

本日、927日(金)午後2時から1時間半程度、「栄養に関する特別講座」行いました。 

演題は、日頃よりご指導を頂いている厚生労働省の清野栄養指導室長による講話「栄養政策の動向について」です。

参加者は、食品関連企業、食品産業団体、栄養関連NGO、国連組織(WFP)など栄養に係わる面々です。

はじめに、清野室長から日本の栄養政策の動向について、非常に分かり易いレクチャーをいただきました。

それをベースに、各参加者の抱える課題や栄養に関する疑問を共有し、室長からその都度、丁寧なフィードバックをいただきました。参加者の皆さんは、課題の要因と解決に向けた方向性について、ヒントを得られたのではないかと思いました。

私は、この会合の参加者の招請に携わりましたが、こうしたマルチセクターの専門家が一堂に介して、政府との忌憚のない意見交換を行うことが、課題と問題解決の認識共有を深めることに非常に有益であると感じました。栄養サミットが近づく中、非政府組織として共有する認識を政府に率直にぶつけることが、栄養サミットで成果を出すきっかけになると思います。

今回の会合は25名程度の少人数の会合でしたが、参加して欲しかった企業、団体がまだまだあります。今回に限らず、その他のメンバーも交えた会合が開催できればと思いました。

「プラットフォーム」と言った形式にとらわれることなく、まずは地道にマルチセクターメンバーの「意見交換の場」を提供し続けていくことが有効かと思いました。

最後にスナップ写真を掲載します。  MK


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